履歴書封筒の書き方

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雇われる形態に関わらず、面接を受ける際には必ず、履歴書が必要です。履歴書は、郵送する場合と、面接担当者などに直接、手渡す場合があります。どちらの場合でも、履歴書封筒の表書きなどは、最初に面接担当者などにチェックされる項目です。社会的、ビジネス的なマナーをしっかりとアピールできるよう、例文を通してしっかりとして書き方を身につける必要があります。

 

  1. 1.封筒の大きさに気をつける。
  2. 2.郵送の場合の注意点、住所の書き方。
  3. 3.社名と担当部署、担当者名の書き方。
  4. 4.封筒の表に書く必要があるもの。
  5. 5.封筒の裏側に書くことと、その他の注意点。

 


封筒の大きさに気をつける。

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さて、履歴書封筒はその表書きなどに気を使うのは勿論のことですが、大きさにも配慮が求められます。履歴書と封筒がセットになったものも市販されていますが、この場合の封筒の大きさは、履歴書を三つ折りにしなければ入らない大きさであることがほとんどです。

 

セットで販売されている以上、これを使用するのが絶対的に間違いと言うわけではありません。しかし、ビジネスの場で、大切な書類を、折って相手に提出するかどうかと言うことを考えると、やはり履歴書を折らずにすっぽりと入れることができる大きさの封筒を利用した方が、より印象は良いと言えます。手渡しの場合は、その封筒が折り曲がったりしないよう、手渡す直前までクリアファイルなどに入れておくと良いです。

 


郵送の場合の注意点、住所の書き方。

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履歴書を郵送する場合、履歴書封筒の表には、住所や会社名などを書く必要があります。まず住所ですが、都道府県名からきちんと書くことが求められます。自分が住んでいる地域内にある事業所などの場合、つい県名などを省略してしまいたくなりがちですが、それはいけません。

 

番地やビルに入っている事業所宛の場合、その階数もきちんと書いて下さい。番地は漢数字で、ビルの階数などは英数字で書くのが良いです。たとえば『六丁目五番地一号』や『3階』と言った具合です。

 


社名と担当部署、担当者名の書き方。

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まず会社名ですが、これは株式会社であれば(株)などと省略してはいけません。きちんと『株式会社(会社名)』と書くことがマナーです。ここで、特別、受取人を指定する必要がない場合、つまり会社宛に履歴書を送る場合は、会社名の後に御中をつけなければいけません。また、人事部など、送る部署が確定している場合は、会社名の後に『人事部御中』と書きます。

 

気をつけなければならないのは、御中をつけるのは一度だけと言うことです。ですから、『(会社名)御中 人事部御中』と言うのはマナー違反です。また同じように、御中と様を同時に使用するのもマナー違反です。担当者名が明確にわかっている、もしくは採用担当者を受取人として書く場合、例文としては『株式会社(会社名) 人事部 (担当者名)様/採用ご担当者様』と言う具合です。

 

また、担当者が複数いる場合は、個別に様をつける必要があります。続けて名前を書いて、最後に様をつけると言うのはしてはいけません。そして、相手の役職がわかっている場合は、その役職で書く必要があります。この際には、様をつける必要はありません。たとえば『(名前)部長様』ではなく『部長 (名前)様』が正しい書き方となります。

 


封筒の表に書く必要があるもの。

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郵送の場合は会社の住所などを書く必要がありますが、手渡しの場合、これは必要ありません。ただし、郵送、手渡しに関わらず封筒の表に書かなければならないものがあります。それが『履歴書在中』『応募書類在中』と言う情報です。

 

これは相手方に、封筒の中に何が入っているのかを伝えるために、欠かすことができないものです。ですから、目立つように、赤文字で書くことが求められます。書く位置としては、封筒の左端あたりです。書いた文字を四角で囲むことも忘れてはいけません。この際にも、きちんと定規を使用して、四角で囲んで下さい。

 


封筒の裏側に書くことと、その他の注意点。

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郵送、手渡しに関わらず、履歴書封筒の裏側には自分の情報を書いておく必要があります。特に郵送の場合、ビジネスの場においては、送り主がわからない郵便物は開封されないと言うことがほとんどです。手渡しの場合も、履歴書と封筒を合致させるために必要な情報となりますから、必ず書いておかなければいけません。

 

自分の情報と言うのは、住所、名前です。書き慣れているこれらも、決して省略したりすることなく、丁寧に書くことが求められます。必要事項を封筒に書いて、必要な書類を入れたら、郵送の場合は封をしなければいけません。手渡しの場合は、かえって開封させる手間をとらせるので封はしない方が良いと言う意見が一般的です。

 

ただし、封をするのが絶対的にマナー違反であるわけでもありません。郵送の場合、テープではなくのりで、きちんと封をする必要があります。そして封をした証である〆のマークを書く、もしくは割り印を押すことが求められます。また、自分の名前を書いた左上に、郵送した日付を書いておくと良いです。なお郵送の際は、郵便料金不足を防ぐため、窓口で受け付けてもらうと安心です。

 

履歴書から受ける印象は、とても大きなものです。その印象をもとに面接が行われることを考えると、履歴書で少しでも良い印象を与えておくことが、良い面接結果につながるとも言えます。ですから、とにかくすべての情報を丁寧に書くことが求められます。また、見やすく、やはり丁寧な字で書くことが重要です。

 

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