志望理由書例文

pixta_tegami_01

たとえば進学希望先に提出する場合や、就職希望先に提出する場合など、志望理由書の提出が必要となるケースは様々です。ケースによって必要な分量や、指定された文体などは異なるかもしれません。しかし、どうして自分がそこを希望しているのかと言うことを、読む人の心に訴えかけるようなものでなければならないと言うのは、どのケースの場合でも共通していることです。ここでは、希望している進学先に提出する場合とケースを限定して、書き方やポイントを紹介していきます。

 

  1. 1.志望理由書を書く前に
  2. 2.学校側がチェックするポイントを考える
  3. 3.構成を考える
  4. 4.各部で重要なこと、第1部と第2部に関して
  5. 5.一言をどのように書くか

 


志望理由書を書く前に

pixta_tegami_02

実際に書く前に、まずは改めて自分の思いを確認することが重要です。そしてその思いと『どうしてこの学校を、進学先として希望するのか』と言う疑問を結びつけて考えると良いです。『私が就きたい職業に有利な資格を取得することができるから』とか『学校の雰囲気が良さそうだから』と言う理由も、悪くはありません。ですが、『他にもこの資格を取得できる、雰囲気の良い学校はたくさんありますよ』と答えられてしまってはそれまでです。

 

ですからこの場合、学校のパンフレットなどによく目を通し、その学校ならではのものを探し出すと良いです。『設備が整っており、資格取得のための勉強も効率よく行えそうなため』とか、『教職員と生徒との距離感が近く、良い雰囲気の中で勉強に励むことができそうだから』などと記入するだけでも、先の理由がずっと説得性を増します。就職を希望する企業などに提出する場合でも、これは抑えておくべきポイントです。

 


学校側がチェックするポイントを考える

pixta_tegami_03

学校側がこれで確認するポイントは、やはりある程度は共通しています。その人が、どんな目的意識を持っているのか。どれくらい、学業に対しての意欲を持っているのか。またその人の人物像や、将来性や可能性、そして文章能力の有無が、その代表的なものとしては挙げられます。

 

ですから書く側としては、こうしたポイントをクリアしていくような感覚で記入していくと、よりアピール力の強い志望理由書に仕上げることができます。またあらかじめ、自分が伝えたい思いを、端的に表現することができる言葉を知っておくと、さりげなく文章能力をアピールすることができます。

 


構成を考える

pixta_tegami_01

実際に書く場合、求められる分量にもよりますが、一般的には4部構成にすると良いとされています。第1部には、どうしてその学校や学部を志望したのかと言うことを書きます。第2部には、志望するようにきっかけなどを書きます。第3部には、第2部の内容をもう少し広げ、その学校で学んだことを踏まえ、どのような社会人になりたいかなどを書きます。そして、入学できた場合にはどのような学校生活を送りたいのか、そう言った努力目標を書いてまとめるのが第4部と言った具合です。

 


各部で重要なこと、第1部と第2部に関して

pixta_tegami_01

第1部で重要なこととしては、具体的になりたい職業などがある場合は、それを結論として先に書いてしまうことです。そうすると、非常に強くアピールをすることができますし、『そのために必要な知識や技術を、この学校で学びたいと考えています』と、効率よくまとめることができます。勿論これは、職業でなくても構いません。『あの教授のもとで学びたいです』とか『大好きな文学を徹底的に学びたいです』と言ったものでも構いません。

 

第2部に関しては、志望することになったきっかけなどはより具体的に書くことが重要です。過去の体験や読んだ書物からの影響、誰かから言われた言葉からの影響、そう言ったものがある場合は、それを記入しない手はありません。ですから、これらのきっかけをあらかじめコンパクトにまとめておくことも、事前準備としては欠かせないことです。

 


各部で重要なこと、第3部と第4部に関して

pixta_tegami_01

第3部では、自分が思い描いている将来像を書くことを心がけると良いです。恥ずかしがることなく、堂々と『私はこんな社会人になっていたいです』とか『この職業に就いて、こんなふうに社会に貢献していたいです』と、自分の夢を書いて下さい。学びに対しての意欲や、自分と言う人間の中にある可能性をアピールできる、最大のポイントとも言えます。しかしどうしても、そうしたことが思い浮かばないと言う場合は、正直にそれを記入するのもひとつの手段です。

 

けれど、そのままで終了してしまってはアピールとしては弱いので、それを受けた上で第4部で目標を記入することが重要です。例文としては『この学校の充実した学びの環境の中で、自分の将来像と言うものを考えていきたいです』とか『様々な学びを経験していく中で、自分の生き方についての考えを深めていきたいと思います』と言った具合です。第3部でのアピールの弱さも、発想の転換をすれば、第4部でアピールポイントとしてじゅうぶんに活用させることができます。

 

志望理由書は、あまり難しく考えすぎると、その人の個性などが失われたものになってしまう可能性もあります。上手に書くこと、文章としてまとめることは勿論、大切なことです。しかし最も重要なのは、書き手の熱意や思いの強さであり、そしてそれが読み手にきちんと伝わるかどうかと言うことです。ですから、それらを踏まえた上で、様々な例文や書き方に目を通し、自分らしい志望理由書を完成させる練習を重ねておくと良いです。

 

下記の志望理由の書き方も参考になります♪
タイトル:司法修習生志望理由の書き方
タイトル:志望動機の書き方

小論文の書き方について

最近では様々な場面で文章を書くことが必要とされるようになりました。入学試験は元より、就職の際にも時にこうした作文の提出を求められることがあります。普段余り文章を書く機会のない場合に...

お礼文の書き方

人間、生きていればさまざまなシチュエーションでお礼文が必要となってくることがあって、書き方、作法を知っておくと必要となった時に役立つのです。それではお礼文はどういった場...

お歳暮のお礼状(義父母・親戚・知人)の例文とマナーと書き方

お歳暮は年の暮れに一年間にお世話になった人へ、感謝の気持ちを贈り物で表すものです。習慣として定着しているならわしですが、単なる儀礼にならないよう、気持ちのこもったやりとりにしたいも...

卒論のインタビューの書き方

まず、インタビューする前に相手の事を事前調査します。直近の活動は勿論、今後の行動について調べておくことも大事になっております。関連書籍や雑誌等は出来る限り目を通しておいた方...

狂犬病予防接種証明書の 英語での書き方

「狂犬病予防接種証明書」を英語で書く場合、とても難しそうなイメージを持たれる方も多いでしょう。しかし、狂犬病予防接種証明書に記載されるべき項目は、それほど多くはありません。...

「ご丁重」の意味と例文と書き方

ご丁重という言葉は丁寧という言葉と同じ意味になりますが、より親切で礼儀正しい言葉遣いとして使われる言葉です。結婚式や挨拶文など特にビジネスの場面においてたびたび使われる言葉であり、...

奨学金申し込み理由の書き方

奨学金は未納問題が起きていることもあり、貸し出しの際の審査は非常に慎重になされています。さまざまな情報を記入する中で唯一文章を入力しなければならないのが、奨学金を志望する理...

償却資産申告書の書き方

償却資産とは個人や法人で事業の用に供することができる資産のことで、毎年1月1日現在で所有している土地や家屋以外の資産をいいます。   1.償却資...

駐車場契約書の書き方

駐車場を貸すことになった場合には駐車場契約書が必要になりますがなかなかこれまでに書く機会がなかった人は、どのように書けばいいのか、書き方に困る人もいるのではないでしょうか。...

町内会の班長のための現金出納帳の書き方

  1.町内会の現金出納帳の引継ぎについて 2.町内会費徴収の注意点 3.買い物など出金の記入例 4.入金の場合の記入例 5.会計報告...

スポンサーリンク