ビジネスのお礼はがきの表の書き方

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人付き合いをすることにおいて、様々な場面で相手に感謝の気持ちを伝える必要が出てくるものです。最近では携帯電話やパソコンが普及してきたこともあり、電話やメールなどでの電子的なやりとりが増えてきました。

 

  1. 1.はがきを使うことのメリット
  2. 2.ビジネスシーンでお礼はがきを出す場合
  3. 3.頭語と結語を考えよう
  4. 4.はがきの表書きの書き方

 


はがきを使うことのメリット

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人付き合いをすることにおいて、様々な場面で相手に感謝の気持ちを伝える必要が出てくるものです。最近では携帯電話やパソコンが普及してきたこともあり、電話やメールなどでの電子的なやりとりが増えてきました。それらは早くて便利なものですが、やはり手書きで気持ちを伝えるということは相手にぬくもりが伝わるものですし、実物として手元に残るものですので、より喜ばれるものです。

 

こういう時代だからこそ、手紙やはがきでのやりとりを大事にしていきたいものですよね。手紙となると、ある程度長い文章を書かなければならないイメージがあるため、普段文章を書かない方にとっては若干ハードルが高く感じられてしまうものです。その点、はがきの場合は文字が書けるスペースが限られていますので、手紙に比べて手軽に書けるというメリットがあります。

 

筆不精の方でも比較的書きやすくなりますので、簡単なメッセージを送りたい場合にははがきもおすすめです。最近でははがきを作成するためのパソコンソフトもたくさん出てきているので、自宅で自分のオリジナルのはがきを作ることが容易になってきました。あらかじめ使用頻度の高いテンプレートが用意されていますので、それらを使用することも出来ます。

 

また写真などを添付することも簡単ですので、そういう点でも手紙より自由度が高いといえるでしょう。基本的には無地で罫線などが入っていませんので、様々なレイアウトを楽しむことが出来るのもはがきの強みと言えるでしょう。

 


ビジネスシーンでお礼はがきを出す場合

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ビジネスのシーンでは特にメールなどのやり取りが多いものですが、そういった中で手書きのお礼状というものは相手の方に好印象を与えるものです。手書きの文字は気持ちが伝わりやすくなりますし、現物が手元にあるとインパクトにも残りやすくなるので、お礼はがきを送るのはとてもお勧めです。

 

ビジネスでお礼はがきを出すのは、営業先に出す場合、お世話になった個人に宛てる場合、顧客に出す場合などが挙げられます。いずれの場合も、やはりきちんとしたマナーを守り、相手の方に不愉快な思いをさせないことが大切です。使用する筆記具は出来れば万年筆や筆ペンなどが好まれます。なければ水性ペンでも構いません。

 

油性ボールペンなどはフランク過ぎる印象を持たれることもありますので出来るだけ控えるようにしましょう。色は黒、もしくはブルーブラックのインクのものを使用します。出来るだけ早めに出すことも大切です。遅くとも数日以内には投函できるようにしておきましょう。仕方なく遅くなってしまった場合には、その旨を詫びる一言を添えるようにします。

 

ビジネスの場合、きちんと頭語と結語をつけるようにしましょう。時候の挨拶などを書いた後、感謝の気持ちを述べます。難しい言葉を使ったり、長々と書く必要はありません。むしろ素直な気持ちを簡潔に述べる方が喜ばれるものです。それから「ご自愛ください」など、相手の方への気遣いの一言などを述べるようにしましょう。最後に締めの挨拶を述べ、結語で終わるようにします。

 


頭語と結語を考えよう

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ビジネスシーンでは頭語と結語は省かないようにしましょう。正しい頭語と結語を使用することも相手の方に対する礼儀と言えます。頭語と結語というのはいわゆる「こんにちは」「さようなら」にあたる挨拶の言葉であるとともに、相手に対する敬意を表しています。一般的によく使われるのは「拝啓・敬具」のセットです。

 

基本的にこれを覚えておけば間違いはないでしょう。また、「拝呈・拝具」なども比較的よく使用されます。よく使用される結語に「かしこ」もありますが、これは女性のみ使用できるので、男性は使用しないようにしましょう。これよりももう一段階改まった言い方になると、「謹啓・敬白」「粛啓・謹言」などのセットが挙げられます。

 

これは目上の方や、より丁寧な内容の場合に用いられる言葉です。さらに丁寧な言い方になると「粛呈・頓首再拝」があり、頭を下げているという意味合いを含みます。「前略・早々」というものは、挨拶を省いていきなり本文を書きますという意味があります。そのため、正式な文書であったり、礼状、詫び状の場合、もしくは相手が目上の方である場合には不適切になります。

 

ビジネスシーンでも注意が必要です。書き方として、頭語は一行目の一番上に書きます。一段分下げる必要もありません。その後続けて時候の挨拶を入れるようにします。結語は本文を書き終わった後の一番最後に書きます。行を改め、文章ラインよりも少し下側から書き始めるようにしましょう。はがきの場合は、はがきの一番下に合わせて書くようにしても構いません。

 


はがきの表書きの書き方

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はがきの表側に相手の方の住所を名前を記入します。ビジネスシーンでは縦書きに書く方がより丁寧な印象を与えます。住所は右端から1センチほど空けて、一番上から書くようにします。長くなる場合はキリのいいところで改行しても構いません。市町村名はもちろん、ビル名や番地なども省略せず、きちんと書くようにするのが礼儀です。

 

縦書きの場合、番地などの数字は漢数字で書くようにしましょう。はがきの中央部分に相手のお名前を書きます。大きめの文字で一番目立つように書き、敬称をつけるようにします。会社や部署に出す場合は「御中」となります。もし会社の中の個人宛に出す場合は、まず社名・続いて部署名を記入します。氏名よりも小さめの文字で書くようにしましょう。

 

社名と部署の間は一文字分空けて書きますが、もし長くなる場合は改行しても構いません。その方の役職がある場合は、氏名の上に小さめに役職を記入し、その真下に大きめに氏名を書きます。敬称はお名前にのみつけるようにし、社名・部署名・役職に敬称は不要です。はがきでは、裏面に差出人の住所と氏名を書いても構いません。

 

しかしお礼はがきの場合などはスペースに余裕がなくなってしまうことがありますので、表に書くようにしましょう。差出人は出来れば切手幅、もしくは郵便番号幅内に収まるように相手の住所や名前よりも小さめの文字で書くようにします。万が一書き損じてしまった場合、修正液などを使用するのは失礼に当たります。書き損じた場合は、新しいはがきに書き直すようにしましょう。

 

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