感想レポートの書き方について
-
贈答品に対するお礼状の書き方:ビジネス文書
お得意先というのは、自分たちの会社にとって何よりも大切な相手ということはお分かりになると思いますが、以前からも繋がりが深く、またこれから将来的にも共にビジネスを成功させてい...
-
読書感想文の書き方について
夏休みの終わりになると、困るのが、読書感想文ですね。小学校でも、中学校でも、必ずあるのが読書感想文の宿題です。書き方がわからず、インターネットなどを検索して、書く子どももいると思い...
-
書き方指南の難しさ。
ウェブ社会は、コピーとペーストの繰り返しが多く用いられることが必然化してしまい、オリジナルな作文ができにくくなっています。すなわち、各種の試験の解答でも、受験者は、どこかの解答例を...
-
婚姻届の書き方
婚姻届の書き方として挙げられることとしては、夫と妻になるそれぞれの氏名を、記入の段階ではまだ旧姓にしておくことが大切だと言えます。早くパートナーと同じ苗字になりたいという意...
-
卒業式の祝辞:用紙の書き方
1.お祝いの言葉、祝辞 2.卒業式の祝辞 3.祝辞に使われる用紙と書き方 お祝いの言葉、祝辞 ...
-
反省文(万引き/生活)の例文とマナーと書き方
値段の安いものを盗んだ場合でも、値段が高い物を万引きした場合でも罪の大きさは同じです。例をあげますと、近所にあるお菓子屋さんなど、つまりこどもがいくようなところに、それほど金額がた...
-
三回忌の香典袋の書き方
香典袋を出すときは、お通夜、葬式の時にまず出します。その後初七日、四十九回忌、初盆、一周期、三回忌、七回忌となります。香典袋は、このすべての行事で出すのが故人へのそして遺族...
-
お中元のお礼状の書き方:8月
日頃お世話になっている相手や上司、取引先などにあてて贈るお礼の品やご挨拶の品であるお中元。お中元をいただいたらお礼状を出すのがマナーです。なるべく早く出すようにしましょう。...
-
餞別金 会社の書き方
会社で餞別金を贈る機会は意外と多いものです。例えば、同僚や部下、あるいは上司が転勤をする際には皆から集めたお金を渡すものですし、独立や定年で退職する方にも、同様にお金を包ん...
-
論文の書き方:社会科学 経営学 日本経営史
大学などに入学しても、当然、試験がありますが、七自由科と称される、いわゆる一般教養試験以外の試験は、その殆どが論文試験です。全てと言ってもよいでしょう。論文ではない試験は、...
大学の課題で本の感想レポートが出されることはしばしばあります。本を読んで更に文章を書く必要があるので大変な課題ですが、書き方のポイントやコツを知っていればかなり楽に得点の向上にもつながるので是非習得しておきましょう。
感想レポートのコツ
大学の提出課題のレポートのなかで重視されているのが文章構成です。つまり、レポートの基本である「序論」「本論」「結論」の3つから構成されているかどうかがポイントとなってきます。そして、それぞれに相応しい内容が書かれているかどうかが問題となってきます。序論にはどんなテーマを扱うのか、なぜそのテーマを扱うのかなどを書きます。
次の本論には考察内容などを書きます。最後に結論には本論で展開した考察や研究結果を簡潔にまとめます。この前提をふまえて感想レポートを書いていくにはまず、冒頭にあらすじや要約をだらだらと書かないようにしましょう。文字数稼ぎ以外にあらすじを書く意味はありません。
指定された課題図書が1冊でも100冊からの選択でも教員はその本を何十回と読み込んでいます。あらすじなんて読み手には必要ありませんし、その存在だけでマイナス評価を与えられても仕方ありません。あらすじや要約はだらだらと書かずに、冒頭に1行か2行で”簡潔に”書いてください。
読書レポートを楽に書くために最も大切なのは、一章、或いは一部分だけを深く掘り下げるということです。なぜなら本全体を読まなくても良いからです。一部分を掘り下げるため、全体を読み解く必要がありません。掘り下げるために全体の流れを知る必要はありますが、全体の流れを知るくらいなら検索することで充分事足ります。
また、一部分だけを掘り下げているので深く考察できます。全体のレポートを書こうとすると、それぞれの考察が希薄になります。上っ面をなぞった様な感想文になりがちで、同じ本を読んだ大多数の学生と考察が被りがちです。しかし、一部分だけを掘り下げることで他人とは違う深い考察が出来るようになるのです。
同じ様な内容を読み続けると飽きるし、評価も厳しくなります。そこで、なるべく焦点を絞り詳しく掘り下げることで、「面白い着眼点だな」となり、評価に繋がるのです。また、一つの分野を掘り下げるのは時間がかかると思われがちですが、これが意外とそうでもないです。たくさんの論点を短くたくさん盛り込むよりもブレずに一つに特化したほうが混乱せずに書くことができます。
さらに自分の経験と結びつけることが大事です。これは読書レポートの王道ですが、多少無理矢理になっても良いから自分の経験をねじ込むことが大切です。自分の経験に結びつけることによって、「自分だけの考察」になります。そして、読書レポートにおける「自分だけの考察」は高評価に直結します。
面白い考察をすればプラス点になることはあっても、多少稚拙なことを書いてもマイナス評価になることはありません。つまり読書レポートの流れは、1,2行で全体の流れを書き、一部分を掘り下げて(掘り下げようと思った理由も書く)考察、自分の経験と結びつつ(無理ならば考察だけでも構わない)まとめるという形になります。
感想レポートの例文
ワンピースは、自由に生きる海賊に魅せられた少年ルフィが仲間と共に海賊王になるまでの軌跡を描いた物語である。冒険、勝負、人間ドラマ、様々な要素の中でも私は主人公であるルフィの海賊王足るべき器の大きさに感銘を受けた。
ルフィは一見、何も考えていない「バカ」だと形容されがちな性格の持ち主だ。大海原に小舟一隻で航海に出かけたり、仲間が止める中敵陣に単独で乗り込んだりと、おそらく作者も基本スタンスは「自由奔放」というスタンスで描いているだろう。
しかし、ルフィは単なるバカではない。それは、旅の途中で出会った海軍将校を目指す少年コビーとの別れのシーンから読み取ることが出来る。海賊との関わりを疑われたコビーに対して、ルフィは躊躇無く袂を分かつための言葉を浴びせ、暴力をふるった。その場だけの友情ではない、「本当に大切にするべきもの」がルフィには分かっているのだ。
(中略)
以前、私も海賊王を目指しているときに同じような経験をしたことがある。しかし、私にはルフィほどの器はなく、結局ずるずると仲間を海賊の道に引きずり込んでしまった。
(中略)
これほどの器を持ったルフィだが、実は今でも成長途中だ。冒険自体に注目しがちだが、私はこれからもルフィの海賊王になるための内面の成長にも注目していきたい。
この例文は短くあらすじをまとめて焦点を一つに定めてなおかつ自分の経験談を盛り込むことによってオリジナリティのある感想レポートに仕上がっています。1,2行で全体の流れを書き、一部分を掘り下げる考察や自分の経験と結びつける本論を組み立ててまとめるという形にあてはめるのは簡単で効果的なので是非やってみてください。
レポートの書き方や色々な書き方は下記の記事も参考になります♪
タイトル:店舗見学レポートの書き方
タイトル:会社レポートの書き方
タイトル:感想レポートの書き方のコツ