お歳暮のお礼状(義父母・親戚・知人)の例文とマナーと書き方

お歳暮は年の暮れに一年間にお世話になった人へ、感謝の気持ちを贈り物で表すものです。習慣として定着しているならわしですが、単なる儀礼にならないよう、気持ちのこもったやりとりにしたいものです。

 

そのためには贈る方は送り状を、贈られる方はお礼状を一筆添えることで、より心のこもった贈り物となります。普段のコミュニケーションが電話やメールなど、簡単なものになっている時代だからこそ、一年最後のごあいさつくらいは、正式な礼儀として直筆の送り状、お礼状をやりとりすることで、あなたの心遣いが一層貴重なものとして相手の心に響きます。

 

特に、義父母や、親戚、親しい知人など、気心の知れた間柄であれば、つい、礼儀をなおざりにしてしまいがちですが、親しい間柄であるからこそ、感謝の気持ちをしっかりと伝えあうことで、日常のやりとりもより円滑なものになります。ここでは義父母・親戚・知人からのお歳暮のお礼状の例文とマナーについて解説します。

 

1.お礼状は、はがきでOK。遅くても1週間以内に出しましょう

まず、お礼状は感謝の気持ちとともに、贈り物が無事に届いたということを先方に知らせる意味合いがあります。品物が届いたら、遅くとも一週間以内には出しましょう。基本的にはハガキでかまいません。季節の花などがあしらわれている絵ばきを選ぶのも喜ばれるでしょう。しかし、もし、お礼が遅くなった場合には手紙にして、お詫びの言葉を書き添えたほうがよいでしょう。

 

2.時候の挨拶は省かないようにしましょう

お歳暮は季節の挨拶でもありますので、お礼状も時候の挨拶から書き始めましょう。丁寧な言葉で書く必要はありますが、あまり堅苦しく考えすぎず「師走に入り寒さも本格的になりました」「カレンダーも最後の一枚となりました、皆様お元気そうでなによりです」など、普段使うような 言葉でかまいません。

 

3.近況を盛り込むことで一層気持ちが伝わります

長らく会っていない親戚や知人へは、ご無沙汰していることを詫びる言葉を盛り込むとともに、自分や家族の近況などを盛り込むとことで温かい気持ちが伝わります。また、義父母へは、子供たち(孫)の様子を書き添えると、大変喜ばれるはずです。

 

4.いただいたものを確認せずにお礼状を出すのは絶対にNG

また、いただいたものをどのように使ったか、どのようにうれしかったかを具体的に書くと、感謝の気持ちや喜びの気持ちが相手にきちんと伝わります。早くお礼をしなければ、と焦って中身を確認することなくお礼状を出すことはかえって失礼にあたりますので、絶対に避けましょう。

 

5.自分の言葉で素直に書きましょう

お礼状というと堅苦しく考えがちですが、あまり難しく考えすぎず、自分らしい素直な言葉で書くことで、感謝の気持ちが伝わり、相手にも好印象を持ってもらえるでしょう。

 

以上の5点を参考に

「前文・・・時候のあいさつ」「本文・・・用件(お礼のことば)」「末文・・・結びのあいさつ」という、基本の構成をおさえておけば、内容は応用をきかせて書くことができます。

 

以下に例文を3つ掲載します。相手の顔を想像しながら、短くてもいいので、心のこもった自分らしいお礼状を書いてみてください。

 

例文・1(親戚へ)

拝啓 年の瀬もおしせまってまいりました。皆様お元気そうで何よりです。

 

私達夫婦も、ウォーキングを日課にしているおかげか、おかげさまで元気に過ごしております。

 

さて、先日、水炊き鍋のセットが届きました。

 

ありがとうございます。

 

昨年、そちらに伺った際にごちそうになった水炊き鍋の味が忘れられないと主人と話していたところでしたので、本当に嬉しく、早速、昨日の夕食に美味しくいただきました。

 

体も心もあたたまる味でした。

 

これから寒さが本格的になってまいります。風邪などひかれませんようお気をつけください。

 

またお会いできるのを楽しみにしています。

 

敬具

 

例文・2(義父母へ)

拝啓 師走に入り、何かとあわただしいこの頃です。

 

さて、本日、たくさんのみかんが我が家に届きました。

 

ありがとうございます。

 

毎年、おじいちゃん、おばあちゃんから届く甘くて美味しいみかんを子どもたちも心待ちにしており、早速おやつに美味しくいただきました。

 

食べ過ぎないように注意するのが大変です。

 

今年の冬は例年に増して寒さが厳しいようです。

 

どうぞ暖かくしてお過ごしください。

 

では、お正月にお会いできるのを楽しみにしています。

 

敬具

 

例文・3(知人へ)

拝啓 師走に入り寒さも本格的になりました。お元気でお過ごしのことと思います。

 

●●ちゃんは大きくなったことでしょうね。

 

おかげさまで、私達家族も皆変わりなく過ごしております。

 

さて、昨日、佃煮の詰め合わせが届きました。

 

ありがとうございます。

 

忘年会など、つい食べ過ぎることの多いこの時期、頂戴した佃煮と白いごはんがなによりのごちそうになります。

 

あわただしく感じる年の瀬ですが、どうぞお体にご自愛ください。

 

敬具

 

お礼状の書き方など色々な書き方は下記の記事も凄く参考になります♪
タイトル:お中元のお礼状の書き方:8月

美しく見える文字の書き方

教育上、私たちは手紙・レポートなどで文書を作成する際にはひらがな・カタカナ・漢字などの文字を組み合わせて文章を書きます。   手紙などの相手への思いを記す場合...

企業アポイントメントを取る際のメールの書き方

どんなビジネスシーンにおいてもアポイントメントを取ることは必須といっても過言ではありません。それがないと何も始まらないのです。企業にアポイントメントを取る方法として主にあげ...

ビジネス報告書の書き方

報告書とは仕事の上司や関わる人に対して、仕事の内容や状況について説明しているビジネス文書のことです。主に出張した際など、自分の仕事について送る相手が確認できない場合に提出を...

お中元のお礼状(取引先・上司)の例文とマナーと書き方

お中元とは、夏季に商品等を特定人に対して贈呈することを言います。 中元ギフト等を贈呈した若しくはされた場合は何らかのメッセージを相手方に対して送るのが礼儀であるとされています...

衛生講習会の感想文の書き方

  1.食品衛生責任者とは 2.食品衛生講習会とは? 3.食品衛生講習会の感想文の書き方 4.過去の食品衛生講習会の講演 5.テンプレ...

強制認知:認知届の書き方

  1.認知とは 2.父親が認知しないとき 3.シングルマザーになる前にしっておくこと   認知とは ...

12月の挨拶(結び・文末)の例文と結びの挨拶と書き方

季節に応じた結びの言葉で手紙やメールを出すようにすると、受け取った相手へ真心が伝わるものです。たとえ、文頭が丁寧で気配りのある内容になっていたとしても、終わりが相手への配慮がないと...

係長昇任論文の書き方

係長昇任論文は、係長へ昇任するためには必要な論文ですが、これまでに全く書いた経験がない人の方が大半ですので、書き方に困っている人も多いでしょう。例えば公務員の係長昇任試験は...

式辞の巻紙の書き方

式辞を巻紙で書く書き方についてここではみていきますが、そもそも式辞とはなんなのか、どのようにして書くのかなど式辞についての基礎知識をいれた上で巻紙の書き方について見てみまし...

挨拶状の書き方・例文集

  1.挨拶状の書き方を知っておくようにする 2.結婚したときの挨拶状など正式な書き方 3.出産報告などの場合 4.転居、引越しなどの挨拶...

スポンサーリンク