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学校や企業では、設立から10年、20年と経過すると、その記念として書籍などを発行します。それが記念誌です。内容は、これまでの歴史や関係する方々の寄稿文などをまとめたものになっています。
記念誌を作る前に考えるべきこと
まずはどういった物を作るかを考えなければいけません。また予算なども予め決まっていることが多いですから、その範囲内で出来ることは何かを考えるようにしましょう。装丁や製本は業者に依頼するのか、全て自分たちで行うのか、寄稿文は誰に書いてもらうのか、全ページをカラーにするかモノクロにするか或いは両方を取り入れるのか、など。
その他のコンテンツはどういったものを用意するのかなど、事前に考えておくべき点がいくつもあるのです。また、完成までのスケジュールについてもこの段階で設定しましょう。中身をいつまでに用意し、依頼した寄稿文の締切はいつにするか、いつごろから製本を始めるのかというように、段階ごとに日時を決めておくと作業が行いやすいです。
業者は複数から選択
他のジャンルでもそうですが、業者に依頼する際はいくつかの企業を比較検討し、一番適した1社を選びましょう。安いから良い、近所にあるから良いと安易に決めるのではなく、自分たちの作成に最も適した作業を行っているのはどこかを選んでください。制作にかかる日数やどのような装丁をしてくれるのか、同じような依頼を受けた経験と実績はあるのかなどを重視して比べてみましょう。
依頼することが初めから決まっていれば、早めに依頼する業者を決めてください。最低でも、どのようなコンセプトで記念誌を作るかが決まっていれば、細かい点については業者との打ち合わせの中で決めることもできます。業者側もアイデアを出してくれますので、それらを聞いてから他の部分を決めるのも良いです。
以前の記念誌との比較
今回が初めての記念誌であれば一から全て作成しますが、例えば今年は20周年であり、10周年の際の記念誌があるのであればそちらを参考にしましょう。タイトルは20周年の部分だけ変更する、コンテンツの掲載順番を揃えるなど、書き方を継承するのもひとつの方法ですし、中身の文章を例文として参考にすることもできます。
逆に以前は以前、今回は今回と、全く別のものにするのも良いでしょう。今回の記念誌のコンセプトがしっかりと決まっており、以前のものとそぐわない可能性が高いのであれば、無理に以前の記念誌に合わせる必要はありません。
手書きかワープロか
原稿の書き方ですが、記念に際してのコメントを寄せるなど、短い文章の場合は手書きで書くのも良いです。その年のオリジナリティや味が出て、その時の記念であることがより後年に伝わりやすくなります。目次や長文のコンテンツなど、ワープロの方が見やすい部分もあるので、適宜どちらにするかを考えましょう。
また、ワープロやワープロソフトの入ったパソコンなどは、自宅にない人もいるでしょうから、そういう方には手書き部分を担当してもらうという選択肢もあります。あるいは、手書きでも良いので下書きだけは仕上げてもらい、実際に用いる原稿は、ワープロなどを持っている方が行う、あるいは会社や学校などで作成するという方法も採ることができます。
寄稿文においても同様です。編集担当者以外の方に依頼する場合は、その方がワープロなどを持っているのか確認し、完成原稿まで行ってくれるのか、あくまで文章だけを寄せ、原稿の制作は記念誌の編集担当者に任せるのかの相談もしましょう。また手書きをそのまま掲載する場合は、その旨許可をいただくことを忘れないでください。
写真は業者に依頼する
歴史のわかり易い表現としては、イラストや写真の挿入が欠かせません。配置も写真コーナーを個別に用意するのではなく、文章の空き部分を活用して挿入すると効果的です。但し写真の場合、コピーして原稿に入れる際、黒くなって見えなくなってしまいます。
紙焼き、もしくは網処理と呼ばれる加工を製版業者に依頼する必要があるため、全て手作りで行う場合でも、最低限この予算は確保しておきましょう。掲載する写真やイラストについても、いつまでに用意するのかスケジュールにいれてください。
製本はどのパターンで行うか
製本も様々な形態があります。まず自分たちだけで行うのであれば、原稿を印刷、コピーし、それをホチキスなどで止めるパターンです。覚える時間が必要ですが、ホチキスではなく紐綴じなども自分たちで可能な製本方法です。業者に依頼する場合でも、すべて依頼してしまうのか、どこまで自分たちでやるのかによって変わってきます。
版下と呼ばれる最終原稿の作成、印刷、製本、それぞれに選択肢があるため、事前に相談、また業者との打ち合わせも明確に行ってください。どのような記念誌を作成するのかが決まっていれば、それを告げるだけでも、適した製本方法を業者の方がアドバイスしてくれるので、それも参考にしましょう。
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