お中元の送付状の書き方

pixta_tegami_01

 

  1. 1.お中元とは何か
  2. 2.季節の挨拶について
  3. 3.送付状の挨拶について
  4. 4.手紙の折り方について

 


お中元とは何か

pixta_tegami_02

お中元とは年中行事として浸透していますが、もともと旧暦の7月15日におこなわれていた道教に由来する習慣でした。現在では新暦の7月15日頃から8月15日頃に、お世話になった方々へ感謝の気持ちを込めて贈り物をする行事として知られています。

 

暮れにお世話になった人達たに感謝するためにおこなわれている年中行事としてお歳暮と似ていますが、贈り物に添える手送付状などの書き方や品揃えなどは季節によって異なります。風呂敷などに包んで持参して手渡しすることは本来のマナーではありますが、最近では宅配便などを利用して配送されることが多くなってきています。

 

一般的には7月の初旬頃から半ばくらいまでの間に贈り物を届けることが多いですが、混雑時期ですので6月中旬頃から発送を始められる方もいらっしゃいます。地域によっては、8月に入ってから贈られる場合もあります。

 

送付状はお世話になっている方への感謝の気持ちや敬意を込めて贈る品物と一緒にお届けするものです。お中元は暑いシーズンになりますので、送付状にも涼しくなるような柄が入ったものを利用するなどの工夫をするとよいでしょう。

 

目上の方へ贈る場合には、正式な手紙の書き方をして失礼のないように注意する必要があります。とても親しい間柄であった場合でも時候の挨拶を忘れないようにし、季節に合った挨拶文面になるように心かげてください。日頃のお礼やお世話になっていることへの感謝の気持ちなどを書きます。

 


季節の挨拶について

pixta_tegami_03

手紙などに使用されている季節の挨拶は月によって異なりますので、お届けする季節に合わせた文言を使用するようにしましょう。6月であれば、改まった手紙では梅雨や立夏、青葉、深緑などの言葉を利用されるとよいでしょう。「若葉青葉の候」などがあります。
 

親しい方への挨拶文には「爽やかな初夏を迎え」「暑さが日増しに厳しく」「吹く風も次第に夏めいてまいりましたが」などが挙げられます。7月に入ってからは、盛夏や炎暑、厳夏などを利用することが多いです。親しい間柄の方へ贈る季節の挨拶には、「本格的な夏を迎えました」「暑い日が続きますが」「蝉の声が賑やかになる季節となりました」などがあります。

 

8月に使うことができる時候の挨拶には、残暑や晩夏、残夏、早涼、秋暑、納涼、初秋などが挙げられます。「残暑厳しき折」「立秋とは名ばかりの猛暑が続いております」「暦のうえでは秋ですが」などの挨拶が利用されることも多いです。

 


送付状の挨拶について

pixta_tegami_01

親しい間柄ではなくビジネスなどでお世話になっている取引相手の方へ贈り物をする場合の挨拶にはどのような文面が利用されているのかご紹介していきたいと思います。真夏に贈ることが多いお中元ですので、

 

「暑さが厳しい折りですが、皆様におかれましては、ますますのご健勝のことと存じます」
 
「暑さ厳しき折り、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます」
 
「盛夏の候、貴社におかれましては、ますますご清祥のことと心よりお慶び申し上げます」
 
「酷暑の候、貴社におかれましてはますますご健勝のことと存じます」
 
などが例として挙げられます。

 

親しい間柄の方や、遠方に住んでいるご家族などに贈り物をするという場合には、どのような挨拶文が用いられているのかご紹介していきたいと思います。
 
「すっかりご無沙汰してしまいまして申し訳ございません。その後、皆様お変わりはないでしょうか」「毎日汗ばむ日が続きますが、皆様お元気にお過ごしでしょうか」
 
「猛暑が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか」
 

などが挙げられます。文面を結ぶ際の季節の挨拶は、6月でしたら
 
「季節の変わり目ではありますが、何卒ご自愛の上ご活躍ください」
 
「梅雨冷えで肌寒い日もありますが、風邪など引かれませんようお身体を大切に」
 
などがあります。7月には、
 
「猛暑の折り、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます」
 
「厳しい暑さが続きますが、健康にはくれぐれもご留意ください」
 
などが使用されています。8月に入ってからの結びの挨拶には、
 
「晩夏の折り、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます」
 
「立秋ではありますが厳しい暑さが続きますので、お体にはお気を付けください」
 
「暦の上では秋ですが、まだまだ毎日暑いですので夏バテなどなさいませんように」
 
などが挙げられます。

 


手紙の折り方について

pixta_tegami_01

和封筒を利用される場合には三つ折りや四つ折りにすることが多いです。もっとも基本的なマナーとして使用されている三つ折りは、改まった手紙を書く場合などには白無地を使用されますが、親しい間柄のお中元の挨拶であれば涼しげな柄が入っているものを選ばれる方もいらっしゃいます。

 

手紙の買い出しが右上にくるようにして置いたら、下側から上に三分の一折り上げていきます。次に残りの三分の一を上から下に折り重ねるようにしましょう。封筒の大きさによって四つ折りにされるという場合には、三つ折り同様に手紙の書き出しを右上にして置き、下から上に半分に折り上げていきます。

 

半分に折ったらもう一度下から上に半分に折り上げてください。封筒に入れる場合には、拝啓などの書き出しが上になるようにして、便箋の上端が右になるようにして封入していきます。封入の際には、セロハンテープやホッチキスなどを使用せずにのりで閉じるようにしましょう。

 

封じ目部分には、「封」と書いたり「〆」と書いて投函してください。贈り物には、のし紙を利用しますが紅白や金色などが利用されている花結びや蝶結びのデザインが印刷されているものを利用します。デパートなどで購入された場合には、のし紙をお願いするようにしましょう。

 

水引きの中央部分の結び目の上に御中元と書きます。水引きの結び目の下部分には、少し小さめにして指名をフルネームで記入します。喪中の方に贈り物をする場合は、贈っていいものかどうか不安に感じる方が多いですが、

 

基本的に感謝の気持ちやお世話になっていることへの気持ちですのでマナー違反になるということはありません。やはり気になってしまうという場合には、先方へ連絡をいれてお断りをした上で時期をずらして残暑見舞いとして贈るという方法もあります。

 

リスト:文章の句読点の書き方

句読点というのは、文章を読んでいる人が読みやすいことを目的として用いられるものですが、それは簡単なようであってなかなか難しいという側面を持っているものと言われています。 ...

開店式次第の書き方

開店式次第とは、開店式の式の順序をまとめて記した物です。式次第のわかり易い例を挙げると、学校で行われる運動会や文化祭の時に「プログラム」や「進行表」として配られた、催し事の...

履歴書送付メール書き方

履歴書は、学歴や職歴などを記すことで企業や団体側にとっては記した人物の状況を知ることができる書類です。正社員として働く場合やアルバイトとして働く場合に提出することになります...

カード忘れの際の始末書の書き方

  1.始末書の必要性 2.カード忘れの始末書を書く前に 3.カード忘れの始末書の書き方 4.始末書を拒否することは出来るのか? &...

外国税額控除の書き方見本

外国税額控除という言葉を聞いたことがあるでしょうか?FXや株などで海外のものを取り扱っている方は知っている方も多いでしょう。   1.外国税額控...

お礼の手紙の書き方アドバイス

  1.お礼の手紙またはメールを書くケースはいろいろな場面で存在してます。 2.出張先で世話になった取引先の人には 3.旅行先で世話になった人には 4...

定年退職の挨拶状の例文とマナーと書き方

定年退職を迎えるにあたり、自分が御世話になったその会社で、お世話になった人々やもしくは自分の後を引き継いでくれる人々に対して、または会社だけでなく得意先の人やその他自分の周りでお世...

保存検査結果の書き方

食品の賞味期限、消費期限はその食品がまだ食べられるかどうかを示す目安として、重要な役割を担っています。現在、この賞味期限、消費期限は製造者によって決められており、科学的根拠に基づい...

手紙の書き方:お見舞い

病気や怪我などをされてしまい病院に入院してしまう方は少なくありません。近くに住んでいる場合には直接相手にお見舞いに駆けつけることが出来ますが、遠方に住んでいる場合は気軽...

結婚式電報(職場の上司)の例文と書き方

結婚式で職場の上司から送られる電報は、新生活を始める2人にとって一生の記念となる大切な存在です。披露宴で紹介される電報の中には、新郎新婦それぞれのお世話になっている方々から心のこも...

スポンサーリンク