式辞の書き方
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式辞とは
式辞とは開式の挨拶を含めて、長がする挨拶のことです。または葬儀などでは式中で主催者が述べる挨拶の言葉となります。そして祝辞や弔辞なども式辞と同じようにお祝いやお悔やみの言葉をのべて挨拶をするものです。それは主催者ではありませんが立場を変えてその式典の主役に対してお祝いの言葉を述べるものです。
たとえば小学校の入学式なら進行役の教師が「ただいまより何年度入学式を始めます。」の次に「では初めに校長先生の挨拶です。」という校長先生の言葉が式辞となります。すなわちその式典における代表者が初めに述べる言葉ということです。また祝辞もPTAの代表者や来賓の代表者が壇上に立って新入生にお祝いの言葉を述べるものです。
常に学校で生徒や保護者などに話をして慣れている方にとってみれば、どのような内容のことを話すかということをあまり考えなくても言葉がスラスラ出てくる場合はありますが、多くの人は皆が緊張している中で話すことになるので、あらかじめ文章を考えて紙に書いて、それを話す練習をするという段取りを経て紙をもって当日檀上や人前に立ち、それを読み上げるということになります。
式辞の内容
式辞はその式の主催者が述べる言葉です。小学校の入学式なら校長先生、会社の入社式なら社長、結婚式なら新郎、市町村出の何かの記念式典なら市町村の長が述べます。初めに出席していただいている方たちに対し「本日はお忙しい中ご出席くださり誠にありがとうございます。」と出席のお礼を述べてから「桜のつぼみも膨らみかけています。」など時候の挨拶をし、主役に対してお祝いやはなむけの言葉を簡単に述べます。
そして自分の立場や主役との関係などを説明したあとお祝いの文面などの本題に入ります。本題では入学式なら今後の小学校生活に夢をふくらませるような内容のことを話し、結婚式などでも新郎新婦のエピソードや今後の生活に期待が持てるような内容で話を進めていきます。そしてその関係者にもお祝いを述べるようにします。
たとえば入学式なら保護者の方へのお祝いの言葉や育児をねぎらうような言葉、結婚式でも家族に対するお祝いの言葉などを述べ、最後に自分も期待していますという言葉とともにもう一度お祝いの言葉を述べて終了します。
式辞の書き方
では式辞や祝辞はどのような文章を書けばよいのでしょうか。その書き方ですが、まず式辞の場合は開会直後の挨拶なので、はじめからあまり長い話をすると来ている人たちはうんざりしてその後の進行も長くなるのではという気持ちになってしまいます。式中に入る祝辞などのスピーチも短すぎてもよくないですが式辞も祝辞も長くても3分程度で話ができるようにします。
原稿用紙⑴枚でおよそ1分間なので、長くても原稿用紙に3枚程度の文章を考えて、本格的な式典では式辞用紙を使って書きます。折り紙タイプのものが多いのですが、その紙のつるつるした方に筆か筆ペンを使って書き、それを当日読み上げるのです。慶事は濃い黒で、弔辞は薄墨で書くようにします。書く事態は楷書体、行書体、草書体のいずれかです。
式辞用紙には折り畳み式と巻紙タイプがあります。その書き方ですが、最初の折り目は余白にし、弐つ目の折り目の中央に「式辞」「祝辞」などと題目を書きます。そして3つ目の折り目から本題に入っていくようにします。一つの折り目に3、4行で書くと読みやすくなります。また段落ごとに1行あけるとなお読みやすくなるでしょう。
本文が終わると最後から2つ目の折り目に自分の立場や役職と氏名を書くようにし、最後の折り目は余白にしておくのです。自分が当日スムーズに話ができるように読みやすく書けばよいのですが、中には式辞用紙を置いて変えることもあるので、丁寧に書く必要があります。
式辞用紙の読み上げ方
さて書いた用紙を壇上に持っていってそれを読み上げるにはそれなりの作法があるのです。まず主役来賓など出席者に対し礼をします。そして胸の高さくらいに片手づつ出し両手で式辞用紙を持ちます。そして右手で先に下の折りしろをのばし続いて上の折りしろを伸ばします。次に左から右に折り紙を開きます。
この状態から右手の親指以外の指を用紙の下に入れて用紙を取り出します。その用紙はいったん折り紙の下に入れ左から右に開いた折り紙を閉じます。次に折りしろを伸ばした時と逆に上の折りしろから閉じていきます。それから用紙を折り紙の上に載せて用紙を開いて読み始めます。効することでガサガサと音がすることがなくスマートに読み上げることができるのです。
式辞についてのポイント
式辞や祝辞はどのような内容の言葉を述べればよいか迷うところですが、まずは誰に対して述べる言葉なのかを考え、その相手の立場になって考えることが大切です。入学で不安と期待が入り混じった子どもたちに対して「勉強は難しいです。」などとマイナスな言葉を述べたのでは、始まる前から学校嫌いになってしまいます。
保護者や来賓のほかの出席者もうんざりしてしまうので、式辞や祝辞ではあまりマイナスな言葉は言わないようにします。かといって良いことばかり適当に並べても嘘っぽくなってしまうときには「たとえそのようなことがあっても大丈夫です。」という安心感を持たせることが大切です。
それからその主役たちの「活躍を期待しています」という言葉も盛り込み、主役が「よし頑張るぞ」という気持ちになれるような内容にするとよいでしょう。祝辞などのスピーチを頼まれてどのようなことを言えばよいのか、良い言葉がみつからない時には最近ではインターネットで文例やテンプレートがあるのでそれらを参考にしましょう。
また、入学式や卒業式など毎年行われているようなことに関しては過去の内容を学校に聞いたりして何かを参考にするとさらに自信を持って話せるようになることでしょう。そして自分なりの文章が出来たら当日ま出に何回も練習をすることも大切です。
本番で緊張しないとは限らないのです。スピーチが中断してしまうとスムーズに進行できないので、そうならないために練習をして紙を見なくてもよいようにしておくと頭が真っ白になっても口から出てくることもあるので、練習をすることも大切です。
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