中学生のための読書感想文の書き方・例文

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  1. 1.書き始めはインパクトを持たせる
  2. 2.書き方の鉄則、起承転結
  3. 3.転結は一番手を加えるべきポイント
  4. 4.読書感想文は段落わけをしっかりと行う
  5. 5.書きながら、読み返す

 


書き始めはインパクトを持たせる

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中学校では小学校と同様に、国語の授業では読書感想文の提出が求められることも多く、頭の痛い課題だと苦手意識を持つ学生も多いようです。中学生にもなれば文の書き方も採点の対象となるので、構成なども組み立てて文章を書けるようにしておきたいものです。
 

小学生の読書感想文であれば、つらつらと文章を抜きだし、どこそこが面白かった、悲しかったなど、自分の感情を後につけたす程度で良かったものですが、中学校で求められるのはもう少しレベルの高いものなので、あくまでも自分の言葉を使って文章を生み出せるようにしましょう。

 

読書感想文は最初の一行、もっと絞っていえば書き始めのインパクトが最も重要で、一気に読み手を惹き付ける書き出しが望ましいです。読書感想文に対して苦手意識が強い人は、まずこのポイントを意識して習得すれば、一気にレベルが向上するといっても過言ではありません。

 

例えば、私は、から始まり文章の中の一文を引きだして、思いました、で終わるような平凡な書き出しは、最も文章力のない学生の感想文で、これでは読み手は全く惹き付けられません。同じ内容の文章でも、自分が最も心に残ったインパクトのある一文を抜きだし、自分の感想を後から付け足す、こういった文の運びをするだけで、全く違う感想文になり強烈なインパクトを与えることができます。

 


書き方の鉄則、起承転結

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読書感想文の書き方としては、小学生でも習っているはずですが、起承転結を付けるのは鉄則です。前述したインパクトのある書き出しは、まさに自分の感想文の起になる部分で、読んだ本の内容ではなく、自分の感想文の始まりを表現しましょう。もっとも心に残った文章を引きだし、それをこれから料理していくのです。

 

まずは主人公が行った経緯に沿って書きだしますが、それは文章をそのままだらだらと抜きだすのではなく、時には自分なりの表現も使って文章を凝縮させる技を使うと、間延びしない大人びた文が作れます。その中で、自分だったらこうするだろうという例文を織り込むことが出来れば、かなり抑揚のある素晴らしい読書感想文になりますし、何より字数を稼ぐことが出来ます。

 

読書感想文を書くうえにおいて、決められた字数というものは必ず存在しますが、原稿用紙何枚を書くのかによって、それぞれの段落をうまく縮めたり伸ばしたりして、決められた枚数に収めなければなりません。

 

これは中学校の国語のテスト問題でもよく出てきますが、ある一文をまったく内容を変えずに、少ない字数で表したり、似たような表現を使った文を抜きだしたりする能力もつくので、得意だといえるようになるまで練習を積み重ねておきましょう。

 

その為には語彙力をつけるのが最適で、日本語には同じ単語でも違う言い回しがたくさんあるので、普段から意識してそういった知識は習得するように心がけておきましょう。これは高校以降も必要になる能力です。

 


転結は一番手を加えるべきポイント

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さて感想文も後半戦となる転結部分ですが、これはその字が示している通り、今までの文章がひっくり返るような内容を書かなければなりません。それは、当たり前のことですが、なにも今までの文章の真逆を書けということではなく、今まで述べてきたこととは違う角度から見た文章を書けばよいのです。

 

物語はすべてこの起承転結で作られており、それが抑揚をつけるということなのです。だらだらと何の変化もない文章を書き連ねていても、読み手の興味を惹き付けることはできません。自分が読んだ本にも必ず起承転結があるので、その内容を参考にして、転になる部分を書きだせばよいのです。

 

ここで大きなインパクトを与えることによって、最後の結となる締めくくりに引き締め感を与えることができるので、最も手を加え文章を膨らませていきましょう。本の内容に照らし合わせながら、どういった部分が驚いたとか、面白かったといった、自分の喜怒哀楽を表現しながら、自分だったらこういう結末にするのに、などという意見をちりばめながら文章を作っていくと、レベルの高い感想文に仕上がります。

 

そして最後の段落である結びですが、ここはあまり間延びしないように注意しましょう。自分がその本を読んで最終的にどう感じたか、その気持ちを凝縮して書き上げるようにしましょう。その本を読んで自分のこれからにどう生かせられるか、そういった感想まで加えることができれば、かなり精度の高い読書感想文が完成するでしょう。

 


読書感想文は段落わけをしっかりと行う

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読書感想文をうまく書くコツとして、前述した起承転結を付けるということと同様に、その段落の中でも時には改行を入れて、だらだらとした文章にならないようにすることも大切です。同じ内容について語っているときは、改行せずそのまま読点の後に文章を書けばよいですが、少し内容が変わるなという時には改行を入れると、読み手にそういった流れを意識させることができるので便利な技です。

 

起承転結に合わせて、明らかに内容が変わる時は、段落をしっかりと分けるので、改行し一マスあけて書き始めると美しい文章構成となります。これは字数稼ぎのためにやりすぎると、減点の対象となってしまうので、あくまでも文章構成において必要な場合のみ行うように気を付けましょう。

 

そして、同じく句読点の付け方も非常に重要なポイントで、読み手が読みやすいように、一文の中にいくつか句点を入れます。読書感想文の書き方として、句読点の付け方は中学校の国語でも詳しく習うので、かぎかっこなども含め正しい使い方をしっかりと身につけておきましょう。

 


書きながら、読み返す

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どんなに文章を書くのが得意な人でも、読み返してみれば言葉の使い方がおかしいという場所は必ず出てくるものです。その為にもある程度書けば読み返す、という一連の行動を習慣化することをお勧めします。自分が良いと思って書いた文章でも、読み返すと矛盾点が見えることもあり、文章の組み立て方などを思い付くヒントとなることも多々あるものです。そして読み返しながら書き進めていくと、誤字も見つかり、起承転結も自然と綺麗にまとまり、決められた字数にまとまるようになるものなのです。

 

読書感想文の書き方など色々な書き方は下記の記事も参考になります♪
タイトル:読書感想文の書き方:中学校のコツ
タイトル:中学生のための読書感想文の書き方:書き出し
タイトル:原稿用紙の書き方
タイトル:感想文の書き方

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