感想レポートの書き方のコツ
-
自己アピールの書き方のヒント
まず、企業が自己アピールを求める理由を知ることが、自分の長所を正しく伝えるヒントになります。自己アピールでは、自分がどのような人物であるか示すだけでは不十分です。 &...
-
推薦依頼書の書き方
推薦依頼書の書き方ですが、誰かに推薦をしてもらいたいけれどそれをお願いする際に書くのが推薦依頼書です。推薦してもらうように誰かに依頼するという機会はなかなかありませんから、...
-
軽自動車届出済証返納済確認書の書き方
1.軽自動車届出済証返納届とは 2.軽自動車届出済証返納済確認書とは 3.軽自動車届出済証返納届の書き方 4.中古バイクの購入時の注意...
-
盆踊りの協賛金の書き方
1.イベントの協賛を頼む文書 2.本文の前の書式 3.記す内容 4.終了後はお礼状を イベントの協賛を頼...
-
大学院辞退届の書き方
1.大学院の入学を辞退する場合 2.大学院辞退届の書き方 3.辞退の連絡方法 大学院の入学を辞退する場合 ...
-
履歴書の書き方~就活~
就活で必ず必要になるのが履歴書です。自分の基本的なプロフィールを企業に伝える身分証明書の役割を担う履歴書は面接の資料等にも使われる大切な資料になりますので、慎重に、丁寧に記入し...
-
離婚届の書き方と見本
愛し合って夫婦となっても、時と共に、もしくは一緒に暮らしていると互いの価値観が合わなかったり、不倫や浮気によって不信感が生まれたり、嫌気が差したり、他にも夫婦の数ほど事情が...
-
ビジネスでも学校でも文章は構成が重要です
ビジネスのシーンでも、教育のシーンでも、文章を書くという機会は非常に多いです。というのも、例えばビジネスであれば報告書や提案書など、相手に伝えるために、また、より魅力的に写すために...
-
お問い合わせへの回答の書き方
個人で店舗を経営している方やインターネット通販で商品の販売を行っている方、商品ではないものの専門的なサービスを依頼に応じて提供している方など個人事業主の方は多々存在している...
-
相手が読みやすいと感じる書き方のコツ
どんなに良い主張をしても、どんなに良い情報であっても、文章が読みにくいと思っていることが半分も伝わらず、結局何が言いたかったのかわからなくなってしまうものです。折角素晴らしい考えが...

感想レポートの書き方については、いくつかのポイントがあります。それらを項目別に見てみると、次のようになります。
読む立場と書く立場
まず大事なことは、読む立場ということになります。誰が読むのか、誰に読んでもらうのかということです。たとえば、書物を読んでの感想レポートという場合も、書いた人本人に読んでもらう場合もあれば、その本を読むようにと指示した人が読むことになる場合もあります。
さらに言えば、読後感想レポートという一種のコンテストに応募し、審査員が読む立場と言うこともあります。もちろん特定の人を意識しないで、広く多くの人に読んでもらうということだってあるでしょう。いずれにしても、誰を読み手とするかで、書き方が変わってくるので、最初に考えることは「読む立場」ということになります。
そして、次に大事なことが、書く立場ということになります。読む立場と対になる部分もありますが、自分がどういう立場に立って書くかということです。単に本を読んで、思ったこと、気づいたこと、使ってみたい点、直した方がいいと思う点などを感想としてレポートするのが一般的です。
書いた人と対等の立場や目線で書くときと、尊敬しながら、それでも提案したいことがあるというような立場で書くときと、あるいは評論家として論評するとき、自分が率先して解決する立場であるときなどで、書き方が大きく異なるということです。
企業の社員が、会社の業務として、何らかの感想アンケートを求められたときに、会社にとって素晴らしい提案が含まれていたとしても、自分のことはをさておいて、第三者的に論述していれば、読む方はうんざりして、せっかくの提案が埋没してしまうということがありますが、これなどは書く立場を正しく掴んでいない典型的な例と言えます。
そして、書く立場と読む立場の関連を常に意識して、書き続けないと、良い感想レポートにはなりません。これを誤るとせっかくのレポートが死んでしまいます。もう一つ、書いている途中で、立場が変わったりしてしまうことがありますが、それですとレポートが病気にかかってしまいます。
やはり文書の形式は踏むこと
感想レポートは言ってみれば一種の小論文ですから、それなりの論文記述の形式を踏む必要があるということです。昔から模範的な形式としては、三段形式と四段形式が有名です。三段形式というのは、序論―本論ー結論というような具合で、自然のリズムがあるので、もっとも受け入れやすいとされているものです。
それに対して、四段形式は、起承転結と言われるもので、詩歌の形式が元にはなっていますが、おなじみの形式であり、特に「転」の部分にポイントがあり、一転して印象を強めたリ、別の視点での論述を入れたリして、主張を強調するようなときに大きな役割を果たします。
からもちろん、感想レポートという場合は、数行で済ませなくてはならないこともありますから、これら形式を踏むことはできないで、印象に残ったことだけを簡単に記述しなければならないこともあるでしょうが、許されるスペースや入力文字の制限が広い場合は、できるだけ形式を意識して、論述することが望ましいのです。
「5つのポイント」
感想アンケートに限らず小論文なども含めて、審査する場合には5つのポイントがあるとされています。
一つ目は、論理の正確性です。たとえば、三段論法のように論理がきちんと展開されていないと、説得力のあるものではなくなってしまします。
二つ目は、論旨の明瞭性です。最近はパソコンの普及とともに、ブラインドタッチなどでスピードアップした文章作成を得意とする人が増えていますが、少し警鐘を鳴らしておく必要があります。思いつくままに打ち込んでいきます。
自分の頭で考え込んだところが少なくなり、論旨の明瞭性がぼやける結果になります。まずは、深く思考することが大事なのです。同時に、必要な説明は省かないとか、結論を人任せにしないとか、自分の見解をはっきりと示すことが重要です。
三つめは、考え方の豊かさです。前項の自分の頭でしっかりと考え込むことと連動しますが、深い思索性が求められます。ちょっとした思いつきで書くのでなく、もう一度自分の中でじっくり思索してから、表現するということです。中国の偉い人が「口耳の学」ということでの戒めを説きました。
耳にした気の利いた話をそのまま引用して口にするのは、小人の身に付かない学問であるとしたことと同じで、いったん自分の身体の中で咀嚼する必要性を諭したものですが、この咀嚼するということがとても大事です。そして、このことを踏まえて先哲先人の知恵に学んだりしながら、レポートに深みや厚みが加える必要があるのです。
四つ目は、独創性です。誰もかれもが、感動したとか、良かった、参考になったというのでは、個人の独創性は全くありません。独自の感じ方や人と違う主張などを意識して書きこむことです。
最後は、迫力です。感想レポートといえども、迫力のない文章は訴えるものが浮かび上がりません。文章表現の仕方を工夫して、迫力を持たせる努力を怠ってはなりません。
推敲は手抜かない
文章を作り上げたら、少なくても3回は読み直し、これまで述べてきたようなことの点検と、文章の練り直しをする必要があります。幸いにして、ワープロそしてパソコンの登場によって、文章の添削や書き直し、構成の組み直しなどがいとも簡単にできるようになりました。文章は練れば練るほど、いいものに仕上がります。時間の許す限り、推敲を重ね、完成させることです。
能力を高めるチャンスと位置付ける
文章にまとめるというのは、口でしゃべるのと異なり、表現の方法が異なってきます。人によっては、文章で表現するのは苦手と言う人もいるでしょう。でも、それだけに文章にまとめるということは、問題意識の深耕とか、視野の拡大とか、自分の力を磨き、高める絶好のチャンスなのです。
生みの苦しみを伴いますが、新たな問題解決の能力とか、仕事への能力が開発されることは間違いありません。自分の持っているものすべてを総動員して取り組み、手を抜くことなく全力投球すれば、出来上がった感想レポートそのものが自分の財産になりますし、また新たな展望が開けることになります。
たかが感想レポートですが、されど感想レポートです。自分の目の前にある仕事を完結することが、ひいては将来の自分の力に結びつく主旨の言葉は、古今東西の偉人たちが共通して話しているところです。
レポートの書き方など色々な書き方は下記の記事も凄く参考になります♪
タイトル:レポートの表紙の書き方例
タイトル:旅行レポートの書き方