三つの文章構造について
-
返金受領書の書き方
返金受領書の書き方についてですが、例文を用いながらここでは見ていきましょう。そもそも返金受領書はなんなのか、必要性やどのような内容が必要なのかなどもここでは見ていきます。返...
-
大学宛先の書き方
大学に手紙を送るときなど宛先について困ることがあるでしょうが、これには個人に出すのかそれとも研究室などの部署に出すのかで書き方に違いが出てきます。 ...
-
カンボジアのビザの申請書の書き方
日本国籍の人が訪問するのにビザが必要のない国がとても多い中、カンボジアは日本人が訪れるためにはビザを必要とする国の一つとなっています。観光・商用どちらの場合においても、滞在...
-
お見舞い状の例文とマナーと書き方
ビジネス上の付き合いがある相手の怪我や病気の事を知ったときには、お見舞いに出向いたり、お見舞い状を出す必要があります。どれくらい付き合いが親しいのかということにもよりますが、日頃か...
-
「お喜び・お慶び」の違いと使い分け方と書き方
挨拶状やお中元などのお礼状など、手紙を書くとき、または人に見てもらうための文書を作成するときなど、文頭で時候の挨拶の後で相手様の様子を確認するための文章を書きます。 &nbs...
-
「ひとかたならぬ」の意味と例文と書き方
最近は、パソコンや携帯電話、スマートフォンなどの普及で、メールが主流となり、手紙を書く機会がめっきり減ってしまっているといわれています。 その為、字を書く...
-
源泉所得税の誤納額還付請求書の書き方
サラリーマンなどの給与所得者は、毎月の給与の支払い時に所得税を源泉徴収されますが、この源泉徴収される所得税のことを源泉所得税と呼ぶことがあります。 ...
-
障害者ケース記録の書き方
障害者の方の1日の様子について、介護士などの担当者がつけるのがケース記録です。基本的には施設によって書き方が決まっていますが、ここでは一般的なルールや適切な記載の仕方につい...
-
土地賃貸借契約書の特約の書き方
自分が所有している土地を誰かに貸す時は契約書を作成して契約を交わす必要があります。この契約書は土地賃貸借契約書と呼ばれるもので、一般的な不動産賃貸借契約書とは少し様式が違っ...
-
法定調書の書き方
法定調書とは、所得税法・相続税法などに基づいて税務署が適正な課税を確保することを目的に、提出を義務付けている書類をいい、全部で40種類以上あります。そのうち多くの人が提出す...

文章の書き方について書いていきます。文章をわかりやすいものにするためには、文章構造の工夫がどうしても必要になります。文章構造を考えずに書いた場合、文意がどうしても支離滅裂になってしまい、読み手は理解に苦しむことになります。
もちろん、文章を読む人が、書き手の非常に身近な人たちで、お互いのことが以心伝心で通じ合う仲であれば、話は別です。チャットやメールなどのように、親しいひとたちの間で交わされるコミュニケーションの場合は、そこまで文章にこだわらなくても意味が通じ合います。
しかし、会社で上司やお客様に提出する文書
手紙、メールはそうはいきません。しっかりと理路整然とした文章構造を持って、誰にでもわかる文章を書かなければいけません。
それでは、客観的に見ても、わかりやすい文章構造とはどのようなものか、それは次のとおりです。すなわち、筆者の主張がまず書かれていて、それが順次、具体化・詳細化されていくような文章スタイルです。「うちの家族はみんなほっぺたが赤い」と主張したとします。
次は具体化です。「私の母もほっぺたが赤いです。また、父もほっぺたが赤いです。兄弟も私も同様に赤いです」と家族の中身を具体的に書いていくのです。
このように、まず最初に抽象的な結論から書いて
それを次々に具体的に書いていくことで、読み手はすんなりと頭に入ってくるのです。これが非常にわかりやすい文章構造です。書き手はそうした書き方をすることが肝要です。
それでは、それとは反対に、わかりにくい文章構造とはどのようなものなのか、それは次のとおりです。書き手の主張が最後にくるパターンの文章構造です。このような文章構造の場合、読み手は、この文章の論がどのような方向性を持っているのか全くつかめないまま読み進める必要があります。
そうなると、書き手は何を言いたいのか
読み手にはいつまでたってもわからないままです。そうして、読みすすめて最後に、納得するのです。これだと、最後になってはじめて書き手の主張や意見がわかるので、非常にわかりにくい文章構造です。
この現象は、実は会話においてもしばしば見受けられる現象です。まず自分の意見や結論から言わずに、その前の段階の話を延々と話される人が、若い世代を中心に、非常に多い傾向があります。
会社においても、中間層や上層部の人間が「結論からいいなさい」と言うのは、ある種お決まりの光景になっています。文章においても会話においても、相手にわかりやすく伝えるには、まず何よりも結論から伝えることです。
まず話の方向性を決めてから、そこから、説明をもっと掘り下げて書いたり、付随状況や因果関係などの説明を補足的に追加することが大切なのです。このような文章構造を意識することで、わかりやすさは格段に上がることでしょう。