「ご高覧」の意味と例文と書き方
-
企業の手紙の書き方:最初
企業から手紙を書く際には、会社のイメージというものをよくも悪くもしてしまうことにつながるため、色々なところで注意をしなければならないものです。 ...
-
「ご高配」の意味と例文と書き方
ビジネス文書や目上の人に対する手紙などでよくつかわれる文言の中には、意味が似通っている言葉が複数みられることもあります。このような場合には、それぞれの単語の詳しい違いなどについて熟...
-
結婚式場の請求書の書き方
結婚式場で式を挙げたカップルには後日請求書が送られてくるはずです。もちろん式を挙げる前の打ち合わせの段階で金額は分かっていますが、追加で発生した料金があればプラスして請求さ...
-
ビジネスアポイントに関する手紙の書き方
取引先や顧客など、ビジネスにおいて人に会う約束を取り付けることをアポイントメントを取ると言いますが、初めは手紙やメールなどの書面で伝えるのが一般的です。また初めて連絡する方...
-
源泉徴収簿の書き方源泉徴収簿の書き方
源泉徴収簿とは源泉徴収票を作成するために必要となるリストのようなものです。会社など給料を支払う源泉徴収の義務者は、毎月支払う給料に対する所得税の源泉徴収、年末調整などといっ...
-
文章の書き方を考察する
一言で言いましても、文章の書き方というものは、様々なものがあるわけです。それは手紙の書き方から、作文、小論文、小説に至るまで、実に多数の分野に広がっています。 ...
-
議事録の書き方
会社の会議や商談で議事録をお願いされたとき、何をどう記していいか迷ったことはありませんか?議事録というのは後から会議・商談で何が話し合われたか一目で確認できることはもちろん...
-
字を書かなくなったことで生じた弊害
パソコンや携帯電話のメールが普及している現代では、人は以前に比べて書く作業をしなくなりました。書く作業は手間となりますから便利な世の中になったと言えるのですが、書く習慣がなくなった...
-
海外研修・レポートの書き方
海外研修へ行ったら、学校や会社等からレポートの提出を求められます。学校、会社が、海外旅行を行った目的を理解した上で、取り組めていたのかどうか、それが分かる内容にすれば問題は...
-
宛名の書き方
1.ビジネスでのはがき、封書の宛名 2.個人宛の宛名の書き方 3.特定の職業の個人に宛てる場合 4.組織や企業などの団体に宛てる場合 ...

ビジネス文書や普段あまり会うことのない目上の人に手紙を送るときなど、言葉遣いで迷う人は少なくありません。普段使い慣れていない単語はきちんと意味を理解して、文章の中でどのような使い方をするのかということをきちんと把握しておかなければ、かえって使い方を誤って悪目立ちしてしまう可能性があります。
聞いたことがある言葉だからといって安易に使用したりせず、本来の意味を辞書などで確認したり、例文をいくつか見て、どういったところでどのように使うのかを身に着けておきましょう。
これを積み重ねていくことで、急いで文章を作成しなければならないような時でも、正しい日本語や敬語、定型文を使って印象の良い文書を作成することができるようになります。
敬語としてよく
ビジネス文書や手紙などで目にする単語の一つに、「ご高覧」があります。敬語であることはだれでもわかりますg、使い方や具体的な意味などがこれを見ただけでわかる人というのはそれほど多くありません。
この言葉は、相手を敬っているときに使う言葉で、「見る」の敬語表現です。見てくださいという意味の言葉を丁寧に言うときに、「ご覧ください」ということはありますが、こちらの言葉はご覧くださいよりもさらに段階が高くなっており、顔の見えない相手に文書で尊敬の気持ちを伝えるのに適している言葉であるといえます。
使用するシチュエーションも非常に多く
ビジネス文書や目上の人に対する手紙など、様々なシーンで使うことができます。一方、この言葉を使った場合には、ビジネス文書の中でもかなり丁寧な言い回しですので、普段から親しくしている人に記す手紙やメールなどで使うと、逆に違和感があったり回りくどく感じられることがあります。
普段から親しい人に対しては、敬語を使うとしても「見てください」や「ご覧ください」という言い方の方がすんなりと意味が通じやすくなりますので、使うところには多少注意しましょう。
ご高覧という言葉は
文章で使うときには「ご高覧ください」や「ご高覧いただきたく」など、丁寧な表現で使用します。また、定型句として「ご高覧に供する」という言い方もありますが、これもご覧いただく、つまり見てもらうという言い方を丁寧に言っている言葉です。
この言葉は、「ご査収」などのように受け取ったものを調べたり確認するという作業を示しているのではなく、特に何の意識もなく目を通すことを指していますので、パンフレットや写真集、商品のサンプルなど相手に贈り物をした時などによくつかわれます。
逆に、送ったものに対して何らかの意見や要望、問い合わせなどを期待している場合には、その旨も別途文書に記載しておいた方がよいでしょう。また、この言葉はいろいろな使い方がありますので、日本語としておかしくないように例文も一つだけではなく複数確認しておくことをおすすめします。
一般的な使い方としては
「パンフレットを同封いたしました。ぜひご高覧くださいませ」や「勝手ながら、写真を同封いたしました。ご高覧いただければ幸いに存じます」、「詳細につきましては、同封の資料をご高覧いただきたく存じます」、「今回ご高覧に供します商品は、当社の新商品でございます」などの言い方になります。
見ることを強制するわけではなく、どちらかというとこちらから依頼して目にしてもらう場合などに使用することが多いため、文章を見ても全体的に非常に丁寧な言い回しになっていることがわかるでしょう。
取引の具体的な相談などをする場合では、添付した資料などの説明時に使うことがありますが、一般的にはサンプルや企画案など、相手が特に希望していないものをこちらから届けて、まずは目にして興味を持ってほしいという気持ちが現れる言葉となっています。
ビジネスにおいてはサンプルや資料などを送るときにこういった言葉を使いますが、日常の目上の人に対する個人同士のやり取りでどのような時に使うかというと、近況報告のために写真を送ったり、自分や家族が出演する発表会や演奏会のパンフレットを送ったり、自作の書籍などを送った時など、シーンとしてはいろいろなものがあります。
もし相手からの意見などが欲しい場合には
この言葉にはそこまでの期待は含まれてませんので、「お忙しい中恐縮ですが、差支えなければご意見やご感想などをいただけますと喜びます」のように、控えめに希望を付け加えておくとよいでしょう。
また、これを受けて相手から連絡や意見、感想などが届いた場合には、その手間をかけてくれたことに対して感謝の言葉を述べることも忘れないようにすることで、相手との礼を尽くしたやり取りもスムーズに進めるようになります。
このように、「ご高覧」という言葉を一つとってみても、使い方やシチュエーション、その後のやり取りなど様々な知識が必要になることがわかります。勘違いした記憶をしないよう気を付けましょう。
他の意味と例文の情報を知りたい方は、こちらもご覧ください。
タイトル:「次第です」の意味と例文と書き方
タイトル:「差し出がましい」の意味と例文と書き方