作文の書き方:起承転結
-
反省文(服装)の例文とマナーと書き方
我が国日本では、中学校卒業までが義務教育と定められており、私立はさておき公立であれば、よほどの問題がない限り停学や退学などということはありません。服装や髪形など校則に違反していたと...
-
ご霊前の書き方
お葬式に持っていく「ご霊前」ですが、いざその場になると表書きや香典袋の種類に迷うものです。仮に間違ったとしても文句を言われるわけではありませんが、社会人としては常識として知...
-
3月の挨拶(書き出し・文頭)の例文と時候の挨拶と書き方
手紙やメールを出す際には、時候に応じた挨拶を適切にいれることで、ずいぶんと印象が良くなるだけではなく顔の見えない相手への気遣いが伝わるようになります。今回は、まず、3月の挨拶で用い...
-
自己アピールの書き方のヒント
まず、企業が自己アピールを求める理由を知ることが、自分の長所を正しく伝えるヒントになります。自己アピールでは、自分がどのような人物であるか示すだけでは不十分です。 &...
-
送付状の書き方
1.送付状とは何か 2.形式と書き方 3.例文と注意 送付状とは何か 必要な書類とか物品を相手に贈...
-
餞別金 会社の書き方
会社で餞別金を贈る機会は意外と多いものです。例えば、同僚や部下、あるいは上司が転勤をする際には皆から集めたお金を渡すものですし、独立や定年で退職する方にも、同様にお金を包ん...
-
書き方と持ち方について
文字の読み書きは、教育の基本です。特に文字を書くことは、読むことと比べると難しく、教える側にとっても簡単ではありません。なぜなら、文字の形を教える以前に、まずは鉛筆など書くものの持...
-
大学院辞退届の書き方
1.大学院の入学を辞退する場合 2.大学院辞退届の書き方 3.辞退の連絡方法 大学院の入学を辞退する場合 ...
-
建築設計の重要事項説明書の書き方
建築において最低限度の基準を定めているのが建築基準法ですが、建築の設計を担う建築士と設計を業務とする建築士事務所のありかたについて定めた法律が建築士法です。 &nbs...
-
文字の書き方は丁寧にゆっくり書くことで変えられます
字を綺麗に書きたいと願う方は、とても多くおられます。少しのコツをつかむことにより今までの書き方を変えて綺麗な文字を書けるようになります。字が綺麗に書けると好印象を持たれることが多い...
文章の書き方の基本
文章というものはただ漫然と書いて行けばいい、といったものではなく、そこには一定の書き方のルールというものがあるわけです。
これが起承転結と呼ばれているもので、まず始めに「起」という文章の書き起こしがあって、それを受け継ぐ「承」というものがあり、次に話題を転じる「転」というものがあって、最後に結論を述べる「結」がある、といった文章の書き方の定型を示したもの、となっているのです。
従って、作文、すなわち文章の作成を行う場合には、この起承転結のルールに則って文章を書いて行く、というのがもっともオーソドックスな作文法ということになっているわけです。
もっとも、これはあくまでも文章を書く場合の基本原則というものですから、かならずしもこれを杓子定規に守らなければならない、ということではないのですが、その基本というものを身に付けておくことで、とりあえずはそれなりに文章として読むに耐えるものが書ける、ということになります。
こうした基本を身に付けるためには、やはり、そのためのトレーニングを積まなければならないわけなのですが、日本の学校教育では、このような作文の書き方を学ぶためのトレーニングがきちんと行われているのかといえば、これははなはだ疑問であると言わざるを得ません。
この起承転結による文章の書き方というものは、ただそう言われただけでできるものではないために、実地の作文指導というものがどうしても必要になるもので、そうしたトレーニングを積み重ねることによって、少しずつまとまった文章というものが書けるようになって行くわけなのですから、こうしたトレーニングは、やはり学校教育できちんと行ってゆく必要があるものなのです。
実用文と小説の違い
また、とかく文章と言えば、小説家の書くような文章のことをイメージしてしまいがちなのですが、あれはあくまでも「文学作品」という特殊な文章なのです。そもそも、「小説」というもの自体が「通常の文章」なのではなく、「会話文」と「地の文」との組み合わせによって物語(ドラマ)を構成する、という独特なスタイルを持った文章の手法なのです。
おそらくはほとんどの人が、小学校や中学校の音楽の授業で、縦笛やハーモニカなどの簡単な演奏のし方くらいは習った経験があるでしょうが、ではそれで作曲をしてみなさいと言われたら、いったいどれだけの生徒にそんなことができるでしょうか。
小説を書くというのはこれと同じことで、一般の人にとって文章を書くということは、「小説という特殊な文章作品」を書くことではなく、あくまでも「何かを他人に伝える」ための文章による表現でしかないのです。
これが「実用文」と呼ばれているもので、社会に出れば誰にとっても必要となる文章を書くこととは、この実用文がちゃんと書けるということなのです。たとえば、その時に不在であった人に代わって電話を受けた人が、その不在であった人に受けた電話の内容を伝えるためにメモを書いておく、といった場合があるわけですが、メモというごく短いものであるとはいえ、これも立派な実用文なのです。
実用文の重要性
さらには、ほとんどの会社では、文書による業務上のやり取りというものが日常的に行われているわけですが、各種の業務報告書といったものや、取引先の会社とやり取りする業務上の手紙文、さらにはその顧客に対する告知文書、また広報宣伝のための広告文といったものなど、実に多種多様な業務文書が書かれているわけなのですが、こうした実用文をきちんと書けるためには、それこそ、起承転結という文章の基本ルールが身に付いていなければならないわけなのです。
多くの人が、文章といえば小説家の書く文章をイメージしてしまうのは、一つには、小中学校の国語の教材には著名な小説家の文章が多く採用されているので、そうした「教養」を養うための文章の知識はあっても、社会人となった時に必要となる実用文に接する機会が少なかったから、ということがあるからではないのでしょうか。
あるいは、現在では変わってきているのかもしれませんが、そうした実用文に接して、その書き方を身に付けさせるということが、日本の小中学校の国語教育には欠けていると思えてならないのですが。
このように、作文という文章を書くための技術というものは、小説家や評論家などの文章を書くこと自体を仕事にしている専門家だけに必要なものなのではなく、誰にでも必要となる社会人としての基本的な能力なのです。
そもそもが、「実用文」としての文章というものは、相手に的確に自分の意思を伝えるコミュニケーションのための手段の一つなのであり、電話や会話のような、口頭という声によるコミュニケーションに対して、文書という文字によるコミュニケーションの手段なのです。
しかも、インターネットがもはや当たり前の社会インフラとなっている現代の社会では、従来の電話と同じレベルで、電子メールによるやり取りというものがビジネスの世界でも当たり前のものとなっていますから、ますます文章によるコミュニケーションといったものが、欠かせないものとなっているのです。
この意味で、インターネット社会となった現代社会では、従来以上にコンピューターネットワークを通じてやり取りされる文書によるコミュニケーションが不可欠となっているのであり、それに伴って、実用文をきちんと書けることが欠かせないもの、となってきていると言えます。
こうしたことから、この実用文を書くための、作文の書き方をきちんと身に付けるということは、今後ますます不可欠なものとなってくるわけで、インターネット社会とは従来以上に文章というものが重視されることになった社会、と言うことができるのです。
ツイッターのような短い文のやり取りでは、さほどそれを意識することはないでしょうが、やはりインターネットによるビジネスでのコミュニケーションを的確に行ってゆけるためには、作文の書き方をきちんと身に付けておく、ということが不可欠となっているのです。
その有無が仕事の能率というものをも大きく左右するものとなってくるのです。まさに、作文の書き方というものはインターネット時代の今日的なテーマなのであり、これを疎かにすることはできないのです。
お役立ち情報などの書き方や日常生活に必要な色々な書き方は下記の記事も凄く参考になります♪
タイトル:基礎体温表の書き方
タイトル:小学生のための福祉作文の書き方
タイトル:起承転結の書き方