卒業式答辞書き方:大学

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大学の卒業式答辞は在校生などから贈られる祝辞や送辞などに対して、お礼として述べる言葉や文章のことです。卒業式に出席してくれた在校生や関係者に対して、お世話になった感謝とお礼を伝えるために読まれます。

 

  1. 1.大学の卒業式の答辞とは
  2. 2.卒業式答辞を作るに注意したいこと
  3. 3.卒業式答辞の書き方について
  4. 4.答辞の用紙への書き方や読み方

 


大学の卒業式の答辞とは

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大学の卒業式答辞は在校生などから贈られる祝辞や送辞などに対して、お礼として述べる言葉や文章のことです。卒業式に出席してくれた在校生や関係者に対して、お世話になった感謝とお礼を伝えるために読まれます。卒業生から代表者が選ばれ、壇上に立って文章を読み上げます。

 

卒業証書の授与や式辞、来賓からの祝辞などの後に、式歌や校歌斉唱の前に行われることが一般的です。式全体に緊張感を持たせたい場合は卒業生と在校生を向き合わせる形にして、緊張感のある雰囲気にすることもあります。在校生からのこれからも頑張ってほしいという気持ちに対して、感謝の気持ちを伝えます。

 

特に卒業式の答辞では、送辞を受け取ったときのお礼の役割となります。大学の卒業式の送辞は在学生が卒業生に対して送り、送辞を読んでくれたその在校生を答辞を読む卒業生がいじることもあります。在校中のエピソードを盛り込んだり、送辞を読んでくれた後輩の名前を出すこともあります。

 

中学校や高校などの答辞と違って、個性的な答辞を読む場合も多くあります。在校中のエピソードや思い出を読み上げることもあり、学園祭や体育大会などの思い出を盛り込みます。直接関わっていた後輩や在校生だけでなく、

 

学園長や教授、職員や両親などに向けた感謝の気持ちも加えます。書き始めは必ず時候の挨拶から始まり、卒業式を行ってくれたことに対して感謝を述べます。最終的に関係者と打ち合わせや確認を行い、文章に間違いや失礼などがないかきちんとチェックします。

 


卒業式答辞を作るに注意したいこと

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答辞を書くときには必ず事前に原稿や下書きを作り、関係者に添削してもらうようにします。文章を作ることや話すことが得意でも、改まった場所に相応しい文章や言葉遣いがあるので、必ず第三者に確認してもらうようにします。自分流の言葉にしてしまったり、分かりにくい文章にならないように注意します。

 

また誰が聞いても分かるように、簡潔にまとめることも大切です。聞いている人が飽きたり退屈にならないように、長過ぎる文章にも気を付けるようにします。内容をより分かりやすくしたい場合は在学中の思い出と、今後の抱負についてまとめるようにすると誰が聞いても分かりやすい文章になります。

 

またお世話になった人や教授など目上の人に感謝を述べる場合は、丁寧な言葉を選ぶようにします。さらに細かく構成を設定するのなら、まず出席者への挨拶と感謝、今までに贈る言葉をくれた人へのお礼を述べます。在校中の思い出や目上の人への感謝の気持ち、今後の抱負や指導のお願いという順番に構成を考えるとスムーズです。

 

さらにインターネットなどで答辞を検索して、例文を参考にして考えることも大切です。どのような展開や構成にしたら文章の流れがスムーズになるのか、面白い文章になるのかを考えながら作るようにします。自分の個性は出し過ぎないで、少し笑ってしまうような文章にすると雰囲気を壊さずに楽しい文章になります。さらに書き終えたら始めから読み直して、流れを考えながら修正していくことも大切です。

 


卒業式答辞の書き方について

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まず長過ぎる文章は分かりにくい答辞になるだけでなく、退屈させてしまう文章になるのでなるべく3分以内に収める程度にします。在学中に体験したエピソードや教授との話、仲間とのエピソードなどを効果的に盛り込むようにします。自分なりの言葉やアレンジをして、印象に残る答辞になるようにします。

 

エピソードはなるべく誰もが共感出来るような内容や、卒業生なら誰でも分かるような内容や行事について話すようにします。身内や仲間内でしか分からないエピソードではなく、誰でも思い描くことが出来るような内容にします。書き出しは必ず季節の言葉を使うことが一般的で、時候の挨拶から始めるようにします。

 

卒業式が行われる季節の挨拶や季語を使って書き出すと、スムーズに答辞に入ることが出来ます。書き出しさえしっかりしていると、その後の文章もスムーズに進みます。時候の挨拶のあとには、学生生活での思い出やエピソードが続きます。自分の中で印象的な出来事に対して、そのとき感じたことを盛り込むようにします。印象的な思い出が思いつかないときや分からない場合は、友人や教授に聞くようにします。

 

無理に名言や良い言葉を盛り込もうとはせずに、感じたままに素直に感情を表現した方が人の心に届く文章になります。最後には在校生や関係者への感謝やお礼を加えて、母校の発展について述べます。社会人として社会に出る場合はこれからの目標や、どんな人物になりたいかなどを加えます。さらにこれからも指導をしてほしいということを述べて、感謝の気持ちで締めるようにします。

 


答辞の用紙への書き方や読み方

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文章を考えるときには決まった用紙や決まりはありませんが、清書をするときには折り畳み式の式次用の巻紙に書きます。大学側から支給されるものや、自分自身で購入したものを使うようにします。罫線があるものと無いものがありますが、慣れていない人は罫線が入っているものを使うと書きやすいです。

 

ジャバラになっているので開いて折り目よりも広い余白が始めのページになり、余白の部分が少ないところが最後のページになります。書き始めるときには一枚めくったところから書き始めて、最後は二つ目の折り目に卒業した年次と自分の氏名を書きます。書き終わったものは封筒や紙で包むようにして、用紙の上の方に「答辞」と書きます。

 

本番前などにはポケットに入れるなどして、折ったり汚れた利しないように注意します。文章を書くときには墨を使って毛筆で書くか、筆ペンで書くようにします。筆を使い慣れていない場合は、一度練習してから書き始めるようにします。書き終わったらまず一度全体に目を通して、言葉の意味や文章の流れをきちんと理解します。

 

さらに声を出して、自分が考えた文章を読むことも大切です。明るい言葉や元気な言葉は明るい声で、しんみりするような言葉などは静かな声で読むようにします。書かれている文章や言葉を理解して、誰かに語り掛けるような感覚で読むことが大切です。大勢の出席者に届くように読むのではなく、誰か一人に向けて読み上げるような気持ちで読むと相手に伝わります。無駄に大きな声で読み上げるのではなく、抑揚をつけると自分の気持ちを伝えることが出来ます。

 

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