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手紙の書き出しにはさまざまなものがあります。それぞれの季節に応じた書き出しを行い、相手方に対しての礼儀を重んじる姿勢を見せるわけなのです。それを時候の挨拶といいます。これらは月ごとに異なり、その月の季節感を出した季語を入れていくことによって作られます。
11月の場合は
秋もそろそろ終わりに向かう、冬に向けての準備をしていく月です。そのため、これらの季語も秋の深まりを感じさせるものが多く、紅葉というよりも落ち葉のような、だんだんと寒々しい雰囲気を漂わせるものが多くなっています。
いくつかたとえを上げるのであれば、一般的には次のようなものが11月の挨拶に使われます。
晩秋の候、落葉の候、爽秋の候、深秋の候、向寒の候、向寒の候、霜寒の候、季秋の候、深冷の候、立冬の候、初霜の候、初冬の候、暮秋の候などが11月の挨拶です。また、候の部分は折、みぎりといったものに変えることもできます。このあたりはご自身の好きなように変更してしまってかまいません。
またこれら以外にも
次のような季節を感じさせる一文も使われることがあります。小春日和の今日此頃、紅葉の季節を迎えました、こたつの恋しい季節になりました、鮮やかな紅葉の候となり、めっきり寒くなってまいりましたが、吐く息も白くなり、舗道に落ち葉が散る頃、冬将軍はもうそこまでやってきています、
日毎に寒さが加わり、朝夕一際冷え込むころ、朝夕の寒気が身にしみるころとなりましたが、日足がめっきり短くなりました、冷気日ごとに加わり、落ち葉が風に舞う頃となりました、秋気いよいよ深く、追々寒さに向かいますが、ゆく秋の寂しさ身にしみるころ、夜寒の折柄、秋も一段と深まり、冷雨が降り続く、向寒のおりから、といったものです。
また、これらを使った実際に11月の挨拶として使われる例文は、次のようになります。向寒の折、貴社におかれましてはますますご清栄の事とお喜び申し上げます。
立冬の候、舗道にも落ち葉が目立つようになりましたが、みなさまおかわりありませんでしょうか。
日足がめっきり短くなりました、貴社ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。冷雨が降り続く寒々しい日々が続いておりますが、お変わりありませんでしょうか。向寒の候、ご一同様にはいかがお過ごしでしょうか。
霜月の候、貴社の皆様方におかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。冬将軍はもうそこまでやってきています、皆様おかわりありませんでしょうか。朝夕一際冷え込むころ、皆様にはご一同様お元気でしょうか。
鮮やかな紅葉の候となり、秋気もいよいよ深くなってまいりました秋も一段と深まってまいりましたが、皆様にはおかわりございませんでしょうか。落葉の候、寒さも増す中みなさまにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
こたつの恋しい季節になりました、みなさまますますご健勝の事とお喜び申し上げます。日毎に寒さが加わり、時節柄ご自愛のほどお祈り申し上げます。夜寒の候、日々寒くなってまいりますがおかわりございませんでしょうか。寒い冬がまた来ますが、貴社ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
落葉の候、ますますご清栄の事と存じます。初霜の候、時節柄ご自愛のほどお祈り申し上げます。朝夕の寒気が身にしみるころとなりましたが、ますますご繁栄の事と存じます。落ち葉が風に舞う頃となりました。皆様にはますますご清栄の事とお喜び申し上げます。
深秋の候、ますますご清栄の事とお喜び申し上げます。晩秋の候、貴社ますますご隆昌の事と存じます。めっきり寒くなってまいりましたがいかがお過ごしでしょうか。落ち葉が風に舞う頃となりました、貴社ますますご発展のこととお喜び申し上げます。
小春日和の今日此頃、貴社ますますご繁栄の事と欣喜の至りに存じます。そぞろに冷たい日が続いておりますが、貴社ご一同様お元気でしょうか。寒さに向かいます折、貴社ますますご清栄の事と存じます。虫の声が夜ごとに細くなっていく今日このごろですが、みなさまにおかれましてはおかわりありませんでしょうか。
冷気日ごとに加わり、ますますご繁栄の事と存じます。落ち葉の降り積もる頃、貴社ますますご健勝の事とお喜び申し上げます。
もちろんこれだけに限らず
他にもさまざまな組み合わせ方がありますので、相手方に応じてうまく組み合わせてみてください。また、11月の挨拶とはいっても上旬、中旬、下旬によってもまた使うべき文頭語は変わってきます。
木から葉がほとんどなくなってしまうような11月の下旬に紅葉の美しい季節になりました、などという言葉を使うことはもちろん適しません。そのあたりには十分気を付けて、相手方にとって失礼の無いような挨拶文を作ってみましょう。
また、相手方がビジネスシーンではより形式ばった表現を、友人などの場合はよりフランクなものを選んでみると良いのではないでしょうか。
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タイトル:11月の挨拶(結び・文末)の例文と結びの挨拶と書き方