職務経歴書の書き方:調理師

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調理師が職務経歴書を作成するうえで意識するべきポイントは「内容が明快であるか」・「自分のアピールポイントがしっかり訴求されているか」と言った事などです。

 

  1. 1.すぐに伝えたいことが分かる作りにする
  2. 2.経歴は簡潔明瞭にまとめる
  3. 3.アピールポイントを明確にする
  4. 4.経験はもれなく記載すること

 


すぐに伝えたいことが分かるような作りにする

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調理師が職務経歴書を作成するうえで意識するべきポイントは「内容が明快であるか」・「自分のアピールポイントがしっかり訴求されているか」と言った事などです。職務経歴書を作成するための基本的なルールやポイントは、調理師だからと言うことではなくほとんどの職業において共通しています。

 

その為、ひな形・テンプレート自体で悩むことは少ないでしょうが、より魅力的な内容で作成できるように書き方を工夫するということは必要です。まず、職務経歴書をみたら「すぐに自分とはどういった魅力のある人材なのか」と言うことが分かるような作りにします。調理師の人材を求める企業にとって価値を訴求できるのは、

 

「どんなスキルがあり、どのような経験をして、どんなことが出来るのか」と言うことです。今では大分印象も変わってきていますが、元々は“職人”の世界に属する職業であるため「実績」というものはとても重要なポイントです。

 

全体のレイアウトとして、まずは名前や住所などを記載するのは必要ですが、内容として最初に持ってくるべきは上記の「アピールポイントの要約」です。これまでの勤務先の数によっても印象は変わりますが、複数の職場で勤務した実績がある場合などは読みづらい印象がつよくなるため、

 

「ここを読めば自分の魅力をアピールできる」という要約を冒頭に書くと相手にしっかりと訴求することが出来るのでおすすめです。内容にもよって変わりますが、200字程度でまとめておくとポイントアップにつながります。

 


経歴は簡潔明瞭にまとめる

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これまでに勤務した実績のある職場が少ない場合、職務経歴書は1枚で作成することが出来ます。しかし、複数の職場に勤務した場合などは、それぞれの職場(または会社など)について別に内容を記載していくことになります。それぞれの業務内容が全く同じであればまとめてしまうことも出来ますが、

 

複数の環境で働いたにもかかわらず特記するべき内容が無いというのは印象が悪くなってしまう可能性が高いため、些細な事であってもそれぞれで内容を考えることが大切です。しかし、そうしていくうちに内容が増えてしまい1枚にまとまらないどころか3枚以上になってしまうこともあります。

 

1~2枚であればまだしも、3枚以上になってくると企業側はしっかりとすべてに目を通してくれる可能性は減ってきます。最初の部分はしっかりと呼んでいても、後半になるにつれて興味が薄れやすくなります。その為、出来る限り内容を「簡潔明瞭に」まとめるようにし、流し読みでも内容が分かりやすいようにすると良いです。

 

また、後半になるにつれて興味は減ってしまう可能性が高くなると言う理由から、記載する時系列は「新しいものから」記載していくようにした方がおすすめです。どちらから書かなければならないというルールは無いので書きやすい方で良いのですが、そういった影響もあるということを加味したうえで判断すると良いです。古い順から記載し、自分のスキル・キャリアアップの様子を分かりやすく表現した方が効果的と言うこともあります。
 


アピールポイントを明確にする

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「調理師」と言う仕事において最もアピールポイントとなるのは、「どんなスキル・経験を持っているのか」と言うことです。美味しい料理を作るためには味覚や感性などの「才能・センス」と言ったものも非常に重要ではあるのですが、それらが本当に必要になるのは主に独立し自分でお店を持った時です。

 

企業に属するうえで、天性の感覚があることは魅力にはなり得ますが「あれば良い」と言う程度の評価になる可能性は高いです。その理由は、企業においては「誰もが同じクオリティ、会社としてのクオリティを提供し続けること」の方が大切だからです。しかし、中にはそういった部分を重視して人材採用を行っている企業もありますので、応募先に合わせて内容を考えていく必要があります。

 

冒頭にアピールポイントの要約を記載し、全体の内容としてもポイントを絞って簡潔明瞭に記載するという書き方で職務経歴書を作成していくと、時に「内容が薄い」ものになってしまうこともあります。そこで、前述した内容を十分に意識したうえで的確にアピールポイントを決めていくことが大切です。最も訴求したいポイントを絞り込み、「箇条書きではなく文章で」記載することを意識してください。

 

箇条書きの方が見やすいという印象はありますが、それだけを並べたものでは質素な印象を与える可能性が高くなります。職務経歴書とはいえ、しっかりと作成することが出来れば「報告書などもしっかり書けそう=真面目な人材」という評価につながる可能性も高くなります。

 


経験はもれなく記載すること

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ここまで、「職務経歴書はアピールポイントを決めて簡潔明瞭に作成する」ということを紹介してきました。しかし、だからと言って「この内容はあまり魅力が無いから書けない」とあきらめてしまう必要はありませんので安心してください。

 

確かに、全体のフォーマットとしては前述した内容を意識し、「見やすく分かりやすい内容」を心掛けることはとても重要です。しかし、応募先の企業がどんな人材を欲しているのかを正確にはかり知ることは難しいため、出来る限りアピールポイントと“なりそうな”ものについてももれなく記載しておいた方が良いです。

 

例えば、調理師募集の求人に教員資格や全く関係のない電気関係の資格などであっても記載しておく価値はあるということです。また、学生時代に取得した資格などについても記載しておいた方が良いです。その中のどれが企業にとって価値を見出すかはわかりませんし、時にはそちらの分野で採用して貰うという可能性もあります。

 

「この資格は就活では使えない」と言った先入観は捨て、「とりあえず書く」というスタイルで問題ないです。むしろ、そういった訴求自体が少ないという方がデメリットは大きくなります。特に、調理師と言う仕事を希望するうえで「数字に強い・パソコンが使える」と言うことは意外にも評価が高いポイントです。

 

今や店舗運営における様々な管理はパソコンを使用して行うことがほとんどですので、そういった分野に強いというのは十分なアピールポイントです。また、数字に強いということは「原価・経費を意識した勤務が出来る」とか、「経費管理で活躍してくれそう」ということで一定のポジションを確保して採用されるという可能性も高まります。

 

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