書き方を定式的に学ばない日本の文化
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タイ観光ビザの書き方
観光が目的であり滞在期間が30日以内であれば、パスポートの有効期限が6ヶ月以上あること、30日以内の復路の航空券があることなどの条件を満たせばタイへの入国が可能です。 ...
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外国郵便の宛名の書き方
1.日本宛てに外国郵便を送る宛名の書き方 2.海外の方に外国郵便を送る宛名の書き方 3.船便などで荷物を送る場合 4.自分の住所や名前...
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入学祝い礼状の書き方例文
入学祝い礼状を書くときには、例文などを参考にして書き方を工夫してみるといいです。例文をそのまま利用してみるのもいいのですが、自分なりにアレンジして、より相手に伝わりやすいよ...
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三回忌の香典袋の書き方
香典袋を出すときは、お通夜、葬式の時にまず出します。その後初七日、四十九回忌、初盆、一周期、三回忌、七回忌となります。香典袋は、このすべての行事で出すのが故人へのそして遺族...
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医師への手紙の書き方
お世話になった医師へ治療を終えてからお礼の手紙を書きたいと思っている人もいるでしょう。しかしあまり日常的に医師に手紙など書く機会がありませんので、どのように書いていいのか、...
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礼状の書き方
生活をしていると、職場の方であったり知り合いの方とかかわる機会が出てきますが、誰かにとてもお世話になった場合であったり、特別なお祝をいただいたりすることが生活のなか起こるこ...
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会議の議事録の書き方
1.議事録の役割と必要性 2.議事録を作成する前の準備について 3.議事録の書き方について 4.書き方のポイント  ...
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車検OCR軽専用第2号様式書き方
軽自動車の継続検査で必要になる書類の一つにOCRシートの「軽専用第2号様式」という書類があります。この書類の書き方・例文は車検場の事務室内に記入例が設置されている場合がほと...
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SOAPの書き方:栄養士
1.管理栄養士の役割とは 2.SOAP形式とその書き方とは 3.管理栄養士で使うSOAPの書き方とは 管理栄...
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人に貸せる綺麗なノートをとろう
友達が「ノートを写したいから貸して欲しい」と言ってきたのに、自分のノートは汚くて貸すにはちょっと恥ずかしい。学生さんなら一度はある経験なのではないでしょうか。 ...
日本の教育課程においては実は文章の書き方について体系的に教わる機会がありません。小学校の頃から読書感想文や社会科見学の作文など、文章を書く機会には恵まれており、大学生になってもレポートや小論文を書くことが頻繁にあります。
しかし、その一般的な書き方を授業で教えるということはなく、実経験を通して書き方を学んでいくという形式がとられています。
この方式は欧米とは対照的です。
欧米ではライティングの授業が重視されており、ビジネスライティング、アカデミックライティングといた授業が当然のようにカリキュラムに組み込まれています。日本人に比べて欧米人が論理的に物事を説明するということがしばしば言われるのはこういった教育の成果とも言えます。
ある事象があって、その理由を説明するという構成が常識的になるようにライティングの教育を幼いうちから受けてきているのが欧米人なのです。それに対して日本では試行錯誤によって書き方を学んでいるため、個人によってもその時々の先生や指導者によっても左右され、独特の書き方を個人個人がもつようになります。
基本的には普段から行っている物事の考え方や順序立て方が反映されるため、欧米的な論理的思考をする人もいれば、日本的な思考の順序になる人もいるという状況が出来上がっているのです。
欧米的な方法によってライティングについて学ぶようにするメリットは、意思疎通が容易になるということです。文章といえばこういう順序立てて書かれているものだという前提のもとに文章を読むことができるため、誰がどんな文章を書いても皆にわかりやすい組み立てになっているからです。
しかし、あまりに一様化しているため
文体による個性が多かれ少なかれ失われてしまっているという側面は否定できません。一方で、日本のように文章の書き方を一様に教えない場合には、個人によって文章に癖があり、人によってはとても理解しがたい文章を書く場合があります。
そのため、書いた本人にはわかりやすくても他の人にはとてもわかりにくい文章というのが散見されるというデメリットがあります。しかし、表現の方法にも構成にも束縛がかかっていないので自由と多様性に富む文章が多く生まれてくることになります。
結果として、技巧に富んだ文章を書く人が生まれたり、優秀な小説家が出現したりすることにつながっている可能性が高いでしょう。このように、束縛を受けない文章を書けるという環境にあるのが日本であり、ライティングを定型化することを重視した欧米とは異なる文化があります。
あらゆることの欧米化が進む今日ではあるものの、日本の独自性として認識されてしかるべき点であるといえるでしょう。