病気療養による退職届の書き方
-
文章の書き方
文章を書かなければならない場面というのは案外多いものです。報告の場かもしれませんし、主張の場かもしれませんし、ともすると誰かに手紙を書く場合、というのもあるかもしれません。...
-
年賀状の書き方とマナー
年賀状は日頃お世話になっている人や、ご無沙汰にしている人などに新年の挨拶として送るものです。最近では印刷やデジタル(メール)での年賀状が増えていますが、基本的なルールは手書きのもの...
-
契約書の書き方~改行~
契約書は、契約の内容を誰が見ても誤解することなく明示的に示すことが必要です。その為、誤解されるような書き方を行うことは後々のトラブルの元になります。その為、文章の内容のみで...
-
ペット葬儀の香典袋の書き方
1.香典袋の書き方 2.香典袋の注意点 3.物をお供えする場合 4.ペット葬儀のこれから 香典袋の書き方...
-
式辞の巻紙の書き方
式辞を巻紙で書く書き方についてここではみていきますが、そもそも式辞とはなんなのか、どのようにして書くのかなど式辞についての基礎知識をいれた上で巻紙の書き方について見てみまし...
-
建設業の実務経験証明書の書き方
1.建設業の実務経験証明書が必要となる場合 2.実務経験証明書に添付する証明書類 3.実務経験証明書の書き方 ...
-
お見舞い状の例文とマナーと書き方
ビジネス上の付き合いがある相手の怪我や病気の事を知ったときには、お見舞いに出向いたり、お見舞い状を出す必要があります。どれくらい付き合いが親しいのかということにもよりますが、日頃か...
-
お祝いののしの書き方
お祝い事に際して贈り物をする時は、箱に「のし」を掛けて仕上げます。友人や親族にお祝い事があった時、贈り物をする際に欠かせないものです。贈り物を受け取った方が最初に目にする部...
-
手紙の書き方:文書を送ってもらう依頼の手紙
大学生の就職活動は、一時に比べてだんだんとエスカレートしているというニュースなどもよく耳にするようになっており、大学4年生の時から就職活動を始めるのは、ちょっと遅れていると...
-
退職届けの書き方
退職届を書く場合はまず退職願との違いを把握しておく必要があります。退職願とはこれから退職する意思があることを示す場合で会社の上司などが引き止めて納得した場合は取り消すことが...
仕事をしていると、どうしても体調を崩してしまい、無理をすることもできないので退職することになってしまった、ということもあります。そのようなときには、きちんと病気のことや退職理由を上司などに伝えておくことが大切です。そのときは、しっかりと退職届けを書くようにしておかなければいけないので、知識として知っておくというのはとてもいいことだといえます。
手紙と届けの違いを知っておく
手紙を書いて送る、というのと、退職するために書かなければいけない届けというのは違います。きちんと形式に則って書くことが大切です。いくつか例文を読んでみて、それに倣って書き方を変えてみる、というのもいいです。たとえば、病気療養による退職通知を書く場合は、手紙を別に送る場合と、一緒に書いてしまう場合があります。
違いをしっかりと出したい人は別々に、どうしても都合が悪くて時間がない、という場合などは届けと一緒に書いてしまう、というのもいいということです。しっかりと退職届け、という言葉を書いて、それと同時に感謝の気持ちなどを伝えておくようにするといいです。
届けの書き方と例文
本人、家族の病気などで仕方なく療養や看護、もしくは介護のために退職ときやその他家庭の事情による自己退職することになったときにはできるだけ早く届けをだす必要があります。そのうえで、在職中にお世話になった方などにこれまでのお付き合いの御礼と今後の報告を兼ねて挨拶通知を出すようにしておきます。
たとえば、拝啓、新緑の候、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。さて、私ことこのたび退職し、故郷にて病気療養に専念することと相なりました、という辞めることになった理由を考えて書いておくようにします。それから、お礼の手紙になる部分を書くのですが、在職中は公私にわたり、ひとかたならぬご厚情を賜り、心より御礼申し上げます。
回復の折には改めてご連絡申し上げますので、今後とも変わらぬお付き合いの程、宜しくお願い申し上げます。略式ながら書中をもちましてご挨拶を申し上げます、という風に書いておけば、一枚の中に届けと感謝の気持ちの手紙が書けるのです。きちんと敬語、尊敬語などを間違えないように気をつけながら書くようにします。参考になりそうな文章をいくつかピックアップしておくと便利です。
自分の気持ちをしっかりと書きたいときは、親しい人や上司などの個人宛てに書いて送るというのもありですが、届けと一緒に書いておく、という人も多いということです。介護や看護のための通知でも、内容を少し変えるだけになるのですが、お聞き及びと存じますが、私儀、このたび勤めさせていただきました会社を退職し、老齢の両親の介護のため実家へ移転することと相なりました、という感じで書くといいです。
何年勤めさせていただいた、ということと、辞める理由もきちんと書いておくようにします。簡単ですが、少し文章を変えるだけで違うものになってしまうので、下書きをしてから書くようにしてもいいかもしれないです。
届けにもきちんと頭語と結語を使い分ける
先にも書いたように、文章のはじめに、拝啓、という頭語を書いています。この頭語は結語という文章の終わりに書く言葉と大体セットになっているものなので、頭語と結語をつける文章が多いことを考えて、いくつか使い分けることができるように覚えておくと便利です。
拝啓には敬具、拝呈には拝具、謹啓なら敬白、謹呈は謹言、という風に覚えておくようにします。男女に関係なく使用できるものが多いのですが、女性のみが使用できるものもあるので、気をつけるようにしておきます。時候の挨拶や結びの挨拶なども使う文章も多いのですが、届けのときにはそこまで長く書くことはないので、参考にした文章などをお手本にして書くようにするといいです。
病気のことなどを詳しく書く必要はないのですが、もし訊かれるようなことがあれば、一身上の都合により、という風に書いておけばいいです。個人的に伝えたいときには、その方に直接お話をするようにして、届けには書かないようにしておくことです。また、最近では驚くことに辞める意思をメールだけで済まそうとする人もいるといいます。
このようなことは絶対にしないように、必ず辞めることになったらきちんとした文章と形式をとったものを書くようにしておくことが大切です。辞める時期にもよりますが、きちんとしたものを書いておく、というのは社会人として勤めでもあります。
メールで送るだけ、というものや、きちんとした形式のものを書いていないものは受け取ってもらえない場合もあるといいます。お世話になった人への感謝の気持ちと働いていた会社への気持ちをしっかりと書いておくようにすると、読んでいる人にもきちんとその気持ちが伝わります。難しいことばかりではないので、参考になる文章を見て書くようにするといいです。
退職に関する書類の書き方は下記の記事も参考になります♪
タイトル:パワハラによる退職届の書き方