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大学では、顕著に業績があり、大学に多大な貢献をした教授および准教授に対しては、特別に退任記念誌を作成することがあります。この退任記念誌には様々な種類がありますが、大学病院の病院教授が対象である「病院教授退任記念誌」もその中の一つです。
病院教授退任記念誌とは
そもそも「病院教授」とはどのようなものなのかというと、呼称に教授という名称が用いられているものの、実際には医学部教授としての待遇を受けているわけではなく、教授、准教授、講師、助教の4つの大学教員の職位の中では准教授に相当する待遇を受けている職員です。
多くの大学では規則により教授の人数に制限を設けており、ある准教授が教授の職位を与えるに相応しい実績があっても、教授の人数が定員に達していれば教授の職位を与えることができません。このような准教授に対する処遇として考えだされているものの一つが病院教授の称号です。病院教授の称号が与えられている准教授は、
教授の職位を与えるに相応しい業績が多数ある者が多く、中には長年にわたって大学に勤務し、多くの貢献をした者もいます。このような准教授が定年に達したことなどが理由となって退職することになった場合に、その大学で制作するのが病院教授退任記念誌です。
病院教授退任記念誌の書き方は大学の規則で定められているわけではないので、自由な形でつくることができます。通常は、退任記念事業会などといった退任に先立ってつくられる組織が退任記念誌の制作も担当します。既に学内で制作されたものや、他の大学の医学部で制作されたものの書き方を参考にして、退任記念誌を制作していきましょう。
病院教授退任記念誌の掲載内容
病院教授退任記念誌を制作するにあたり、まず決める必要があるのは記念誌の掲載内容です。掲載内容については、病院教授本人からのメッセージ、プロフィール、研究業績、関係者からの寄稿、思い出の写真などといった一般的な内容を軸に、退任する病院教授からの要望を取り入れながら決めていくと良いです。
なお、制作予算が決まっている場合は、この時に制作部数や冊子のサイズ、ページ数、カラー印刷にするページ数なども決定する必要があります。掲載内容が決まったら、その内容をもとにスケジュールを決めていきます。退任記念誌は退任記念祝賀会を行う時期までに完成させなければならないので、そこから逆算して、
余裕をもたせてスケジュールを組むようにします。特に注意してスケジュールを組まなければならないのは、原稿集めの作業です。退任記念誌ではたくさんの関係者に寄稿を依頼しなければならず、その中には学外関係者も多数含まれています。寄稿の依頼を受けた人は、提出期限までに寄稿文を作成して記念誌の制作者へ提出しますが、
皆それぞれ抱えている仕事の合間を縫って寄稿文を作成することになるため、思うように寄稿文を集められないことがあります。また、提出を受けた寄稿文についても、タイトルや所属、氏名などの記載が無かったり、寄稿の依頼時にお願いしたことが行われていないこともあり、
その場合は再提出を求めなければなりません。原稿集めの作業は、スケジュールの全体の中では特に長めに確保する必要があるでしょう。
寄稿文の回収後は印刷会社と
関係者から病院教授退任記念誌の寄稿文を集め終えた後は、病院教授の退任を記念してつくられるものである性格上、印刷会社に製本を依頼する場合が殆どです。全ての寄稿者から原稿を受け取った記念誌の制作者は、寄稿文の整理を行った後に印刷会社に原稿を預けます。印刷会社は預かった原稿を使用して組版を行い、
完成させたものを制作者側に提示します。制作者は印刷会社から提示されたものを見て校正を行い、その結果を印刷会社に送り返します。このやり取りを何度か続けて、制作者側が納得するような構成になったら校了となり、印刷会社は製本・印刷を行って病院教授退任記念誌の冊子を完成させ、制作者側に納品します。
印刷会社に原稿を預けてから冊子が完成するまでは、製本の方法にもよるものの、4週間程度はかかります。記念誌納品までの一般的な流れは上記の通りですが、中には制作者側で校正作業を全て行って原稿を完全に仕上げて、印刷会社には印刷と製本のみを依頼するケースもあります。この方法をとると、
印刷会社に対して支払う料金は校正料などが含まれない分だけ安くなり、記念誌の制作予算を他の部分にかけることができるようになります。また、原稿を預けてから冊子の完成までにかかる期間を短縮できるため、原稿作成のために長めに時間をとることができるようにもなります。
完成した病院教授退任記念誌は主に、退任する病院教授本人、寄稿文を提供してくれた関係者、退任記念祝賀会の出席者に配布することになります。不特定多数の人に記念誌が読まれることを考慮して、印刷会社には多めに製本を依頼すると良いでしょう。
病院教授退任記念誌の寄稿文
病院教授退任記念誌への寄稿を依頼された人にとって、その寄稿文の書き方は悩みどころです。寄稿文は1人あたりの掲載スペースが決まっており、基本的に書き方は自由であるからです。ただし、寄稿文を書く際にはポイントとなることはいくつかあります。寄稿文の内容は退任する病院教授に伝わるようなものにするのが大原則ですが、
この原則さえ守られていれば基本的にはどのような内容を寄稿しても良いです。ただし、制作者が寄稿依頼時に記入方法を指定してきた場合は、それに沿った形にしなければなりません。また、退任を記念して作られるものである以上、ネガティブな表現を用いるのは極力避けて構成する必要があります。
例えば、退任する病院教授との思い出や、自分自身の近況報告は、退任記念誌の寄稿文の中でよく登場する事柄です。もし、寄稿文の構成がなかなか固まらないのであれば、これらの事柄を軸に文章を考えていくと、良い寄稿文を仕上げることができるでしょう。中には、自作の詩を載せたものや、
自身と退任する病院教授との関係を四字熟語のみで表現したもの、自作の絵を載せたものなど、あえて文章で綴らずに寄稿している人もいます。指定された書式がない場合は、このような構成も病院教授の退任という慶事に相応しいものであれば許されます。しかし、
あまりにも凝った内容にすると、校正作業にたくさんの時間をかけなければならなくなり、場合によっては原稿の受け取りを拒否されて、内容の変更を求められることがあるので注意しましょう。