「幸いです」の意味と例文と書き方
-
遺言書の書き方
遺言にはいくつかの種類があります。まず大きく二つに分けることができます。普通方式と特別方式です。普通方式とは通常の遺言のことで特別方式とは死期が近い場合や、或いは伝染病で隔...
-
就活での志望動機の書き方
まずは大原則で当たり前のことですが、手書きで丁寧に志望動機は書きましょう。もちろん志望動機に書かれている内容に関しても重要ですが、それ以外に表面上に出ない裏に隠れたその人の...
-
訃報の書き方:密葬
訃報を書く前に前に、密葬とはどういう葬儀形式なのかを、確認しておきましょう。一般的に家族葬と取り違えられやすいのですが、密葬とは、遠隔地での不慮の事故の場合など、やむなく密...
-
事業計画書の書き方
事業計画書は、単に自らの事業計画の内容を説明する為だけの物ではありません。自らの考える事業がいかに世の中に受け入れられるのか、そしてその中で事業を始めることで社会の発展に貢献で...
-
わかりやすく相手に文章を伝える書き方
言葉を伝え合えることは、生きている生物の中で人間だけに許された特権です。その特権でもある言葉は、音として伝えることもできますし文章として書いて読み手に伝えることも可能です。 ...
-
これで大丈夫手紙の書き方
普段はメールや電話で間に合っていても、ビジネスや人付き合いにおいて手紙のやりとりは欠かせません。とはいえ、手紙の書き方にはマナーがあり、それを知っているか知らないでいるかでは、受け...
-
町内会費領収書の書き方
1.町内会費の領収書について 2.発行者は町内会もしくは町内会長名義で 3.金額は改ざんされないように注意 4.領収書には細かい費目は...
-
可愛いノートの書き方
可愛いノートをより自分らしく、素敵に利用するということができれば嬉しいと感じられるものです。書き方を練習して、どのように可愛いノートを使いこなしていくかというハウツーを知る...
-
外国郵便の宛名の書き方
1.日本宛てに外国郵便を送る宛名の書き方 2.海外の方に外国郵便を送る宛名の書き方 3.船便などで荷物を送る場合 4.自分の住所や名前...
-
小学校の連絡帳:早退の書き方
小学校に子どもが通っている場合、病気や怪我などで学校を欠席する場合は無断で休まず必ず連絡をしなくてはいけません。欠席の連絡は、連絡帳に書いて担任の先生に伝えます。 &...

ビジネス文書や目上の人の手紙、あまり交流のない人とのやり取りなどでは、定型文だけを用いるのではなく、自分の伝えたい内容も文書にしなければなりません。
そのため、失礼のないような書き方をしようと思ったら、正しい敬語を使うとともに、文書の内容が相手に的確に伝わるように心がける必要があります。
日本人は直接的な表現をあまり好まないということもあり
丁寧に文書を書こうとすればするほど、婉曲的な表現になりがちです。しかし、あまりにも婉曲な書き方に専念してしまうと、肝心の内容が意味の通じないものになってしまう恐れがありますので、よく使われている言葉を上手に活用して、礼を尽くしていながら意味の分かりやすい文書作成ができるようになることが社会人としての重要な業務です。
ビジネス文書や目上の人への手紙などでよくつかわれている言葉はいろいろあります。その中の一つで、婉曲的な表現になりがちではありますが、頻繁に用いられるのが「幸いです」という言葉です。
たとえば、何かを相手にしてほしい時に、「○○をしてください」では直接的すぎて、相手も不快に感じる可能性があります。しかし、「○○をしていただければ幸いです」といった言い方をすると、命令口調が和らいで相手も快く依頼を聞こうという気持ちになれるものです。
このように、「幸いです」という言葉は、それ自体は意味を持ってませんが、相手が実行してくれたらとてもうれしいという気持ちを伝えるために用いられる言葉です。
また、相手に対して贈り物や利益、便宜などを供与する場合でも、こちらからのサポートで相手が喜んでくれたり、相手の役に立てたりすることを期待する気持ちを表現することもあり、多くのビジネス文書や手紙などで頻繁に用いられる言葉です。
なお、この言葉は相手に対して柔らかく依頼などを伝えることができる便利な言葉ではありますが、そのまま使うと、相手が目上の人であったり、立場が対等、もしくは自分より上になっている企業や団体に対して文書を作成するときには、やや尊大な印象を与えることがあります。
そのため、特に立場が上の相手に依頼する場合などは、「思います」の敬語表現にあたる「存じます」などを組み合わせて、「幸いと存じます」や「幸いに存じます」という言い回しにすることにより、自分がへりくだった態度で伝えることができます。
これらの言葉を用いた例文としては
「○月○日に当社会議室にて打ち合わせを行う予定です。万障お繰り合わせのうえ、ご参加いただけましたら幸いに存じます」や依頼文を記載した後で、「まことに勝手なお願いにて誠に恐縮ではございますが、ご高配を頂けましたら幸いに存じます」といったかたちで、相手に対してお願いをします。
一方、こちらからのプレゼントや便宜供与などで添え状や連絡文書などに記載する場合には、「ささやかな気持ちとして○○を同封いたしました。気に入っていただけましたら幸いです。どうぞご笑納ください」や「先日お問い合わせをいただきました件につき、回答書並びに関連資料をお送りいたします。お役にたちましたら幸いに存じます」などのように記載します。
このように、この言葉は何らかの言葉に対して幸いという言葉を付けるようになっていますので、上手に使わなければ文意の通らないものになってしまいます。
また、依頼をした場合には
相手からのアクションがあればきちんとそのお礼をいうことも大切です。人間関係を円滑に進めるために重要なキーワードの一つではありますが、使い方や使うシチュエーションなどには十分注意するようにしましょう。
なお、この言葉はビジネス文書だけでなく
個人同士の手紙やメールなどでも使うことができますが、普段から親しく付き合っている人に送る文書としては他人行儀過ぎてよそよそしいというイメージをもたれることもあります。
普段の付き合いなどから考えてみると、あまり堅苦しすぎると感じられる場合には、「○○を送ります。喜んでいただければ嬉しいです」といった書き方にしてみるのもよいでしょう。相手との距離感や、どういった内容の文書化によって、使わないほうがすっきりとすることもありますので、前後の文章と比べたうえで使うようにしましょう。
意味としては○○してもらえると嬉しいという内容ですので、相手に強要するわけではありません。そのため、相手からのアクションがなかったからといって一方的に腹を立てることはありませんが、自分がこのような文書を受け取った時には、やはり相手の気持ちを慮って一言お礼や支援などをするのが社会人としてのマナーです。
意味合いとしては希望という内容ですが、できるだけ相手の期待に応えるようにすることで、いざ自分が困った時には相手が助けてくれることもあります。控えめな表現だからといって額面通りに受け取らずに、積極的に相手の希望を叶えるようにしましょう。