招待状の書き方:句読点に気をつける
-
年賀メール(職場の上司宛)の例文とマナーと書き方
年が明け、新たな一年のスタートを気持ちよく切るにあたり、新年の挨拶は社会人としてのマナーに沿った、しっかりしたものにしたいものです。新年の挨拶と言えばハガキの形...
-
法定調書合計表の書き方
1.法定調書合計表とは 2.法定調書合計表の書き方 3.源泉徴収票合計表の書き方 4.年末調整の有無に関して 5.退職所得の源泉徴...
-
一般社団法人の議案書の書き方
承認を得ることを目的とするものではなく、提案する事自体が一番の目的です。 実際にその提案が受け入れられるかどうかは、検証や会議などの過程を必要とします。 良く似たビジネ...
-
よくわかるの介護記録の書き方
介護記録は利用者により良いサービスを提供していくためと、行った介護内容を証明するという役割があります。スタッフの間で情報を共有して、組織的に継続的にケアを行うために記録しま...
-
回覧の違反ごみについての書き方
人は独りでは生きていけず、一軒家であってもマンションやアパートといった集合住宅であっても、ご近所付き合いというのが大切になってきます。何かを決めるにしても自治体、地区単位と...
-
お歳暮のお礼状(義父母・親戚・知人)の例文とマナーと書き方
お歳暮は年の暮れに一年間にお世話になった人へ、感謝の気持ちを贈り物で表すものです。習慣として定着しているならわしですが、単なる儀礼にならないよう、気持ちのこもったやりとりにしたいも...
-
1月の挨拶(書き出し・文頭)の例文と時候の挨拶と書き方
きちんとした手紙を書く際には 書き出しにその季節を表した文章を付け加えることがあります。これを時候の挨拶といいます。これらは、月ごとにある程度用いられるものが決まっており、1...
-
喪中はがきの書き方
喪中はがきは、喪中のために年賀状を欠礼することを伝える挨拶状を11月から12月上旬までに出す挨拶状です。年賀欠礼の挨拶では、誰がいつ亡くなったかを伝えます。お世話になった方...
-
13回忌の案内状の書き方
法要とは故人の命日に亡くなった月の祥月を合わせた祥月命日に故人を弔う儀式の事を言います。一般的には49日の法要が過ぎると以降は定められた年に年忌法要を行う事になります。 ...
-
協力依頼についての手紙の書き方
依頼の手紙や依頼状というのは、頼みごとを書いて相手に送る手紙のことをいいます。 資料の請求や、証明書発行といった身近なもののほかにも、祝辞やスピーチの依頼をする機会も多い...
招待状を送るとき
招待状とは結婚式やパーティ、または式典などに出席をしてもらいたい相手に案内を出すものです。その催し物が誰の主催で、いつ、どこで、何の目的で行われるのかを明確に記載したうえで出席していただきたい旨を書いて送ります。出席か欠席かの返信が欲しい場合には返信用のはがきも一緒にいれて必要な金額分の切手も貼り、返信先の住所や氏名も記載し、相手に負担をかけないように送ります。
招待状を送るときには、出欠の返信を求める場合には開催日の遅くても2週間くらい前までに、返信を求めない場合でも一週間から10日前には相手に届くようにします。結婚式の場合は遅くとも相手に一か月前には届くように送ります。
招待状の書き方
どのような招待状でも、開催の趣旨や、開催日時、場所など必ず記入し出席をお願いするのですが、出席を強要しないようにすることも大切です。また当日の駐車場の場所や開催場所へのアクセスがわかるようにすれば出席してもらいやすくなります。
招待状といえば結婚式が多いのですが、それはどのように書けばよいのでしょうか。フォーマルな儀式なので招待状の書き方にもマナーがあるのです。以前は結婚式は招待状も両家の親の名前で出していましたが、最近では新郎新婦本人たちの名前で出すことが多くなりました。
書き方としてはまず時候の挨拶と皆様の安否を気遣う文章から始めます。例文としては「謹啓 新緑の候、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。」というような文章で良いのですが、祝い事、特に結婚式の場合には文章に句読点を使ってはいけないのです。
句読点というのは「切れる」という意味があるのでこれからの幸せをとぎらせないように願い、句読点のない文章にします。その代わりに一字分あけて書くようにします。同じ文章なら「謹啓 新緑の候 皆様におかれましては」という風に書くのです。
そして同じ要領で本文に入ります。本人たちが出す場合には「さて このたび私どもの婚約が整い 結婚式を挙げることになりました」という報告をし、続けてその式に出席していただきたい気持ちを書きます。
「つきましては 私どもの門出を見守っていただきたくささやかな宴を設けました お忙しい中 まことに恐縮ではございますが ぜひご出席くださいますよう ご案内申し上げます 敬具」
と宴を設けたので出席をお願いしますという内容で出席依頼をします。そのあとに、開催日時や場所などを記述します。最後に新郎新婦二人の名前を書き、
「なお 勝手ながら○月○日までに返信ハガキにてご返信いただければ幸いに存じます」と一番下に書いておくことも必要です。
両家の親が出すときには「私ども二人の」
と部分を
「新郎の父の名前 長男○○ 新婦の父の名前 長女○○」
と並べて書き、他にも本人たちなら「私ども」という部分を「二人の」という言葉に変えて書くようにします。開催場所に関しては住所とアクセス方法や駐車場の案内、また式場の連絡先を記述しておくようにします。文面には時間を使って自分たちを祝いに来ていただくことに対する感謝の気持ちを込めて書くようにします。
招待状の返信の書き方
さて招待状を受ける側になった時に出欠のを送ることになりますが、返信の書き方としてもマナーがあるので、それを知って失礼のないように心がけましょう。まず返信はがきの表面ですが招待状を送ってくれた人は返信先の自分の名前に「様」と付けるわけにいかないので「宛」や「行」となっています。
しかし送る方はそれでは失礼なので、「様」と書き替える必要があります。その際には「行」を二重線で消して大きめの字で「様」と横に書くようにします。裏面は招待する人を敬って「出席」のところも「ご出席」となっているので、「ご」を二重線で消し、出席するなら「ご欠席」も二重線で消し、欠席なら「ご出席」を消すようにします。
「ご住所」「ご芳名」なども「ご」や「御」の字を二重線で消して名前や住所を書くようにします。その時に消した部分に赤い字で「寿」と入れるとさらによくなります。そして余白の部分に「ご結婚おめでとうございます」や「花嫁姿をたのしみにしております」などとコメントを入れるとよいのですが、その時も招待状と同じようにめでたいお祝いのことなので句読点を入れないように書きます。
やむを得ず欠席をする場合や、出席か欠席かわからない場合には、すぐに返信せずにまず新郎新婦に電話かメールで「招待状をいただいたけれど、もしかしたらやむを得ず欠席になるかもしれない。でも調整はしてみます。」という旨の連絡を入れておき、少し経ってから無理なら「欠席」で返信します。すぐに返信で「欠席」で送るより、「調整しても無理だったのだ」とやむを得なかったことが伝わるので不愉快な思いをさせなくて良いでしょう。
欠席理由としては本当の理由を書くのはよいのですが、弔事や病気などの場合は「都合により」などとぼかして書くようにし、「忙しい」という言葉もせっかく招待をしてくれた新郎新婦に気を使わせたりして失礼になるので使わないようにします。そのうえで二人の門出を祝した言葉を書くようにしましょう。出席でも欠席でも届いて一週間ぐらいまでに返信を送るようにします。
招待状や返信の書き方のまとめ
招待状を書く場合には開催の趣旨と開催日時、場所は明確に記述し、アクセス方法なども書いておくようにします。そしておめでたい祝い事に関しては招待状を書く方も返信を書く方も句読点を付けずに書くのがマナーです。それから招待状を出す方は相手を敬って「ご」「御」を使うようにし、返信をする方はそれらを二重線で消し、できれば「寿」の赤字を入れるようにします。
「ご出席」の「ご」の字を消して「慶んで」という言葉を添えておくと新郎新婦もうれしい気持ちになることでしょう。また招待状は開催日の一か月前には相手に届くように発送し、返信はその一週間以内で早めにするようにすることが大切です。
これらのようなフォーマルな儀式の時に、マナーを知らずに句読点を付けて文章を書いたり、返信の時に「御」を消すことや返信先の名前の「行」を「様」に変えずにそのまま出すと相手様に不愉快な思いをさせてしまったり「マナーが分かっていない」と認識されてしまうこともあるので気を付けたいところです。
招待状の書き方など色々な書き方は下記の記事も凄く参考になります♪
タイトル:ゴルフ招待状の書き方
タイトル:結婚式招待状書き方:横書き