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ビジネス文書や目上の人に対する手紙などでよくつかわれる文言の中には、意味が似通っている言葉が複数みられることもあります。このような場合には、それぞれの単語の詳しい違いなどについて熟知しておかなければ、誤った使い方をしてしまい、相手にかえって悪い印象を与えることにもなりかねません。
また、その単語を知っていても、文章の中でどのような使い方をするのかについても知っておかなければなりませんし、どのような意図があるときに使うのかということも重要になってきます。
これらのポイントを踏まえて
文書を作成すれば、オリジナルの文章でもきちんとした内容になりますし、相手にも伝わりやすくなります。そのため、社会人になって間がない人、職種を変えたことにより、ビジネス文書を頻繁に書かなければならなくなった人は特に、気になる単語や定型文などがあれば、それらの持つ意味をきちんと調べて、例文を複数参考にして、自分の言葉として使いこなすことができるようになりましょう。
ビジネス文書でも目上の人などに送る手紙でも見られる単語の一つとして、「ご高配」があります。この言葉は意味的にはほぼ「ご配慮」と同じであり、相手の心配りを敬意をもって表現している言葉になります。
相手が取引先などの企業であっても
親戚や上司などの個人であっても使うことができる単語で、便宜や強力、賛同、資金などの援助といったものを希望しているとき、またはそれらを受けたときのお礼などに使われることが多いです。
ご支援やご協力といった言い方をすることもありますが、ご高配の方が内容をぼかしている言い回しになっていますので、あまり表だってサポートを希望していることを伝えにくいとき、また、第三者がみてもどのような支援をしたのかを知られたくないときなどに使用するのもよいでしょう。
文章の内容によっては
ご支援やご協力などの言葉と言い換えることはできますが、この単語は目上の人や親会社、立場が上または対等である取引先など、自分よりも立場が上になっている人や企業などに対して用いられますので、より敬意を込めた言い方をしたいときに向いています。
一方、立場が下になる子会社などに対して書類を作成するときには、ご高配と書くと逆に嫌味にとられてしまう可能性もありますし、本来の使い方として正しくはありません。そのため、ご配慮といった言い方に替えたほうが無難でしょう。
この単語を使った例文としては
相手方にこれから支援等を希望する場合には、「拝啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。さて、当社はこのたび、○○に新たに支店を設立することになりました。
つきましては、御社の関連会社である△△会社にご挨拶に伺いたく存じますが、ご担当者様にお時間を作っていただけませんでしょうか。なにとぞご高配のほど、よろしくお願い申し上げます。敬具」といった感じでまず以来の文章を具体的に作成したうえで、配慮を促すといった書き方にすると相手も意味を取り違える心配がありません。
また、相手方から何らかの支援や協力、配慮などを得られた後のお礼状等では、文中に「このたびの身に余るご配慮に対し、衷心より御礼を申し上げます」や「これもひとえに、御社のご高配の賜物と大変ありがたく、感謝いたしております」などのように記載します。
これらの文書は、実際に具体的なサポート等を得ていない場合の社交辞令として使うこともできますので、日ごろお世話になっている取引先や遠方の親戚等に対して送ることも可能です。
また、関わりがあってからある程度期間が経過したという場合でも、この言い回しであれば具体的な何かをしてもらったということを明言していませんので、使用可能です。
たとえば、前の職場でお世話になった上司に、転職先で昇進したことの報告などをする場合にも、以前の会社で面倒を見てもらったことによって、新しい職場で仕事がスムーズに進められたといった意味合いで使うことができますので、現在の職場と全く関係のない全上司に対しても違和感を感じない文書になります。
このように、ご高配という単語は非常に使い勝手の良い言葉です。
立場が上の相手に対しては、配慮よりも使いやすいといえますが、明らかに何のかかわりもない相手にこの単語を使うと、社交辞令とはいえ違和感を感じる文書になることもありますので、さじ加減には十分に注意しましょう。
また、この単語は文書の中に組み入れるときにそれほど特殊な使い方をするわけではありませんが、普段使い慣れていない単語であるだけに、似たような使い方をしている例文がないかを探しておいた方がよいでしょう。
初めて関わる企業等に対しては、あまり使わないほうがよい場合などもありますので、ある程度なじみがある相手、立場が自分よりも上になっている相手に限定で使用することから始めてみると、失敗もそれほどせずに済みます。