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要望書とは、ある団体に対して「こうして欲しい」という思いを伝えるときに出す文書のことをいいます。今回は、その要望書の書き方をご紹介します。
どんな時に出すのか
要望書はどんなところにどんな場面で出すのでしょうか。実際の例をあげながらみてみましょう。会社に出す場合は、「期間雇用社員の待遇改善について」や「人員増員について」などがあります。市役所に出す場合は、「市道の整備促進について」や「助成金の継続の要望書」などとして出すときがあります。
また、学校に出す場合の例としては、「いじめ問題解決について」「クーラー設置について」などがあります。市役所によってはホームページに要望書のテンプレートを載せている場合もあるので、書き始める前に一度確認しておきましょう。テンプレートがあればそれにしたがって書きます。
書いて出したからと言って、必ずしも相手から返事が返ってくるものではありません。しかし、場合によっては議会や会議で検討され、回答書、見積書といった形で返答があったり、要望が聞き入れられたりすぐ可能性もがあります。周りの環境をよりよくしてくために、同志を募って要望書を出してみるのもいいでしょう。
要望書の書き方とポイント
先に述べたようにホームページなどでテンプレートを載せている場合もありますが、基本的には決まった書式はありません。ただ、やはり入れておくべき要素というものがありますので、これからそれをご紹介していきます。
主な要素は7つあります。一つずつポイントと共に見ていきましょう。
1つ目に必要なのはまず宛名です。宛名には、団体名とその代表者、あるいは責任者の肩書きと名前を記載します。宛名には「殿」を使いましょう。例えば小学校に出す場合は「○市立△小学校校長 ××××校長殿」という風に書きます。
2つ目はタイトルです。
タイトルは一目見たときに何についての要望書なのか、なにを求めて文章を書いているのかを一目でわかるようにします。簡潔な一文にまとめましょう。例えば、「いじめ問題解決に向けての要望書」などです。一目でいじめ問題に関する要望書なのだとわかります。
3つ目は要望の主旨、理由です。
何故その要望書を出すに至ったのか、簡単な経緯と趣旨を書いておくとわかりやすいでしょう。資料を添付する場合にはここで資料添付の旨を書き、そのタイトルも載せておきます。本文の一文目としては、タイトルの内容について触れるといいでしょう。
例えば「私どもの長男 山田太郎(2年2組)へのいじめを早急に解決していただきたく、下記のように要望します」などと書きます。この内容で趣旨を書くならば、以下のような例文になります。
「長男太郎は、毎日のように学校のクラスメートからいじめを受けています。そのストレスが原因で、弟たちに必要以上にきつく当たったり、母親に暴言を吐いたり、勉強が手につかないなど、大変憂鬱な毎日を過ごしています。それでもがんばって学校に通っています。学校が好きだからです。しかし、いじめは次第にエスカレートしてきており、このままでは不登校になるのは時間の問題です。」
現在の状況と、その原因、またこれを放置したらどうなるのかまでわかりやすく具体的に書きましょう。
4つ目は、要望の内容です。一番肝心になるところですね。要望はできるだけわかりやすく簡潔に書きましょう。箇条書きにすると要点がはっきりして、また見やすくなります。長い文でつらつら書いてしまうと、結局何が言いたいのかわからなくなってしまいます。書き手側もそうですし、読み手側もそうです。伝えたいことをあらかじめ整理から書き始めましょう。
要望の内容に関して先ほどから例にあげているいじめで例文をあげるなら、以下のようになります。
1)早急にいじめをやめさせること
加害児童への厳重注意〈人の心身を傷つけることは悪であることを徹底指導する)【即日】
加害児童と保護者からの謝罪【三日以内】
2)1の対策状況と再発防止策の文書提示(報復防止含む)【五日以内】
1、2と箇条書きすることでわかりやすくしています。また、要望の内容もはっきりしていて簡潔です。即日、三日以内などと期間を設けることで具体的になっています。
内容が書けたら5つ目。氏名と捺印が必要です。要望書には要望を提出する人全員の名前と捺印を押して提出しましょう。人数が多ければ多いほど、「こんなにも望んでいる人が多いんだ」ということを伝えられるので、説得力が生まれます。要望を聞いてほしくて出すのが要望書なので、説得力は大切です。ただし、団体の総意として提出する場合には代表者だけでもかまいません。複数団体で出すのであれば、各団体の代表者の名前を記入しましょう。
6つ目は日付です。書いた日ではなく、要望書を提出する日の日付を書きます。
7つ目は連絡先です。連絡先は返答の受取先を書きます。もし会社内で出す場合などは、連絡先ではなく所属がわかるようにしておきましょう。基本的な書き方は以上になります。
どんな要望書が出されているのか
生活しているうえで、要望書というもの見る機会はあまりないかもしれません。しかし、意外と身近なところで日常的に出されています。SNSなどに記事が載っているので、今回はtwitterで紹介されたその具体例をご紹介していきます。
私たちと身近なところでは、学校に冷水器を設置するよう要望書を書いて、実際に聞き入れられ、三フロアに設置されたという実例があります。またある人は、市内小学校の放課後児童クラブへ入室が待機になっていた保護者の人たちのために保護者懇談会を開き、その要望をまとめて要望書として提出する、と言っています。
待機児童についてはほかにも待機児童解消の署名1552通と要望書を提出したという記事がありました。実際に1552通の署名と聞くと、説得力があります。
団体が要望書を提出する例としては晩婚化と少子化が進む中出産適齢期など妊娠や出産に関する医学的な知識を学校の教科書にもっと盛り込んでほしいという内容を日本産婦人学会など9つの団体が有村少子化担当大事に要望書を手渡ししたという記事もありました。このようにさまざまな場面で要望書が出されているのです。
要望書の書き方など色々な書き方は下記の記事も凄く参考になります♪
タイトル:市に提出する要望書の書き方
タイトル:見積書の支払条件の書き方