お詫び・謝罪の言葉の例文と書き方

私たち人間は、どんな偉人であっても完璧な人などいないもので、どれだけ慎重に考え行動していても、時には間違いも犯し、失敗し、他人に迷惑をかけることもあるでしょう。

 

大切なのはその過ちの後にどういう行動を取るかということで、ここが人として成長できるか否かの分かれ道なのではないでしょうか。誰しも大なり小なり自分にプライドというものがあり、年を取れば取るほど自分の間違いは認めたくないという思いが先立ち、人のせい、もののせいにしてしまいがちです。

 

その為見苦しい言い訳を展開し

度が過ぎれば相手を攻撃してしまう人もいます。現代語でいえばいわゆる逆切れで、これほど見苦しく、人としての品格を下げてしまうものはないでしょう。

 

こういったことを繰り返していると、いつしかわがままというレッテルをはられ、周りには自分に取ってプラスとなる人間はいなくなってしまい、人生において大きな損失を背負ってしまうことにもなりかねません。

 

人は失敗をするものという前提で

間違いを認め謝罪し、もう二度と同じ過ちは繰り返さないということを誓えば、誰であってもそれ以上追及したりせず許してくれるものです。お詫びの気持ちを持っているのなら、それをきちんと態度で示すためにも、頭を下げ言葉に出して詫びることが重要です。

 

誰しもお詫びや謝罪を行うのは苦手で、出来れば避けてうやむやにしたいと願うものでしょう。しかしここがその人の本質を見られる重要なポイントでもあるので、ここは潔く認めはっきりとした謝罪の言葉を提示すべきところです。

 

テレビでよく流れているお詫び会見などを見てもわかるように、自分の主張ばかりを並べたている姿はみっともなく、往生際が悪いとしか言えません。開口一番謝罪の言葉を発し、いいわけをつらつらと並べ立てるようなみっともないことはしない方が無難です。

 

これはお詫びのために書く手紙であっても同様で

まずは自分の間違いを認め、謝り、反省をしているという態度を記述することが大切です。そして今後は二度と同じ失敗はしないということを約束しましょう。

 

もちろんこういった文章を書くときは、反省しているという心を伝えられるように、できるだけ自筆がふさわしいでしょう。その際、誤字脱字に気を付け、相手が読みやすいように丁寧に心を込めて書くようにしましょう。

 

字は、その時の書き手の心を表すといわれており、どんなに達筆であっても、心がこもっていない場合は読み手には伝わるものです。だから、自分は字がうまく書けないからと思っていても、パソコンなどで打ってしまわず、ゆっくりと一文字一文字真剣に書いてみましょう。

 

その気持ちは必ず読み手には伝わります

また書き方においては、相手がかしこまらなければいけないような立場の方である場合は、単語や言葉の言い回しなどにより気を付け、絶対に失礼のないように記述しましょう。

 

日本語はその時々によって言葉の使い方を間違えると、とんでもない意味に取られてしまうこともあるものなので、お詫びのつもりで書いた手紙が、逆にさらに相手を怒らせてしまうことにもなり兼ねません。

 

正しい尊敬語、丁寧語を使い、自分がどれほど悔いているのかということをお伝えしましょう。その際には、言い訳めいたことは書かない方が無難です。手紙の場合はなおさら、すっきりした文章で、自分の非を認め謝罪するということに徹しましょう。

 

また、詫びる相手が親しい間柄の場合は

素直に、ごめんなさい、という普段通りの言葉を記述しても良いでしょう。手紙の最初の一文に謝罪の言葉を書き、反省しているという気持ちをそのまま記しましょう。

 

そして今後は気を付けて行動をするという約束をし、これからのお付き合いも続けていけるようにお願しましょう。親しき仲にも礼儀ありの精神は忘れず、仲が良いからと自分の過ちをなし崩しにしているのは良くないので、きちんと謝るべきところは謝り、許しを請う態度は必要です。

 

親しいからと、謝ったからといっていいわけばかりを聞かせているのは、親子などよほどの身内でもない限り逆効果なので、控えましょう。そして大切なことは今後の行動です。

 

自筆の文章で

お詫びの手紙としてしたためたことは、ある意味証拠品として残るものなので、同じ過ちを繰り返したときは、初回よりも悪質だと判断されます。自分で書いた文章が自分を追い込む結果とならないように、間違いを忘れず教訓として記憶の中にとどめておかなければなりません。

 

今後もしまた同じような状況下に置かれたとしても、その時に過ちを犯したという経験を思い出し、同じ行動を取らないように自分を自制することができるようにならなくてはいけません。

 

手紙を書くという行動は、字を見ながら意味を考え、その意味を体で感じることが出来るという、言葉で発する場合とは違った段階を踏むことができるものなので、自分の犯した過ちをじっくりと反芻し、今後に生かさなければいけません。

 

他の謝罪の情報を知りたい方は、こちらもご覧ください。
タイトル:謝罪メール(お詫び状・謝罪文)の例文とマナーと書き方
タイトル:職場上司への詫び状の書き方
タイトル:詫び状の書き方(縦書)
タイトル:部下へのお詫び文の書き方
タイトル:書類遅延謝罪の書き方

折りたたみ巻紙の書き方

巻紙というのは、半切り紙を横長に繋ぎあわせたもので、主に書簡などに使用されていました。最近では繋ぎ目のない、一枚紙を巻いたものや、サラサラと書きやすい繊維で作られているもの...

転職や再就職をする際の履歴書の書き方について

一昔前までは終身雇用制度がまかり通っていましたので、一度会社に正社員として採用された人は、その会社で定年まで勤め上げることが当たり前のようになっていました。しかし、終身雇用制度が崩...

土地付き建物の売買契約書の書き方

土地付き建物の売買契約書の書き方では、まず標題に「土地付き建物の売買契約書」と記載して、契約の内容が把握できるようにします。標題の左側には収入印紙を貼るようになるので、間隔...

「謹啓」の意味と例文と書き方

わたし達が手紙文でよく目ににする「謹啓」という言葉がありますが、これが漢語であるということはご存知でしょうか。漢語と聞けば、いかにも、とっつき難い印象があります。でも普段から日常的...

減額申請書の通知の書き方

所得税の予定納税は毎年7月末が納期限となっており納付が義務づけられていますが、いかなる事情で金銭的にピンチになるかは予測がつきません。もし金銭的なピンチに遭遇したとき、所得...

餞別金 会社の書き方

会社で餞別金を贈る機会は意外と多いものです。例えば、同僚や部下、あるいは上司が転勤をする際には皆から集めたお金を渡すものですし、独立や定年で退職する方にも、同様にお金を包ん...

給与所得の源泉徴収票等の法定調書合計表の書き方

「給与所得の源泉徴収票等の法定調書合計表」とは、平たくいうと、ひとりひとりに作成した源泉徴収票の合計額と、法人名義での不動産売買について、税務署に申告する書類です。書類の名...

感想レポートの書き方のコツ

感想レポートの書き方については、いくつかのポイントがあります。それらを項目別に見てみると、次のようになります。   1.読む立場と書く立場 ...

博士学位論文の書き方

大学生の皆さんは博士学位論文を控えて、どのように論文を書くのか手も足も出ないかも知れません。そのようなことにならないために、博士学位論文の書き方を見て行きましょう。 ...

新年会の次第の書き方

  1.新年会の意義 2.新年会の司会の役割 3.式次第の書き方   新年会の意義 新年会は、新しい年の始...

スポンサーリンク