特技の書き方:履歴書の40代
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履歴書を書く必要が生じたとき、学校を出て間もなくの場合なら、学生時代の成績や特技についてを書けばよいので、それほど問題はないかと思われるのですが、40代で履歴書を書く必要が出てきたときには、何をどのように書いていいのか、戸惑ってしまう人も多いはずです。
特技の書き方として注意すべき点は
履歴書を書く必要が生じたとき、学校を出て間もなくの場合なら、学生時代の成績や特技についてを書けばよいので、それほど問題はないかと思われるのですが、40代で履歴書を書く必要が出てきたときには、何をどのように書いていいのか、戸惑ってしまう人も多いはずです。
学生時代といっても、ほとんどの場合は、20年近くも前の話になってしまいますし、学校の入学した年や卒業した年についてなら、計算して書き出すことも可能ですが、履歴書の中でも、一番困ってしまうのが、職歴や、特技といった項目についてではないでしょうか。中でも、特技というものは、あいまいな面もあります。
どこから特技で、どこまでが趣味の範囲なのか、判断するのが難しいようなケースも多く存在するでしょう。そのような場合、何を特技として書けばよいのでしょうか。例えば、学生時代に英語の検定試験を受けて、その資格を持っているのなら、とりあえず、英語を特技として書くことが可能な場合もあります。ただし、重要なのは、現在の状況です。
資格を書く欄と、特技を書く欄が分かれているのは、そのような点の違いがあるからともいえます。つまり、資格を書く欄には、たとえ20年前に取得した資格でも、無効にさえなっていなければ、現在の履歴書に堂々と記載しても良いことになります。しかし、たとえ、20年前に取得した資格によって、当時は英語が堪能だったとしても、現在は、そうではないという場合には、特技とは言い難いでしょう。
特になし、とは書かない方がよい
履歴書で、特技の欄に、特になし、などとは書かない方が良いでしょう。実際に、すぐ思いつく事柄があるような人は、必ずしも多いわけではありません。しかし、特になし、と書いてしまっては、せっかく開かれることになる、自分と会社との扉を自ら閉ざしてしまっているようなものです。
履歴書は、自分に関して、全く情報がない相手に、少しでも詳しい自分の情報を与えることができる貴重な機会なのです。ですから、自分の中で、特技につながるようなことを、少しでも何かないか考えてみる努力をしてみましょう。特技を考える場合には、自分が履歴書を出そうとしている職種がどのようなタイプであるか、その仕事について、適した能力はどういったものなのかを考え、
それに沿うような特技の書き方をしていくことが重要ともいえます。40代であれば、それまで、いろいろな経験を積んできたわけですから、特に誰の目から見ても明らかなような資格を持っていたり、賞を取るほどの実力がないような場合でも、特技の欄に書いてはいけない、と決まっているわけではありません。
履歴書を見る側になって考えてみることが大切なわけですから、どのような人材を採用したいと思っているのかについて考えてみた時には、特技の内容の素晴らしさも大切ですが、その人柄の方を、むしろしっかりと見たいと思っていることが多いようです。ですから、自分が真剣に、その会社で働きたいと思っていることを誠実に伝えるような書き方が重要なのです。
話題作りにもなる特技の書き方
ほとんどの場合、履歴書を送って、面接になる場合には、その面接官とは初対面であるのは当然のことです。おそらく、面接する側も、事前に履歴書には、隅々まで目を通していて、あらかじめ、直接会った時には、その履歴書に書かれている、どのような点について深く質問しようか、などと考えていることでしょう。
そういった見方をすると、特技の項目というのは、履歴書の中でも、話題として取り上げやすく、話を膨らませることが可能な部分でもあるといえるのです。そうして、会話がはずんだことにより、初対面であるにも関わらず、事務的な面接の場合と比べると、採用する側は、その人の人柄についても、把握しやすくなるといえます。
その話題から、本人がどのような物の考え方をしているか、どのような物事の見方をしているのか、ということさえも分かってくるのです。ですから、話題作りという視点から、その欄を書いてみるのも良いかもしれません。話題作りということは、その担当者が更に質問してみたくなるような、珍しい事柄や、応募する職種に関連したこと、
また、質問してみなければ、想像するのが難しいような、変わった事柄を書くというのも得策です。ただし、特技として書くからには、質問された時に、話が広がらなかったり、書いただけで、実際はそれほど得意なわけでもなかった、などという状況は、絶対に避けなければいけないので、責任を持った内容にしましょう。40代の場合には、担当者と年齢的にも近い場合もあるでしょうから、話やすいかもしれません。
どうしても特技が思いつかない場合には
履歴書を書く必要があるのだけれど、どうしても自分には特技が思いつかない、という場合には、すこし気楽に考えてもいいかもしれません。特になし、と書いてしまうよりは、何かを書いていた方が良いことも多いですし、その内容があまりにも的外れなら問題ですが、自分で作り出した分野があっても良いはずです。
たとえば、パソコンのショートカットキーの種類を数多く知っている、とか、郵便番号から日本全国、どこの場所かを言い当てることができる、など。本人が気が付かないでいる場合にも、実は、話題作りとしては、十分に通用するような事柄が沢山あるものです。また、学生時代に吹奏楽部に所属していて、あまり一般的ではない楽器を担当していた場合などは、
フルートやバイオリンなどの良く知られた楽器に比べると、採用担当者に与えるインパクトも大きくて印象に残る可能性もあるといえます。つまり、履歴書という紙媒体に必要なのは、自分への興味を、いかに抱いてもらえるか、という点なのです。もちろん、悪いマイナスのイメージを与えてしまっては逆効果なので、そのあたりは慎重になる必要がありますが、自分が何を得意としているのか、真剣に考え、
少しでも会社の役に立ちたいと願っているという姿勢を見せることが重要なのではないでしょうか。整理整頓が得意な場合には、それを会社でどのように活かすことができるかを考え、自分の能力を客観的に書き表すことが可能ならば、そういった事柄を書いてみるのも良いかもしれません。40代で子育てを経験してきて、培ってきた事柄があれば、独りよがりの文章にならないように注意して、40代ならではの視点で書いてみるのもおすすめといえます。