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最近では自宅にパソコンやプリンターをお持ちの方も増えてきました。パソコン購入時にはがき作成用のソフトがインストールされていることもあり、自分でオリジナルのはがきを作成することも可能になってきました。
はがきを作成してみよう
最近では自宅にパソコンやプリンターをお持ちの方も増えてきました。パソコン購入時にはがき作成用のソフトがインストールされていることもあり、自分でオリジナルのはがきを作成することも可能になってきました。あらかじめ、ソフトの中にテンプレートや、使用頻度の高いイラストなどが用意されている場合もありますが、自分で用意した写真や画像を使用して作成すること出来ます。
難しい技術も必要ありませんので、どなたでも比較的容易に作れるのが魅力の一つと言えるでしょう。はがきを作る際には、出す相手の方や、その目的によってレイアウトを考慮する必要があります。ビジネスなどで使用する際には、出来るだけ画像は控えるようにします。縦書のレイアウトにする方が望ましいでしょう。
自分で画像を準備する場合、出来るだけ解像度の高い画像を用意しておきましょう。解像度が低いと、印刷した際に画像にノイズが入ってしまったりしてきれいにプリントされないことがあります。写真などを使用する際にも出来るだけ圧縮や縮小をしていないものを使用するのがお勧めです。ソフトを使用すれば、文面も簡単に入れることが出来ます。
文字を多く入れる必要がある場合は、文字の大きさやフォントに気をつけて、相手の方が読みやすいようにすることが大切です。画像と文字とのバランスを考えて、ある程度余白を持たせておくとスッキリとして読みやすくなります。自宅のプリンターで印刷する際には、インクジェットはがきに印刷するようにしましょう。
はがきの書き方について
内容を書く方を裏面、もしくは文面と言います。きちんとマナーを守って、伝えたいことが伝わるように工夫することが大切です。例えば年賀状を出す際、よく使用される挨拶の言葉でも出す相手によって使い分ける必要があります。「賀正」や「迎春」などは目上の方には使わないようにしましょう。代わりに「謹賀新年」などを使用するのがお勧めです。
最近では、イラスト入りやあらかじめ文面がプリントされたはがきが販売されていることがあります。そういったはがきを使用する際、そのまま相手の方に出すのは好ましくありません。一言でも自分の言葉を添えることが相手の方も喜ばれます。せっかくですので、簡単にご自分の近況などを書いたり、相手の方を気遣う文を入れるようにしましょう。
短い文章でも、気遣いが感じられると相手の方も嬉しいものです。また、はがきの画像にお子さんやペットの写真などを使用される方も少なくありません。親しい友人関係の方や、身内の方にとっては嬉しいものですが、こういった直接面識のない人物の写真入りのものはビジネス上のお付き合いの方には好ましくありません。
最近では年賀状などは印刷業者でまとめてはがきを作成してもらう方も増えてきました。そのまま、ついお仕事関係の方にも同じ写真入りのものを出してしまう方もいらっしゃいます。年賀状や暑中見舞いなどでたくさんのはがきを用意しなければならない場合、親しい方用とビジネス用など分けて幾つかレイアウトを用意しておいた方が良いでしょう。
宛名の書き方について
宛名を書く方を表面といいます。宛名は相手に確実に届けるために必要な情報ですので、正しく書くようにしましょう。住所は右端を少し空け、一番高いところから文字を書きます。郵便番号の欄の端よりも少し内側から書くとバランスよく書けるのでお勧めです。市町村名はもちろん、ビルやマンションなどの名称も省略しないようにきちんと書くようにしましょう。
あまり極端に住所を省略するのは望ましくありません。一行で入りきれなかった場合、キリの良い所で改行するようにしても構いません。はがきの中央に宛名が来るように書きます。その際、文字の大きさも一番大きめにするようにしましょう。住所よりも若干下側から、書き始めるとバランスがよくなります。
中には「邉」や「濱」「國」「齋」といった難しい文字のお名前の方もいらっしゃいますが、出来るだけ省略文字などは使用せず、正しい文字で書くようにしましょう。敬称も正しく使用することが大切です。連名で出す場合、お一人お一人に敬称を略さず入れるようにします。会社やその部署などに出す場合、「御中」を入れます。
もしその中の個人宛てに出す際には、社名等には敬称は付けません。役職がわかっていれば、お名前の上に小さく役職を記入し、その下の個人名に敬称を付けるようにしましょう。役職名に敬称は不要です。もしも書き損じてしまったら、修正液や二重線などを使用するのは失礼に当たります。新しいはがきに書き直すようにしましょう。自分の住所と名前は相手のお名前よりも小さく、低い位置から書くようにします。これらは裏面に記入しても構いません。
裏面が埋まっている場合
絵葉書などのポストカードに多いのですが、裏面全面が写真や画像で埋まっている場合があります。画像自体がごく薄くプリントされていたり、文字を入れる欄をあらかじめ作ってある場合はそこに書くことも出来ますが、しっかりと濃くプリントされていたり、コントラストの強いものが使用されていたりすると、非常に読みにくくなってしまうものです。
そういう場合には表面に文面を書いてもかまいません。その際には、宛名部分と文章部分を分けるようにあらかじめ線で区切っておく必要があります。裏面の画像の縦横に合わせて、表面の宛名の書き方も同じ向きにする方が相手の方も読みやすくなります。縦書の場合、中央もしくは中央より若干下部分に横線を引いて、上部に宛名を記入します。そして下半分にメッセージを書くようにします。
横書きの場合は、はがきの向きが大切になります。横書きはがきは切手部分が右上になるようにセットするのが正しい向きです。その状態で中央に縦の分離線を引きます。分離線から右側に宛名を記入します。切手の左側に住所を記入します。横書きの場合、番地などは算用数字で書くようにしましょう。
はがきの中央部分、もしくは若干中央より上部分に宛名を記入し、その右下に小さめに自分の住所と名前を書くようにします。絵葉書の場合、郵便番号の記入欄がない場合もあります。その場合は住所の上の部分に郵便番号を記入しておきます。そして分離線から左側にメッセージを記入するようにしましょう。