理科の実験記録文の書き方:小学生
-
表彰盾プレートの書き方
1.トロフィー、表彰盾の使い分けは? 2.記念品の注文方法 3.表彰盾プレートの書き方 トロフィー、表彰盾の...
-
講演依頼文の書き方
講演依頼文を用意してお願いするというのは、相手はかなりの著名人か、大学教授、コンサルタントといった具合でしょうから、招く方としてもそれなりのお金も用意し、それなりの成果がな...
-
反省文が長文の場合の書き方
反省文の長文を書くには、まず始めに事実を詳しく細かく書くことで、後が少しでも楽になるようにします。例えば、○月○日、友達とキャッチボールをしていて、家のガラスを割ってしまい...
-
弔電・お悔やみ電報(祖父・祖母・義祖父・義祖母)の例文と書き方
訃報は突然伝わってくることが多いため、こちらの都合でやむをえず出席をできない場合があります。祖父母が亡くなった時や、義祖父母が亡くなった時は、遠方で生活をしているとお通夜や葬儀に出...
-
書道草書の書き方
書というものは、実用性だけでなくそこに美しさを見出す芸術性を兼ね備えているものです。日本においては、古く中国から伝わった漢字から始まり、奈良時代頃には写経が盛んに行われてい...
-
結納目録の書き方について
1.結納目録とは何でしょう? 2.結納目録の書き方とは? 3.結納品の関東と関西での違い 4.目録だけでなく「受書」が必要な地域も ...
-
移転式典出席者への御礼状の書き方
1.式典の案内 2.案内状を書くときの注意点 3.式典が終わったら 4.案内状や御礼状の書き方のまとめ 5.御礼状を出すタイミング...
-
調査依頼書の書き方
1.手紙の書き方の基本 2.調査依頼書とは 3.調査依頼書の書き方 手紙の書き方の基本 電話やメー...
-
挨拶状の書き方・例文集
1.挨拶状の書き方を知っておくようにする 2.結婚したときの挨拶状など正式な書き方 3.出産報告などの場合 4.転居、引越しなどの挨拶...
-
喪中はがきの書き方
喪中はがきは、喪中のために年賀状を欠礼することを伝える挨拶状を11月から12月上旬までに出す挨拶状です。年賀欠礼の挨拶では、誰がいつ亡くなったかを伝えます。お世話になった方...

小学校の理科の教科書を開くと、たくさんの実験があります。実験をするとその記録を文章にして残します。それが実験記録文です。でも、どうやって書いたらいいのでしょうか。必要なことや注意することは何でしょうか。
理科の実験記録文について
小学校の理科の教科書を開くと、たくさんの実験があります。実験をするとその記録を文章にして残します。それが実験記録文です。でも、どうやって書いたらいいのでしょうか。必要なことや注意することは何でしょうか。自由研究や観察日記など、記録をする文の書き方について、小学生のみなさんにこれから説明します。
まず、必要なものは紙やノートです。発表や提出するときはA3~A4ぐらいの大きさの紙をよく使います。小学校低学年なら大きな字でないと書きにくいときがあるでしょう。そのときは大きめの紙にしましょう。ます目や横線を入れてから文字を書くとやりやすいですし、きれいにできます。学校によっては先生が準備されることもあります。
実験の記録はわすれないうちに、ノートを準備して観察したことをその場で残しましょう。なるべく、正確にくわしく書いておくといいです。なぜならあとからふりかえっても、なかなか正確には思い出せないからです。それから、記録をなくさないようにとじたノートを使いましょう。
もちろん、日づけ、気温、必要なら天気などといっしょに、あとからべつに実験記録文として仕上げるときにも見てわかるように記入しておきます。そのときどきで、必要とする記録にはちがいがあります。たとえば、温度と植物の育ち方の関係を調べるなら、その日の気温の記録が必要になるとか、コップに入っている水の量と音の高さの関係を調べるなら、水のかさを調べないといけないということです。
実験記録文の説明(前半)
記録文は、「1.実験の題名」・「2.ふしぎに思ったこと」・「3.使ったもの」・「4.実験のやり方」・「5.実験の結果とわかったこと」、「6.まとめ」、「7.調べた本」などからなります。入れかえたり、はぶいたりしてかまいません。これから1~7について、例をあげて説明していきます。
まず、1の実験の題名の説明です。ひと目で何の実験かがわかる題をつけるといいです。「あさがおの観察」とするより、「あさがおのつる調べ」としたほうが、どんな実験かわかりますね。例をあげました。
例)1.実験の名前:「あさがおのつるのふしぎ」、「どこに向かう?あさがおのつる」
つぎの「2.ふしぎに思ったこと」では、なぜだろうとか、変わっているなと思ったことを書きます。そして、どうしてそう思ったかわけを書きます。本やインターネットで調べてみて、わかっていることと、わかっていないことをわけて書きます。調べた本があるときは、かならず本の題名を書いておきます。それから、わからないことは予想をたてると実験を組み立てやすいです。例えば下のように書き始めます。
例)2.ふしぎに思ったこと:「うちの庭のヒヨドリは、よく聞いていると、いろいろな鳴き声で鳴いているようです。なぜいろいろな鳴き声で鳴くのか観察してみたくなりました。そこで、・・・。」
「3.使ったもの」は、実験に使ったものを小学生がだれでも集められるようにくわしく記します。そして使った個数や品物の大きさなどを書いておきます。
例3.使ったもの:「500mLのペットボトル3本、割りばし10本、直径24cm(8号)の植木ばち」3はち・・・」
実験記録文の説明(後半)
「4.実験のやり方」には、実験をやった順にわかりやすくまとめます。ここにはあげていませんが流れ図といって、言葉と言葉をつないで見やすくする方法もよく使われます。
例4. 実験のやり方:あさがおのつるをほどいて、竹に元とは逆向きに巻きつけて、まる1日観察しました。そして、つるの先の動きを30分おきに・・・
「5.実験の結果とわかったこと」では、グラフなどの図や表などを文とともにまとめます。予想と違う結果が出てきたときはその理由を書きます。図や表を説明するように文を書いていくとやりやすいです。図・表・写真には、図1、表3のように前から順番に番号つけて記録文のあいているところに貼ります。
例5.実験の結果とわかったこと:「アサガオのつるを図2のように逆向きにまきつけて、まる1日おきました。すると10回の実験したうち、3回は何もおこらず、5回は写真1のようにほどけたままで、残りの2回は写真2にあるように・・・。そこでさらに、アサガオのつるの毛を・・・。」
(図や写真ははぶきました。)
「6.まとめ」は大事なところです。ここだけ読んで、実験のあらましがわかるように書きます。
例6.まとめ:「アサガオのつるを逆向きにまき直すとどうなるか調べました。すると、10回のうち、2回は・・・となりました。そしてつるの毛を・・・すると4回にふえ、・・・ということがわかりました。」
「6.まとめ」のあとに、「7.調べた本」では、本の名前やインターネットのサイトの名前を書き、実験でお世話になった人がいる場合は、感謝の言葉を書き加えます。
理科の実験記録文のポイント
記録文のおおまかな流れができたら、もう一度「ふしぎなところや調べたいことは何か」、「どうやって調べるか」、「調べたことからどんなことがわかったか」などがきちんとそろっているか見直しましょう。そろっていないところは、観察や実験を足しておこない、その部分をおぎないます。
えんぴつで下書きができたら、一度だれかに見てもらいましょう。おかしなところやわかりにくいところはないか言ってもらいます。それに合わせて書き直すことも必要です。下書きができたらペンを使って記録文を清書します。その時、はりつける図や表、絵のなどをかりに置いてみて、いちばん見やすい場所にはります。
夏休みの自由研究など記録文は、色ペンを使うと見やすくなります。観察して変化する様子を、写真で時間ごとに記録したものをはりつけるのもひとつのくふうです。見せたいものが平たくて大きくなく、くさらないものならば、記録文の紙にはりつけるのもよいでしょう。
せっかくのりっぱな記録を、ざつな字で書くとだいなしになってしまいます。字がうまくなくてもていねいに書けば読みやすいです。もしもパソコンがあってワープロが使えるなら、使ってみるのもいいでしょう。
以上書いてきたように、実験記録文はわかりやすさがいちばんたいせつです。わかりにくいところは絵にするなどひとくふうします。図やグラフ、写真などにはかんたんな説明をくわえます。せっかくていねいにじっくり取り組んだ記録です。上で書いたことに注意して仕上げてみましょう。