脚本の書き方
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脚本を書くにあたって、まずは基本となるのはどのような物語にするのかということです。きちんとした話にするためには行き当たりばったりで書くのではなく、大まかなストーリーを先に決めるようにしましょう。
大ざっぱなストーリーの流れを決めよう
脚本を書くにあたって、まずは基本となるのはどのような物語にするのかということです。きちんとした話にするためには行き当たりばったりで書くのではなく、大まかなストーリーを先に決めるようにしましょう。たとえば、桃太郎をベースに脚本を書くのであれば、
大まかなストーリーは桃から生まれた少年が鬼退治を決意し、途中で仲間を引き入れて、最終的に鬼を退治するというものになります。ストーリーを作る場合に重要なのは、起承転結をはっきりとさせることです。上記の桃太郎の話であれば、起にあたる部分は「少年が桃から生まれる」というところ、
承にあたる部分は「鬼退治を決意する」というところ、転にあたる部分は「仲間を引き入れる」というところ、結にあたる部分は「鬼退治をする」というところになります。起承転結を意識してストーリーを作った後は、テーマを決めましょう。
たとえば、桃太郎を自己流にアレンジしたストーリーで脚本を書くのであれば、雉、猿、犬と仲間になる、そしてみんなで協力して鬼を退治するというところに焦点を当てて、一人では困難なことであっても、みんなで助け合えば目標を達成することが出来るといったテーマをストーリーの根幹にするいった風にです。
テーマは自分が主張したいことにするというのが基本です。なので、世の中に問いかけたいこと、あるいは、あることに対して自分はこう思っているということを出来るだけストックしておくといいでしょう。テーマを感じさせることが出来れば、ストーリーに奥深さを出すことが出来ます。
登場人物を設定しよう
大まかなストーリーを決めたら、次はキャラクターを設定しましょう。キャラクターは基本的に主役と脇役に分かれますが、脚本を書くのが初めてという人の場合、主役だけは細かく性格設定をするのに、脇役は名前と性別ぐらいしか決めないということがあります。なぜこうなるのかというと、人間を書く力量がないからです。
たとえば、主役の場合は自分だったり、あるいは自分が好きな漫画やアニメ、映画に出てきたキャラクターをモデルにして設定できるけど、脇役については、キャラクターを一から作ることが出来ないのでおざなりになってしまうわけです。脇役を適当に作ってしまうと、
会話がご都合主義なものになってしまい、ストーリー全体がリアリティを感じさせなくなってしまいます。たとえば、脇役が、主役の言うことに対して常に同意をして行動をするというようなキャラクターになってしまうので、主役の都合のいいように話が進んでしまい、なんの変化もないので退屈なストーリーになってしまうのです。
では、どのようにしてキャラクターを作ればいいのかというと、身近な人物をモデルにするのが一番簡単な方法です。たとえば、母親とは常に会話が噛み合うわけではなく、怒られたり、あるいは自分の提案に対して反対をしてくるということがあるでしょう。
登場人物にも、主役に対して全面的に賛成するわけではなく、時には反対意見を唱えてくるという風に、一本調子ではない面を作るのです。そうやって脇役の個性を作っていくとキャラクターが立つという状態になって、ストーリーにリアリティや躍動感が出てくるようになります。
脚本を書く場合の基本的な考え方を知ろう
脚本を初めて書くときに間違えやすいのは、小説と混同してしまうことです。しかし、脚本の書き方と小説の書き方はまったく違います。一番の違いは、小説にはある心理描写や風景描写が脚本にはほとんどないということです。脚本では、小説のようにどの登場人物が何を思ってこの台詞を言ったのかということを説明する必要はありません。
そういった部分の肉付けは脚本を元に映画を撮る監督や、舞台を作る演出家、そして役者が行うのです。なので、脚本を書く場合は台詞に重点を置きましょう。台詞を書く場合ですが、どの場面で誰が何を言ったのかという情報が必要です。なので、場面が変わるところでは、必ずシーンが変化したことを書きましょう。
そうしないと映画監督や演出家は、前のシーンがそのまま続いていると勘違いしてしまうことがあります。キャラクターがどのような行動をしたのかということについては、大きな部分については書いてもまったく問題ありません。
たとえば、料理をしているシーンであれば、登場人物を指定して、包丁で何かを切っているといった説明書きをしてから台詞を書くという風にしても構いません。ただ、包丁で何を切っているのか、ガスコンロには何が置かれているのかといった細かいことは不要です。
小説の場合は書いても問題ありませんが、脚本の場合は演出家に任せる部分だからです。包丁で何かを切りながら、どのような表情をしているのかといったことも基本的には不要です。演技の部分は演出家と役者に任せましょう
プロが書いた脚本を参考にしてみよう
脚本を書く場合、まったく何も参考にしないで一から書くのは難しいです。たとえば、それまでに小説などの物語を書いた経験があるという場合でも、書き方がまったく違うからです。なので、出来ればプロの脚本を読んで参考にするといいでしょう。その場合、自分がどのようなメディアで、
どのようなストーリーを書きたいのかをある程度決めておくと探しやすくなります。というのは、舞台で行われる演劇、映画、テレビドラマで使われる脚本は、書き方のルールはだいたい同じであっても、ストーリーの運び方や台詞回しなどはまったく違うからです。
もし、自主映画の脚本を書きたいという場合は、邦画のシナリオを参考にして、演劇の脚本を書きたい場合は、やはり演劇のシナリオを見た方が参考になります。では、プロが書いたシナリオはどこで手に入れられるのかというと、一番いいのは書店か図書館に行くことです。
自分が書いたシナリオを本にしたくないと拒む人も少なくないですが、有名なシナリオライターであれば、大抵はいくつかの代表作が本になって出版されています。また、シナリオが掲載されている雑誌もあります。また、脚本家のウェブサイトで公開されていることもあります。
プロのシナリオライターの中には、後進のライターの参考になればと公開している人が少なくありません。そうやって公開されているシナリオの中には、今もDVDで映像が手に入る舞台やドラマのものもあるので、映像を入手してシナリオと一緒に見るようにすると勉強になるでしょう。