「心身ともに」の意味と例文と書き方

文章の基本的な使い方で、「心身ともに」という言葉をどんな風に使うかをご紹介します。そのためには、この言葉の持つ意味をしっかりと把握しておくようにする必要があります。

 

文字通り「心身ともに」というのは、「心も体も」「精神的にも肉体的にも」という意味になります。精神的にも肉体的にも両面揃って健康であること、元気に満ちあふれていることを言います。逆に、不健康であったり疲れがたまって消耗して疲弊しきっている時に、この言葉を用いる場合もあります。

 

では、まず「心身ともに」の例文で精神的にも肉体的にも両面揃って健康である場合の使い方を紹介します。自らが「心身ともに壮健です。」と書けば、精神的にも肉体的にも健康である状態にあることをはっきりと伝えられます。

 

また、採用や条件などに良く記載されているのが

「心身ともに健康であることが採用の必要条件です。」と用いられていることが多いのは、心身がどちらも健康である人を採用したいという旨を説明しています。

 

これによって、健康な体ではあっても精神的にバランスを壊しているような場合、あるいは、逆で精神的には健やかでも持病を持っていることなどで病弱な場合には、この必要条件を満たさないようになることを示しています。

 

そして、お祝いの時に用いられることもあります。

たとえば、「心身ともにお健やかにて喜寿を迎えられ、祝着に存じます。」というように記念日を迎えるに当たって、肉体的にも精神的にも元気でおられることのお祝いの言葉にしますと、相手によりいっそう真心が伝わります。

 

また、自らが「心身ともに日頃の鍛錬を怠らぬよう努めております。」と表現すれば、以下に健康管理をしながら鍛錬をしているかを相手に伝えられますし、まじめに取り組んでいる姿勢もアピール出来ます。

 

逆に、不健康であったり疲れがたまって消耗して疲弊しきっている場合の使い方も紹介します。「今回の旅行は、心身ともに疲れ果てました。」と使えば、精神的にも肉体的にも疲れ切ったという状態であることを率直に伝えられます。

 

単に「疲れ果てました。」と使うよりも

疲労感の度合いを強く伝えられます。あるいは、「心身ともに老いを感じる年齢になりました。」とすれば、高齢になるに連れて若い頃は感じなかった疲れを心も体も感じるようになったというありのままの表現が出来るようになります。「心身共に病んでおりました。」といえば、どれほど肉体的にも精神的にも病に押しつぶされていた時期であったかを伝えられます。

 

「心身共にへたばっていました。」であれば、病気をした上に精神的にもストレスが重なって生気がなかったことを表現できます。正に、心も体も最悪な状態だったことをストレートに伝えることが出来る言い回しになります。

 

そして「心身共に弱っているために、大変残念ですが参加が叶いません。」とすれば、相手方の誘いに対して自分の健康状態を説明して、会合などに参加が出来なくてとても残念な気持ちを伝えられます。

 

「心身共に疲労が著しい頃でした。」とすれば、過去を振り返って病気になった上に精神的にも不安定でありとてもつらい時期を過ごしていたことを相手に説明が出来ます。

 

「最愛の夫を亡くして心身ともに弱っています。」とすれば、夫を亡くしたばかりの奥様がどれほど憔悴しきっている状態であるかを読んだ方は察することが出来ます。

 

また、「信頼していた彼との別れに、心身共に落ち込んでおり立ち直れそうにありません。」と書けば、失恋の痛手に気力もなくしてしまい健康面も損ねてしまっている女性をイメージできるようになるでしょう。

 

このように、心も体も健やかである場合、逆に心も体も弱っている場合に用いることが出来ます。単に「壮健です。」と書くよりも心身どちらも健やかだということを表現するのに「心身」を使うことで、より元気さがみなぎっていることを表現できるようになります。

 

逆に何らかの理由があり、心も体も疲弊し憔悴しきっている場合にも、この「心身」を使うことで、その消耗しきっている状態をストレートに伝えられます。

 

人間にとって心と体は密接な関係にあるので

何らかのストレスや病気、悩みごと、災害、別離などの状態に置かれると、どうしても心身の両方がバランス良く健やかでいることというのは、難しい時も誰しもあるものです。だからこそ、「心身」の健やかさがいかにかけがえないものであるかということも理解できるでしょう。

 

相手に自分の状態を分かりやすく説明をする際、試験や採用の場合に相手の条件を指定する際にも、この言葉を用いることによってよりその状態を適切に説明できる言葉になるので、使われている機会は多い言葉です。

 

状況に応じて良い時も悪い時も適切に選んで、文章の中で表現するようにしてみるとその度合いや状態を分かりやすく伝えることが出来るようになりますので、慎重に用いるようにして行きましょう。

 

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