フローチャートの書き方

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私たちは何らかの処理を行おうとする時、その手順を予め定めておく場合があります。
特に、それが定まった処理の時はそれを図に表すことによって、他の人にもわかるようにすることができます。

 

  1. 1.フローチャートを書く目的
  2. 2.フローチャートの基本的構成要素
  3. 3.フローチャートの具体的な書き方
  4. 4.フローチャートを書く時の注意点

 


フローチャートを書く目的

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私たちは何らかの処理を行おうとする時、その手順を予め定めておく場合があります。
特に、それが定まった処理の時はそれを図に表すことによって、他の人にもわかるようにすることができます。多くの人がかかわるプロジェクトや長い期間引き継いでいく場合にはよりそのような図の必要性が高まります。そのために使われることが多いのがフローチャートです。

 

その中でもよく使用例としてあげられるのがプログラムの処理の記述です。プログラム作成前にフローチャートを書くことは、その処理を予め整理することができ直接プログラムを作成するよりもよりバグが少なく整理された処理にすることが期待できます。特に巨大化しがちな大規模プログラム作成の場合、多くの開発者がかかわることが多くその為機能や処理の参照にプログラムを直接読むよりも統一したフォーマットのフローチャートなどの書類を準備するほうが現実的です。

 

フローチャートを書く場合には、そのルールを知った上で自分の頭の中にある処理を一旦整理した上で定められた表現で表す必要があります。そのことによって自分の考えた処理の流れを客観的に見る機会を得ることができ単に図の書き方が上手くなるだけではなく、より洗練された処理を考える能力の向上も期待できます。フローチャートには工業や情報処理でよく使われるJIS規格や会社などの組織の業務プロセスやルールを表すことに用いられることがあるNOMA方式などがあり目的や場合によって使い分けされています。

 


フローチャートの基本的構成要素

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フローチャートを書く場合その処理内容によって定められた形の図形を線や矢印によってつなげていくことで処理の流れを表現します。その場合処理の流れは一本道ばかりではなく複数に分かれたり合流することもあります。以下に代表的な処理内容を示した図形である部品を紹介します。まず端子です。角が丸い円や角丸の長方形などで表します。

 

この中に開始や終了などのスタート・エンドを表現した文を入れてそれを表現します。フローチャートには様々な表し方がありますが、この2つは必ずあるといっていいでしょう。開始がなければ見る人にどこから処理が始まるのか示すことができませんし処理も始まりません。また終了がなければその処理がいつまでも終わらなかったり目的がわかりにくくなったりするため多くの場合現実的な表現ではありません。

 

開始や終了を念頭において処理内容を記述していくことは、その処理がどのような時にどのような結果にするために行われるのかということをより表現しやすくしてくれます。
次が処理です。長方形で表現し、その処理の時点の状態のデータを扱ったりその他の処理を行います。矢印や流れ線は前述のように制御がどのように流れていくのかを表し他の図形の間をつなぐことで表現します。

 

判断は制御の流れが分岐する時に使われ菱形で表されます。ここで判断した結果でその後の処理の流れが2つまたは複数に分岐していきます。上記のような部品の組み合わせによって表現していきます。部品は他にもその内容によって色々ありますが代表的なものを使用することで多くの場合の処理は表現できます。

 


フローチャートの具体的な書き方

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処理や制御の流れをフローチャートで表現するときには予め定められたルールで行います。以下にその具体例をいくつか記します。開始は必ずある部品ですので自動的に記します。紙など可変ではないフォーマットに記す場合などは以下の処理がどの程度まで広がっていくかを想定した上で大きさや位置などを決めておく方が良いでしょう。

 

流れ線や矢印は上から下へと処理が表される場合には上の図形の下から下の図形の上へとつなぎます。その際図形の辺の真ん中をつなぐ方が自然に見えます。判断などの処理の後に分岐するときには判断を表す菱形の下の頂点と左右どちらかの頂点から以下の処理につなげるのが一般的です。また他の表現として菱形の下の頂点から線を引きそれを複数に分岐させることで分岐を表現できます。

 

入出力は平行四辺形で表します。処理に使用されるデータを読み込んだり出力したりすることを表現します。入力には使用者が手で入力する場合などもあり必ずしもプログラム内だけの処理ではなく外部からの処理の場合もあります。処理は前述のように長方形で表しますが、データの加減乗除から置き換えや代入など様々ありますのでその処理内容を四角形内にしっかり書くことで具体的に表現しなければなりません。

 

他にも色々な部品がありそれらを経て最後には終了へと行き着きます。終了は必ずしも一つではなく複数あることがありその場合処理の結果が複数想定されていることを表しています。フローチャートを書く時には図形で表現しながら具体的な処理内容をその図形の中に記していきます。これにもわかりやすさと簡潔さが求められ、よく使用されるキーワードを統一して使用するなどすることで読みやすさが向上します。

 


フローチャートを書く時の注意点

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フローチャートを書く時の注意した方が良いことをいくつか以下に記します。作成前にその処理の目的や、どのような方法でそれを実現するのかを整理しておきます。どのようにデータ読み込んで処理したデータを出力する場合どのような形式でそれを行うかといったことは決めておく必要があります。

 

処理の流れは、上から下または左から右へと記すのが基本です。それ以外の流れの時は矢印を付けてわかりやすくします。流れ線や矢印が部品にしっかり接続してあり離れていないか注意しましょう。同じ内容や結果である処理でも色々な組み合わせで表現できることがあります。いたずらに冗長になったり解りにくくなることを避けるため表現方法の再検証をした方が良い場合があります。

 

判断による分岐の時はその分岐条件を流れ線や矢印の近くに記してあるか確認します。例えば記述してある条件であるかどうかという判断の場合、そうであるときにはyes、そうでない方にはnoなどをつけることでわかるようにします。図形や線ははっきりとわかりやすく書きましょう。パソコンなどでソフトを使用して書く場合はさほど気にする必要はありませんが、手描きなどの場合は線が曲がることがあります。

 

その際は定規などを使用するのが一般的です。客観的に見て分かりやすくなっているか検証してみましょう。例えばプログラムなどの処理を記す場合処理内容の文もプログラムのような表現にすることは対象とする人次第ではわかりやすくなります。そのフローチャートがどのような人に読まれるかを想定することが大切です。具体的にはその分野の他の人が作成したフローチャートを見ることで定型文などを参考にすることができます。

 

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