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子どもの頃、作文を書くことが好きだったという人は、全体の何割ぐらいいるでしょうか。ほとんどの人が「あまり好きではなかった。」と答えるのではないでしょうか。特に夏休みの作文はいつも最後まで残っていて、夏休みが終わる直前になって慌てて書き上げたという経験がある人もいるでしょう。
子どもならではの感性について
子どもの頃、作文を書くことが好きだったという人は、全体の何割ぐらいいるでしょうか。ほとんどの人が「あまり好きではなかった。」と答えるのではないでしょうか。特に夏休みの作文はいつも最後まで残っていて、夏休みが終わる直前になって慌てて書き上げたという経験がある人もいるでしょう。
ではなぜ、作文が苦手だったり好きではなかったりするのでしょうか。まず考えられることは、どんな内容の文章を書けばよいのかわからないということです。ほとんどの人が書き方がわからないのです。ですから鉛筆が止まってしまい、時間だけが過ぎ去っていくのです。よくある作文の書き方に、出来事を並べるだけといった人がいます。
出来事だけを追っていく文章の構成です。これをしました、あれをしましたという文章はおもしろみがありません。読み手も疲れてしまいます。これではあまり工夫がありません。作文は読み手がわくわくするような文章にまとめることが大事です。おもしろい文章にするためには題材選びも大事です。同じ題材であっても、
見る側の視点によってまったく違う文章になります。ですから一つの視点から物事を見るだけではなく、さまざまな視点から見る訓練をしておかなければなりません。日頃からの練習がとても大事になってくるのです。子どもは大人と違いおもしろい感性をもっています。その感性は大人とは違うものです。大人が気がつかない子どもならではの感性を育てて伸ばしていくのが大人の役割でもあるのです。
行事ごとに作文を書いてみましょう
作文の書き方練習のために、行事ごとにおもしろい文章を書く練習をしてみましょう。行事ごとに文章を書くことは比較的書きやすい内容ですから、練習のためにはよいでしょう。例えば運動会をテーマに作文を書く練習をするときは、運動会であった種目を並べるのはおもしろみがありません。何を視点に文章を組み立てていくかが大切です。
運動会が題材であれば、ほとんどがその当日の出来事を書きたがるものです。しかし、運動会までの頑張ったことを視点に書いてみるのもおもしろいでしょう。もし種目のリレーを中心に書くとすれば、運動会のリレーの練習をクラス全員でがんばった過程を書くとおもしろい文章が書けそうです。
毎日毎日泥まみれになりながらバトンパスの練習をしたこと、バトンパスの受け渡しの方法や速く走る方法の練習、途中でくじけそうになってみんなの心がばらばらになりそうだったことなど、練習の細かい内容や気持ちの変化を織り交ぜながら書くと文章が生き生きとしてきます。そして運動会でどのような結果で終わったのかといった内容でまとめると、
運動会前の練習から当日までの流れが一目瞭然ですし、努力したことや気持ちが読み手にもよく伝わるでしょう。読んでみたいという文章に仕上がるはずです。行事ごとに書く文章も、あれもこれも欲張って書くよりは、一つに絞って文章構成をすることにより読みやすい、読んでいて気持ちが伝わる文章に変わるでしょう。少しの工夫が大きな変化をもたらすのです。
日常のありふれたことが題材に
一番書くことに困る夏休みの作文を書くとしても、夏休みの旅行日記を書く人も多いのですが、日常生活の些細なことを題材に書いてみましょう。何かイベントがなければ作文は書けないと思ってはいないでしょうか。そんなことはありません。一見するとおもしろみのないように感じる生活の一部に、実はおもしろい題材が眠っていることがあるのです。
夏休みのお手伝いのことやお母さんに代わって料理をつくったことなど、日常でありふれたことも題材として取り上げることができるでしょう。ほかにも、地域の伝統行事や子ども会行事など身近な題材がおもしろみがあるのです。ですから常に身近な出来事について、おもしろいと感じたり、不思議だなと感じたりすることをメモしておきましょう。
こういった話題を日頃の日記に書き記しておくことも大事です。また、作文は会話文を使うことで文章が生きてきます。積極的に会話文を取り入れていくことです。書き出しを会話文から始めるのもよい方法です。擬音語や擬態語を文章の中に取り入れていくと、読み手もその場にいるような錯覚に陥るでしょう。
文章も生き生きとしてくるのです。文章の書き出しや文章の終わり方も工夫が必要です。工夫することで読んでみたいと思う文章になるでしょう。文章をうまく書くためには、作文コンクールで受賞した友達の作文を多く読むことです。どんな工夫がされているか、どんな文章がすごいと思ったのか考えながら読むと、よい文章が少しずつ理解できるでしょう。
文章を書くことが好きになるためには
作文は、自分の素直な気持ちを表現するものです。その題材となる事柄を通して、自分が感じたこと、考えたことそしてそのことで成長したことなどをまとめていきましょう。「おいしかった。」とか「うれしかった。」という表現ではなく、読み手においしいとかうれしいといった言葉を使わなくても伝わる言葉を選ぶことも大事です。
作文の上達方法は日々の訓練しかありません。運動と同じなのです。行事ごとに文章に書く練習をすることにより、作文を書くことも得意になり、文章を書くことが苦手ではなくなります。そのためには読書をすることも大事です。わかりやすい表現方法を学ぶことができるからです。行事ごとの作文の書き方が、作文上達の近道です。
身近な題材であると同時に、興味があったり思い出に残っていたりする書きやすい内容だからです。ですから普段の日記の書き方から工夫していく必要もあるでしょう。日記もあったことを流れとして書くのではなく、一点だけを取り上げて書くことにより文章もおもしろみが生まれてくるのです。日記が上手に書けるようになると、作文もすらすら書けるようになるでしょう。
自分の頭の中に何について一番書きたいのか、あらかじめテーマを決めておくと書きやすくなりますし、だらだら文章にならずにすむのです。上手にかけるかどうかはきっかけもとても大事ですから、大人は子どものおもしろい表現や文章をほめて伸ばしていってあげることが何よりも大切なのです。作文好きな子どもを育てることができるでしょう。