水彩画の書き方

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様々な趣味がありますが、水彩画は道具を揃えやすく気軽に始めやすい趣味のひとつです。100円均一などの安価な商品を揃えている店舗で、絵の具も紙も入手できるので、思いたったその日に始めることができます。
 
絵には、絶対にこうしなければならないというルールはありませんが、それでもこう書くといいという指針のようなものは存在します。はじめたい、または興味があるけどどこから手を付けたらいいかわからないという方に、こうしたら書きやすいのではという書き方を紹介します。

 

  1. 1.紙の種類
  2. 2.描く前にやっておきたいこと
  3. 3.水彩画の書き方
  4. 4.道具について

 


紙の種類

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絵を書く前に、紙の説明をしたいと思います。一言に画用紙といっても様々な種類があるのはご存知でしょうか。これは、水彩画の出来にこだわるなら知っておいた方が今後の作品の出来や見栄えに関わってくるかもしれません。まず、水彩画用紙には細目、中目、荒目という種類があります。これらを紙の目といいます。

 

細目は、凹凸の少ない紙で、色の伸びがよく繊細なタッチに向きます。荒目は、凹凸の多い紙で、扱いにくいです。水を多く含ませると乾きが悪い、筆と紙の水加減が難しいなど紙の特徴をしっていなければ、思うような出来にならない可能性があります。ですが、グラデーションには最適です。

 

中目は、細目と荒目の中間です。にじみ・ぼかし・グラデーションが適度に表現可能なので非常に使いやすいです。初心者は、まず中目の紙を使用することをおすすめします。
その他に、メーカーでは、マルマンクロッキーが安価で扱いやすいのでおすすめです。また、ケナフも発色がよく、色のりもいいのでおすすめです。

 

普通の画用紙のように紙そのもので販売されているものや、スケッチブックのようになっているもの、はがきサイズのものなどあるので、まずは画材屋さんで色々と探してみるといいでしょう。はじめのうちは、小さいサイズの用紙を使って慣れていくのもいいかもしれません。

 


描く前にやっておきたいこと

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水彩画を書く前に、やっておきたいことがあります。それは、水張りです。小学校や中学校で水彩画を描いた際に、紙がだんだんでこぼこしてきて一定の場所に絵の具が溜まったり、うまく描けなくなった覚えはありませんか。実は、紙にいきなり描くと紙の繊維が伸びてしまいでこぼことして描きづらくなってしまうのです。そして、それを防ぐために行うのが水張りです。

 

水張りとは、ベニヤの板などに画用紙を起き、丁寧に刷毛などで紙に水を塗ることをいいます。四方は予めテープで止めておきましょう。あとは、紙をしっかり乾かして水分を飛ばせば水張りの完了です。すぐに書き始めたい方は、ドライヤーで乾かすと早いです。水を張り終わってもテープは剥がさずにそのままの状態で水彩画を描くと、紙が必要以上にでこぼこしません。

 


水彩画の書き方

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長々と書く前の準備について説明してきましたが、いよいよ水彩画の書き方について説明していきます。下書きは、鉛筆で行います。このとき注意したいのは、出来る限り鉛のかすが紙に残らないようにすることです。紙を、乾いた筆や手などでこすりつけないように優しく払ってください。

 

鉛筆のかすが残っていると、色を塗るときに溶け出してしまい発色が悪くなる可能性があります。下書きは、出来る限りうすく描いておくといいです。彩色後に、鉛筆やペンなどでなぞって、線を際立たせることができるので、うすい線でも大丈夫です。それに、水彩画は淡い色合いが特徴なので、はっきりとした線よりも薄い線の方が雰囲気があいます。
 

基本的に、水彩画では、淡い発色が好まれます。絵の具に対して多めの水分を使い混ぜます。水分を多く含んだ筆で色を置いていくので、混色の場合は、おいた絵の具が乾く前に違う色を置く方法と、完全に乾燥させて色を置く方法。布などで水分を拭き取って色を置く方法があります。それぞれ違った発色をしたり、色のにじみ方や伸び方が違ってきます。

 

また、水彩では、白くしたい部分は、色を塗らないことで表現します。簡単にいうと、紙の色を残して白を表現するといった感じです。雲などを描く場合には、雲の形を避けて、青空を塗っていくようなイメージです。薄い色から塗っていき、徐々に濃い色を重ねていくのが基本です。

 

また、はみ出したり色を間違ってしまっても白い絵の具で修正しないようにしましょう。はみ出しや塗り間違いは、水分を含ませた筆で絵の具を浮かせ、布などで吸い取るようにしましょう。彩色する前に、別の紙に混色見本になるようなものを準備しておくと色のイメージがしやすいです。また、使用したパレットも洗わずに残しておくと、混色した色をそのまま残せて次回も使うことができます。

 


道具について

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紙以外にも、筆や鉛筆、絵の具など、こだわると様々な道具が画材屋さんで選べます。筆の太さや毛、鉛筆の濃淡、絵の具のメーカーなど、色々と試して、自分にあったものを探していくのも楽しみの1つではないでしょうか。勿論、高価な方がいい作品ができるわけではないので、相性のいいものや、ひとつのメーカーを極めてみたりと楽しみも人それぞれです。

 

一般的にいわれている書き方やルールなので、もちろんこの通りにしなければならないというわけではありません。参考として頭のすみにでも置いていていただければ十分です。水彩画しか使ってはいけないという制限もないので、水彩色鉛筆を併用してもいいと思います。水彩色鉛筆とは、水で伸ばせる色鉛筆で、筆では塗りにくい場所を塗ったり、細かい混色などのときに活用できます。

 

水分がない状態では、普通の色鉛筆のような描き味ですが、水分があると、にじむのでそのような使い分けも簡単です。水彩色鉛筆とともに、水をいれる筆ペンもあると更に便利になります。最後になりますが、水彩だから必ず淡い発色にしなければいけないという決まりもありません。

 

あくまで、講座や本などの書き方ではこのように紹介されているというだけなので、好きなように描いて満喫するのが、正しい趣味だと思います。たくさんの作品を書いていくうちに自分なりの個性や、書き方を見つけられるはずなので、ぜひ多くの作品を残していってください。

 

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