実験ノートの書き方例
-
念書の書き方
誰もが一度は耳にしたことのある書類、念書。なんとなく理解しているつもりでも、正しい知識のある人は意外と少ないものです。相手に書かせておけば、いついかなるときも効力を発揮する...
-
中期事業計画の書き方
1.社員の心に響く中期事業計画書を書く 2.具体的で先々に夢の持てる内容を 3.資金面の健全性も示しておくべき 4.人材育成計画も重要...
-
手紙の封筒の書き方
1.手紙の基本マナー 2.封筒の種類 3.封筒の書き方 手紙の基本マナー 電話やメールが普及してき...
-
所得税徴収高計算書の書き方
1.所得税徴収高計算書とは 2.支給額の書き方 3.年末調整の還付金額の書き方の注意 所得税徴収高計算書...
-
横領の訴状の書き方
訴状とは、裁判所へ該当する相手を民事訴訟で訴えるときに必要となる書類のことです。この場合、裁判所へと提出する際に提出する正本のほか訴える相手へ送付する副本の二種類を作成して...
-
お礼状の書き方:11月
1.お礼状の書き方と基本 2.11月の季語と時候の挨拶 3.時候の挨拶は例文を作っておくと便利 お礼状の書き...
-
応募の書き方
人生に深くかかわっていくことになる書類といえば、履歴書などがあげられます。また、転職を考えたことがある人は、職務履歴書も必要になってきます。この二つが必要になる場合、二つそ...
-
人事考課の書き方・例文
たいていの会社員は毎年、人事考課を記入しなくてはなりません。記入自体、案外時間もかかります。しかし、人事考課の書き方を意識して変えるだけで、業務を効率よく遂行することができ...
-
工務日報の書き方
日報は、上司と部下との間のコミュニケーションツールとして使用されます。新入社員はどこの職場でも日報を一日の終わりに書いていくことになります。日報は職種によって呼び名が違いま...
-
交通費明細書の書き方
1.交通費明細書とはどんな時に必要? 2.明細書に必要な項目は? 3.例文 4.領収書の添付も必要です 交通...

実験ノートは実験の過程やその結果を記録し、研究室に残しておくためのものです。実験の成果によって特許を申請する場合に証拠書類となることがあるので、実験の度に記入するしておくと便利です。実験の前、最中、後と、それぞれに必要な項目とその書き方があるので、流れを掴んでおくと記入が楽になります。
実験前のノートの書き方
特許出願の証拠とするには、日時の明示が不可欠です。その為ページが変わる事にその都度日付を記入し、実験都度内容を埋めていきます。また研究室に残すのは他の研究生の参考となる可能性もあるためです。他の生徒や教員が見てもわかりやすい内容にすることも重要です。当然ですが、他の授業やセミナー用に書いているノートなどとは区別します。
実験ノートの具体的な書き方に入っていきましょう。実験直前にはその日の年月日や実験の流れ、目的、手段を記入します。またプロトコールも十件前に書いておきます。これは実験の手順でもあり、実験はプロトコールを見つつ行う為、材料や実験の反応に関する情報など細かく記入してください。今後同様の実験を行う場合は、例えば10ページのプロトコールに同じという例文のように示すことで、記入を省くことも可能です。
但し、確認できるといっても何度もページを戻していては手間になりますから、実験内容を覚えるまでは逐一記入していくのも有効です。またプロトコールにはチェック用のマスなども記載しておき、その動作を終えたらチェックを入れるというようにして実験を進めていくとわかりやすいです。プロトコールについては、実験に入る前であれば本当にその手順で問題がないかよく確認しましょう。
ノートに記している段階で疑問点が生じた場合は、その点についてもノートに記し、実験メンバーで話し合いや指導教員の指示を仰ぎます。また実験器具やサンプルはナンバリングをしてノートに仔細をまとめる方法が便利です。例えば1番と書いたラベルをサンプルに貼り、ノートには、1番のサンプル、中身の成分は何何であるというように列記していきます。
実験中のノートの書き方
実験中は、気づいたことがあればその都度実験ノートに加え、写真や計測したデータがあればそれらも実験ノートに貼り付けます。これらの資料はノートと別にしておくと、後で確認する際にどの実験のものかわからなくなる可能性があること、紛失することがある場合もあるため、常にノートに貼り、一緒にしておきましょう。基本的にはプロトコールに従い、滅多なことでは変更はしてはいけません。
どうしても変更の必要が生じた場合は、実験ノートにもその経緯、どう変更したのかを明確に記載します。実験器具やサンプルはラベルの番号で記入すれば間違いがないですし、実際に器具を取り違えるという事態も防ぐことができます。これらの中身は安易に覚えるのも危険です。極端な話、実験用具については覚えずに、1つ1つの手順に対して必ずプロトコールを見ながら行ってください。
次はこれをこうすれば良いと、頭だけで決めてかかると、かえって失敗を招きます。その分、ノートには間違いのない記載が求められることを肝に銘じておきましょう。不安な場合は必要に応じて器具の名称やサンプルの中身などをノートに記入するのもひとつの手段です。実験中に生じたデータや意見はどんなことも細大漏らさずに記入します。何が実験の成果に影響を与えるかはわからないのです。
実験後にのノートの書き方
実験中とも重複しますが、撮影写真や計測データを貼り付けます。合わせて、それらを分析した結果を文章でまとめましょう。文章だけではわかりにくい場合は、表やグラフも合わせて記入しましょう。もし実験によって出たデータが多い場合は、データ化してパソコンやハードディスクなどに保存しておくと整理が簡単に行えます。データ保存した際は、ファイル名などに日付を入れ、他の実験データを間違えないように注意してください。
また実験ノートにも、本日のデータはファイル名20150101内に保存というように、どこのパソコン、ハードディスクに保存したのか、ファイル名などと合わせて記入しておきます。実験結果を記入する場合、成功や失敗という言葉は不要です。具体的に何をしてどうなったという、いつ誰が見てもわかりやすい結果を書きましょう。そしてその上で、どう解釈すべきなのか、何が明らかになったのか、逆に不明点は残ったか、それは何かといった考察記録も残します。
これらは次の方針を立てるために役立ちます。次の方針に関しても、実験をするのか、行うのであれば同じ実験なのか、実験は完了なのか中止なのかを明記しておきます。結果を文章でまとめる際は、発生したデータをよく吟味し、考察を重ねた上で記しましょう。実験中の派生データとは異なり、結論をまとめるにはそれなりの時間をかけてください。この際も、直接関係無いと思われるデータであっても考慮に入れることが大事です。
色々な書き方は下記の記事も参考になります♪
タイトル:理科の実験記録文の書き方:小学生