「平素」の意味と例文と書き方
-
心のこもった手紙の書き方
筆まめな人とそうでない人との違いとはなんでしょう。手紙を書くとなると急に後回しにしたくなったり、結局出さずに数か月たってしまう、という方も珍しくありません。 ...
-
手形裏書の書き方
手形裏書の書き方ですが、あまり手形など受け取る機会がない人にとっては、どのように裏面を書けばいいのかわからないことも多いでしょう。ここでは裏面の書き方を、例文を交えながら見...
-
要望書の書き方例
そもそも、要望書とはどのような文書を指すかについて確認しましょう。要望書とは、ある物事の実現を求めて、相手に対して意見や要望を伝える為の文書を指します。具体的には、ある要望...
-
部下の推薦状の書き方
部下の仕事の頑張りを認めてやりたいと思う上司に大切なのが推薦状です。これによって部下を昇進させることもできますので能力がある人だと会社のために貢献してくれ、自分の仕事も少な...
-
わび状の書き方と例文:縦書編
おわびの手紙やわび状というのは、過ちをおかしたときや相手に迷惑をかけてしまったり、損失を与えてしまったときなどに謝罪の言葉や申し訳ない、という気持ちを書いて送る手紙のことで...
-
招待状の書き方:句読点に気をつける
1.招待状を送るとき 2.招待状の書き方 3.招待状の返信の書き方 4.招待状や返信の書き方のまとめ 招待状...
-
クリスマスカードの書き方
クリスマスは楽しいものです。ケーキがありクリスマスプレゼントがあり、そして、クリスマスカードがあります。一方で、いろいろ用意するものがあるために、クリスマスカードまで考えて...
-
資料請求メール・資料送付のお礼メールの例文とマナーと書き方
就職活動を行う際に、応募したいと考えている企業先に一番最初に行うことはなんでしょうか。まずは資料請求ですね。各企業へ資料請求メールを送ります。メールの内容は主に資料が欲しい旨やなぜ...
-
「御社」学校・病院・銀行の場合の使い方と書き方
会社の事を敬称で呼ぶ場合、貴社あるいは御社と言います。 同じように、学校や病院、銀行にもそれは当てはまるのです。それぞれ貴校、貴院、貴行、或いは御校、御院...
-
「ひとえに(偏に)」の意味と例文と書き方
ひとえに、という言葉は一重に、と書きます。これは唯一、という意味です。使う場面は二種類あります。ずっとその状態である、ということや唯一その理由しかないことを強く主張する場合です。 ...
ビジネスの文章では、平素からご愛顧いただき、という文章がありますが、平素とは普段、平常という意味で使われる言葉です。いつも、という副詞的な使用をすることが多いです。
ですが、いつもご愛顧してくれていることに対する謝辞の言葉として文章中で使われる場合が多いのですが、感謝の文面以外でも使用されることはあります。文章では、平素より一方ならぬご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます、という風に書きます。
これはいつもありがとうございます、という意味です。感謝以外の文章では、平素ご無沙汰致しまして誠に申し訳ありません、という風に謝意の意味でも利用することがあるといいます。また、普段から、という意味の文章では、地震対策などは平素からの備えと心構えが大切、という風に書くこともできるのです。
何気なく書いている仕事用の文章でも
頻繁に使用することが多い言葉というのはあるものです。そのなかで、文頭で書くことが多いのが平素という言葉です。たとえば、平素は格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます、という文や、平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます、という文です。
お客様へのダイレクトメールや取引先へのメールなどでも書くことが多い文面です。この文章の意味は、普段からひいきしてもらって本当にありがたいです、というものと、いつも特に気にかけてもらって、すごくありがたいと思っています、というものです。愛顧いただく、という文章を、引き立て、という風に書いていることでイメージが少し違います。
また、ご高配、という言葉ですが、これは相手の心配りのことをいいます。簡単に言うと、他人を敬う心配りの言葉で、相手が自分のことをよく思ってくれていることを感謝する、という意味になります。つまり、特別に気にかけてもらっている、という風になるのです。
使うときに間違えてしまうと
相手に不愉快な思いをさせてしまうことになるので、気をつけて使うようにします。また、使う場面によって、より、と次に書くのか、は、という風に書くのかは違ってきます。
より、と使うのは、普段から、ということになり、は、という風に書く場合は、普段は、ということになるのです。つまり、いつもいつでも気にかけている、という意味と、いつもは気にかけている、ということで違ってくるのです。
いつもは、という風になると、気にかけていることが多いけれど、今回は間違えてしまった、という文章を続くことがあります。もっとわかりやすく書くと、いつもは、ということは今は別のことを主体としているという意味になるのです。
平素のほかにも
類似の慣用表現として使われる言葉に、日頃は、毎度、毎々、先般、などがあるといいます。たとえば、日頃より格別のご協力をいただき、ありがとうございます、毎々格別のご愛顧にあずかり、誠にありがとうございます、という風に書きます。何度も同じ言葉を使うというのを避けるためにも、類似の慣用表現などを用いて文章のイメージを変えてみるといいです。
会社の取引先などに出すメール、お客様への挨拶の手紙など、季節の変わり目などのはがきなどに書くときに工夫して変えるという人もいます。普段同じ文章ばかりでは、相手に手を抜いていると思われることもあるからです。
文章を丁寧に書くことも大切ですが、その都度違う文章にして印象を変えておくと、相手もしっかりと文章を読んでくれるということです。ほかにも、常日頃、 平常という似たような言葉があります。平常とは、異常に対する言葉で、いつもと変わりない状態のことをいいます。常日頃というのは、普段よりも強調した表現で伝える場合に使います。
文章にバリエーションをつけて送る、という風にしておくと、目にもとまりやすいですし、相手も飽きずに読んでくれることがあります。通常のあいさつが、いつもお世話になっております、の場合は、その時間に合わせた挨拶を加えてみると違います。
朝の場合は
おはようございます、と一言加えるだけで、親しみやすくなります。また、かしこまった文章で送る場合は、日頃はひとかたならぬご厚情をいただき厚く御礼申し上げます、という風に書いても印象ががらりと変わって相手もきちんとした返事をくれることがあるということです。
目上の方やお客様など、相手への配慮と敬意が必要な場合と、同僚や上司など親しい間柄の場合は少し雰囲気の違う文章で送るようにしておくことです。社会人として、しっかりとした言葉遣いを出来るようにしておくと、相手の印象がまったく違うようになります。
言葉遣いはその人のイメージや知識がどのくらいなのか、ということを示すことができます。なので、しっかりと敬語と丁寧語、また謙譲語などを使い分けて正しい文章をかけるように練習しておくと、いざというときに役立つことがあります。難しいと考えずに、覚えることからはじめると使いやすいです。