係長昇任論文の書き方

pixta_tegami_01

係長昇任論文は、係長へ昇任するためには必要な論文ですが、これまでに全く書いた経験がない人の方が大半ですので、書き方に困っている人も多いでしょう。例えば公務員の係長昇任試験は、実は一次試験だけでなく二次試験もありますので長い道のりです。そして二次試験で論文があります。コツをつかめばきっとクリアすることができるので例文を参考にして乗り切りましょう。

 

  1. 1.文字数の配分が重要です
  2. 2.執筆に対してのパターンについて
  3. 3.社会批判を書く内容ではない
  4. 4.内容はあなたの代弁です

 


文字数の配分が重要です

pixta_tegami_02

文字制限が大半の係長昇任論文ではあるはずですので、書き方ももちろん重要なのですが文字数の配分に関してしっかりと考える必要があります。だいたい1000文字と指定されているケースが多いですがそれ以上やそれ以下の場合もあります。そして論文の構成を知っておく必要もあります。

 

論文を構成する際の基本としては起承転結が重要です。または序論、本論、結論という流れになることが重要です。どちらかの流れで書いていく必要があります氏、段階に分けて文字数の配分も考えなければいけません。あまりに序章で文字数が多いのにも関わらず結論で文字数が少ないとバランスが悪いからです。

 

例えばですが、起承転結にした場合は、起に150文字、承に350文字、転に350文字、結に150文字といったバランスがいいとされています。序論、本論、結論の場合には序論が200文字程度、本論が600文字、そして結論が200文字程度で配分するのがいいでしょう。ですから、バランスを考えて文字数配分をしていきましょう。必ずこの例文のように収まらなければいけないという決まりはありませんので、ある程度の目安にしておきましょう。

 


執筆に対してのパターンについて

pixta_tegami_03

文字数も重要ですが、内容のバランスも重要です。執筆内容のパターンもとても重要でそれによってバランスが取れていれば言いたいことが伝えやすいですし、バランスが悪ければ何を言いたいのか伝わらないことになります。ですからバランスを考えることは、自分が言いたいことをアピールできるかどうかにも関わってきます。

 

起承転結で構成する場合には起で社会情勢などを書いて簡潔な結論をここで少し触れておきましょう。そして承では、テーマにあがった施策に対する理解、重要な語句を入れておきます。転では、自分が今働いている職場であったり、自分が経験してきたことと重ね合わせて事例や具体例をあげていきます。

 

そして結では、これらを踏まえて結論、これから係長になる上での覚悟などをまとめるとスマートです。序論・本論・結論の場合にはどのような内容になるのかといえば、序論で社会情勢について書いて簡潔な結論をここで書いておきます。これは起承転結の最初と同じです。

 

そして本論で、施策への理解、重要な語句を入れつつ自分の経験してきたことの事例、具体例を挙げます。そして結論でこれらを踏まえての結論、係長としてこれからの覚悟なども入れていきます。こうした構成がいいでしょう。最初に簡潔な結論を入れておくことで、結論までたどり着かなくても読んでいる側が、これについて書くのかということで見通しをもって読み進められるメリットがあります。

 

その上で中盤では施策についての理解を示し具体例を入れつつアピールしていきますので、わかりやすいのです。そしてもう一度結論を入れることで、読みすすめてきた人もすっきりとした気持ちで読み終えることができます。

 


社会批判を書く内容ではない

pixta_tegami_01

係長昇任論文でよくある勘違いが、社会批判ばかりを書き連ねている内容です。これは決して社会批判を知るための内容ではないので注意しましょう。ここで試されている能力、それは、施策を踏まえつつ職場を運営することができるかどうかを試されているので、社会批判ではありません。

 

ですからここで社会批判をしたってなんのアピールにもなりませんので、係長としてやっていけるかどうかをアピールする必要があるのです。こういった形式ではついつい、社会批判に方向が走りがちですが、方向転換をして、そこは係長としてこれからこのようにしていきたいという決意を表明する内容に仕上げることを意識しましょう。

 


内容はあなたの代弁です

pixta_tegami_01

これを見ることによって係長としてこれからどのようにしていきたいと思っているのか、それが相手に伝えられるかどうかで評価がわかります。係長としてこれからどうしていきたいと思っているのかを問うているわけですから、これは面接試験とも直結しています。何を自分はアピールしたいのかそれを明確にする必要があります。

 

なかなか指定された文字数の範囲内で書くことは難しいことではありますが、係長としてこれからやっていけるかどうかの最終試験でもありますし、これで昇進した場合には職場を運営することに必ず役に立つ能力ですので、少し勉強時間を確保して、しっかりと自分が伝えたいことを伝えられるような文章を書けるように努力しましょう。伝えたいことが伝わらなければ意味がありません。

 

昇任論文の書き方など色々な書き方は下記の記事も凄く参考になります♪
タイトル:昇格論文の書き方

教育実習のお礼状の例文とマナーと書き方

教員を志す学生にとって、もっとも重要かつ貴重な単位取得が教育実習です。第一種免許状取得を目指す学生は、一か月以上にも及ぶ教育実習が必要です。実際に教壇に立つという経験は大学ではでき...

謝罪(交通事故/加害者から被害者へ)の例文とマナーと書き方

日々の暮らしの中で文章を書くことは多いです。いまは、携帯やパソコンの普及によって、実際にペンで文字を書く作業は減ったものの、キーボードを使って書く作業は増えているといえます。 ...

感謝状・表彰状(永年勤続)の例文とマナーと書き方

普段の生活のなかで、欠かせないことが 人とのコミュニケーションです。 どんなに自分は一人でも大丈夫だと言い張ったとしても、どこかしらで人とのコミュニケーションをとっているもの...

ブログの書き方の工夫

ブログをスタートしてから慣れるまではどんな書き方をすればいいのが悩むことも少なくないですが、基本的に決まりはないので、自分が楽しめる内容で話題を盛り上げていくと毎日更新するのも苦痛...

原稿用紙の使い方を理解し、読書感想文を書いてみよう

夏休みなどの課題として、読書感想文が出されることがあります。この読書感想文を書くことを苦手としている人も多いのではないでしょうか。そのような人の為に、読書感想文の書き方のコツについ...

卒業式答辞書き方:大学

大学の卒業式答辞は在校生などから贈られる祝辞や送辞などに対して、お礼として述べる言葉や文章のことです。卒業式に出席してくれた在校生や関係者に対して、お世話になった感謝とお礼...

履歴書の書き方について

大学生が新卒として就職活動をする場合や、主婦やサラリーマンが就職や転職をする際にも使用されるものが、履歴書です。その履歴書の書き方には、いくつかの注意事項があります。 &nb...

看護研究の目的の書き方

  1.看護研究が盛んな背景と諦める原因 2.看護研究の大まかな書き方 3.看護研究の書き方の中でも難しい「目的」 4.「目的」を書くこと...

可愛い文字の書き方:ひらがな

男性なら学生時代に女の子からノートを借りたとき「可愛い文字だな。」と思ったことはないでしょうか。また女性なら、友達の文字がかわいくて、ついまねをして書いてみたといった経験が...

入社試験の作文の書き方

  1.単に文章が上手に書けるというだけでは 2.この場合は、文章を上手く書こうなどと思わないで 3.作文の書き方で   入社試験で...

スポンサーリンク