CN22の書き方

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  1. 1.海外発送について
  2. 2.CN22を使用するケース
  3. 3.CN22の書き方
  4. 4.記入する言語
  5. 5.価格と総重量の記入
  6. 6.署名と日付の記入
  7. 7.CN22用紙の入手方法
  8. 8.CN22のまとめ

 


海外発送について

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日本から海外に何かを送る場合に必ず必要になる書類と言うものがあります。手紙や文書の場合は不要ですが、本やその他の物品では日本国内における宅配便の送り状の他に書類が必要になるのです。一般的に海外に荷物を送る場合は日本郵便のサービスを選ぶことが多いでしょう。

 

重さ2キロ以内で定型規格以内の大きさのものであれば小型包装物という発送法で送ることができます。この小型包装物は安価な船便、高価な航空便、SALと呼ばれるエコノミー航空便などがありますが、確実性と速さではEMSと呼ばれる国際スピード郵便が便利で多く使われています。

 

EMSも小物包装物も送付先の住所と自分の住所を書いて終わりではなく荷物の内容を記載する書類を添付しなければなりません。相手国の税関に品物の内容を申告するための書類です。

 

一般的にはインボイスという申告書はほとんどの国で必要になるのですが、最近では多くの国で別に税関通知書としてCN22、もしくはCN23という書類を必要とします。今回は一般的により書くことが多いと思われるCN22の書き方を紹介します。

 


CN22を使用するケース

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税関通知書にはCN22とCN23の二種類があり、それぞれ送付する品物の価格によって使い分けます。価格はSDRという国際貨幣単位に換算して判断されます。SDRとは国際通貨基金で定められた金(ゴールド)を基準とした貨幣単位でドルや円相場のように頻繁に変動するものではありません。

 

5年ごとに見直されるもので2015年までは1単位で日本円12.1円となっていますので、この金額を基準とします。そして品物の価格が300SDR以上の時はCN23を、未満の時はCN22を使用する事になっています。つまり日本円で約50,000円以内の場合にCN22を使用するということです。

 

この金額はおおよその価値という意味で、貰い物だから0円、中古だから半額という勝手な判断ではなく一般的な市場価格を目安とします。申告よりも内容物があきらかに高額であった場合は税関を通過するわけですから、中を検査される可能性もあるので過少申告は厳禁です。

 


CN22の書き方

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CN22の用紙は通常は日本郵政が発行しているものを使用します。各欄は英語表記になっていますが、それぞれ日本語表記も併用されていますので、わかり易いはずです。始めに中身のジャンルをチェックする項目があります。贈物、商品見本、書類、その他、の4項目の中で当てはまる項目にチェックを入れます。

 

家族や知人に送る生活用品や食料品等は贈物でかまいません。機械部品や業務用品等、よほど変わった物以外は贈物というチェックで問題ありません。次に「内容品の数量及び明細」欄を記入します。この時、内容物を具体的に書かなければなりません。

 

例えば家族に日本でいつも使用している咳止め薬を送る場合に単に「MEDICINE」と大雑把に記入してはいけません。「COUGH MEDICINE」のように具体的にどんな薬であるか記入する必要があります。食品も同様です。

 

単に食品と記入するのではなく、ソーセージなのか海苔なのか、インスタントラーメンなのか、それぞれ対応する語句がありますので、それに従って詳しく記入します。食品、医薬品、衣類、日用品、その他、それぞれの英語訳例は日本郵便のホームページに載っていますので参考にすると確実です。

 

違う種類の物がいくつも入っている場合は全てについて詳細を書く必要があります。例えば、玩具と食品が入った荷物の場合、単にTOYSという記入では返送される場合があります。玩具と食品の詳細をきちんと書かなければなりません。数量に関してはTwo cough medicine 等と記入すればよいですが、品数が多い場合、cough medicine×2を並記するような形式でも構いません。

 


記入する言語

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CN22では記入する言語は先方で使われている言語、又は英語かフランス語という決まりになっていますが、基本的には英語で統一して問題ないはずです。ただし、住所だけは英語読みをすると現地の配達担当が間違えるか可能性もあるので入手した現地住所を、その言語でそのまま記入した方が賢明です。

 


価格と総重量の記入

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「内容品の数量及び明細」欄の下に「HSコードおよび原産国名」を記入する欄がありますが、これは商用つまりビジネス用のサンプル品の場合に必要なものですから一般のギフトを選んだ場合には必要がありません。

 

重量の欄には、それぞれの品物の隣に並べるようにして価格を記入します。単位はUSドル、オーストラリアドル、ユーロなど相手国によって違いますが、USドルにしておけば無難です。この際には、その当日時点とまでは言いませんが通貨相場を調べて換算した金額にします。

 

金額は必ずしも自分が入手した金額とは限らず最終的には自分で決定して記入するものですが、あまり高額にすると余計に関税が発生してしまう可能性もあるので常識的な範囲にした方が確実です。各品物の合計金額を下の合計欄に記入します。

 

重量はKg単位で記入するのが一般的です。例えば600gなら0.6kgと記入します。重量は適当ではなくデジタルのキッチンスケール等で測って書くのが望ましいでしょう。関税での測定と申告重量の差が大きい場合は荷物が開封される危険性があります。価格と同様に品物ごとに重量を記載して、下の欄に合計の重量を記入します。

 


署名と日付の記入

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一番下の欄に、署名と日付を記入します。署名は基本的に英語です。日本人の場合、一般的な「名、姓」といった書き方にします。日付は海外では順番の認識が違いますので注意が必要です。日本では2015年8月12日を2015/8/12といった書き方をしますが、アメリカ式では8/12/2015と月が始めに来ます。

 

ヨーロッパでは12/8/2015と日が先に来ます。その結果8と12が間違われ易いので月は英語表記にした方が確実です。例えば2015年8月12日であればAug. 12 2015 と表します。月の英語は長くて間違い安いので最初の3文字にピリオドを付けた略式で問題ありません。

 


CN22用紙の入手方法

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EMSや国際小包等の送り状には基本的に2枚添付されています。しかし宛て国によっては2枚で足りない場合もあります。そのような場合は日本郵便のEMSや国際小包のホームページからCN22の書式が簡単にダウンロードできますので印刷して使用すればよいのです。

 

ただし、プリンターで出力した用紙は荷物に貼りつけるのが難しく、インボイス用のビニールポケットがない場合は扱いに困る場合もあるかもしれません。その場合は郵便局に行って、「CN22の用紙をください」と言えば貰えます。

 

CN22と言うよりグリーンラベルと通称を言った方が発音的に貰いやすいかもしれません。郵便局のものは裏がシールになっていますので、自分で印刷したものより扱いが楽です。
 


CN22のまとめ

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日本から海外へ荷物を送る際にはいくつもの書類が必要です。よく知られているものではインボイスというものが一般的です。記入内容はCN22と似たようなものですが、これは国によって不要な場合もあります。しかしCN22は、ほとんどの国で必ず必要になります。ビジネス用の文書等は不要ですが、品物を送る際は必要であることが多いので書き方を覚えて方が楽です。

 

国によって必要とされる枚数が違うこともありますので、日本郵政のホームページで確認することが大事です。ほとんどは郵便局で荷物を出す際に局員が確認してくれますが、枚数が足りないまま発送すると返送されてくるケースが多いはずです。送料が安くはないので注意するようにいたいものです。

 

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