8月の挨拶(結び・文末)の例文と結びの挨拶と書き方
-
「お心づくし」の意味と例文と書き方
お心づくしという美しい日本語があります。真心や好意がこもっていることと、人の親切な行為をさす場合とがあります。多くの場合、相手の好意ある配慮に対して、感謝の気持ちをあらわす言葉とし...
-
吹奏楽スコアの書き方
吹奏楽とは、大勢の楽器演奏者が一団となって音楽を奏でる分野です。そして、その分野における「スコア」とは「パート譜(それぞれの楽器演奏者毎に違うそれぞれの演奏者専用の譜面)」...
-
説得力のある文章構造のノウハウについて
文章の書き方について書いていきます。自分の思っていることが正しく伝わらず、誤解されたりすると、書き手としては非常に残念に思います。そこで、そのようなことがないように、自分の意見を正...
-
5月の挨拶(結び・文末)の例文と結びの挨拶と書き方
手紙やメールの文章に時候の挨拶を入れることでより良い文章になります。電話や対面して話すのと違い、お互い顔を見ないままで交わす手紙やメールなので、こういった気配りの心を持って書くよう...
-
年賀状の書き方や基本について
お世話になった方や会社の上司、古くからの友人など、その年の感謝の気持ちと新たな年への決意なども込めて、年賀状を送るのが基本となります。 遠く離れた友人との...
-
講習会案内状の書き方
自社サービスを利用しているお客様や取引先企業に方に講習会の案内状を送る際、気をつけるべき書き方について説明します。 1.書式と記載内容 ...
-
「恐れいります」の意味と例文と書き方
恐れいります、という言葉がありますが、この言葉は、恐縮です、とほぼ同じ意味の言葉だといえます。目上の人に対して使う言葉で、失礼なことをするのは恐れ多いという意味で使われることが多い...
-
土地付き建物の売買契約書の書き方
土地付き建物の売買契約書の書き方では、まず標題に「土地付き建物の売買契約書」と記載して、契約の内容が把握できるようにします。標題の左側には収入印紙を貼るようになるので、間隔...
-
手紙の書き方:残金回収
得意先や企業が売掛金や料金、家賃といった残金が残っている時に残金回収を行いたい場合には督促状を作成する必要があります。そもそも督促状とは支払いを催促するために出すものです。...
-
エステ顧客への春DMの書き方
女性にとって美とは永遠のテーマであり、幾つになっても、むしろ年を取れば取るほどに老化現象によって肌や髪が劣化していくので、気を付けて努力をしていくものです。 &nbs...

季節に応じた手紙やメールを書くだけでより丁寧で相手を思いやる心が伝わるものになります。いつの季節でも使っているような文章で文末を締めくくるよりも、時候に合わせた文章にするだけで相手の気持ちも印象もずいぶんと変わって来るものです。
顔の見えない状態で届く手紙やメールですので、尚更、注意を払って失礼のないような書き方を覚えましょう。8月の挨拶で結びの言葉をどんな風に使えば良いかを紹介して行きます。
まず、親しい間柄の場合です。
「今年は特に厳しい暑さが続いています。皆様お元気でお過ごしください。」と使えば、具体的にこの夏の暑さが格別であるために尚更注意をしてくださいという気持ちが伝わります。
「今年の残暑もまだまだ厳しいそうですね。体調にはくれぐれもご注意ください。」と使えば、まだ残暑も厳しいので夏の疲れが出て体調を壊さないように気をつけてくださいという気持ちになります。
「夏の疲れが出やすい頃ですので、体調の変化にはどうぞご用心ください。」であれば、夏の終わりには疲れが出るので用心をしてもらいたいという気持ちが表現できます。
「暑さもだんだんとしのぎやすくなってきますが、秋までもうひと踏ん張り頑張りましょう。」とすれば、無事に夏を凌いで秋を迎えられるようにという気持ちが伝わります。
さらに、「朝晩は涼しくなってきましたね。温度変化でお風邪など召しませんようお気を付け下さい。」ならば、涼しくなってきたものの気温の変化で夏風邪を引かないようにという配慮の気持ちを伝えて行けます。
そのほか、「夏休みのお土産話を楽しみにしております。」と書けば、旅行に行った相手の土産話を聞かせてもらいたいという期待感があることを表現できます。「風の音に秋の気配を感じられる季節になりましたが、どうかお体を大切に。」とすれば、秋の気配を感じつつも夏の疲れが出たり温度変化で体調を壊しがちなので注意をして欲しいという気持ちを伝えられます。
お子さんがいる家庭になら
「残り少ない夏休みですが、皆様揃って存分にお楽しみください。」と結びに入れるとより相手の家族を思いやる気持ちになります。 具体的なイベントを入れるなら「輝く美しい花火に涼を味わえますが、夏の疲れが出ませんようにご注意ください。」となります。次回の再会が決まっている場合には、「夏休み後にまた会える日を心から楽しみにしています。」と期待している楽しみな気持ちをありのままに書きましょう。
そして、改まった場合の8月の挨拶で結びの言葉にもいろいろあります。こちらの場合は、暦を参照した上で出すようにする必要があります。
立秋を前後にに出す時には
「暦の上では立秋を過ぎましたが猛暑が続いております。ご自愛専一にお過ごしください。」や「立秋とは名のみの猛暑です。ご自愛のほどお祈り申し上げます。」と日付を確認してから出すようにしましょう。8月7日前後に書く時に、立秋という言葉を入れます。
それから、立秋を過ぎた場合には、暦の上では秋になっているので残暑という言い方になります。そのため「残暑きびしき折柄、ご自愛のほどお祈り申し上げます。」と結びましょう。実際に猛暑が続いている頃ですが、立秋以降なので「残暑」という言葉を使うようにして下さい。
「残炎の折柄、お身体を大切になさって下さい。」と書けば、厳しい残暑が続くので身体を大事になさって下さいと伝えられます。同様に「残暑なお厳しき折柄、ご自愛下さい。」や「残暑凌ぎ難き候ですので、皆様方のご無事息災を心よりお祈り申し上げます。」と書けば残暑が厳しい時期であり相手方や家族まで配慮をした文面で結びの言葉とすることも出来ます。
やや暑さが一段落をした頃には
「虫の音に、秋の気配を感じる頃ですが、皆様で爽やかな秋をお迎えください。」と書くことで、相手が家族お揃いで無事に何事も無く秋を迎えられることを願っているという気持ちを示せます。
「晩夏のみぎり、皆様のご健康を心よりお祈り致します。」と書けば、夏の疲れが出やすい時期ですので、暑さは終わりに近づいているものの体調を壊さないようにという気遣いの気持ちを表現できます。
また、暦に即した書き方では8月22日または23日、処暑の頃になりますので「処暑の折柄、ご機嫌が麗しくお過ごしくださいますようにお祈り申し上げます。」とすることで、まだまだ暑さが続きますが体調の変化無く過ごせることを祈っている気持ちをあらわすことが出来ます。
8月の挨拶では
このように親しい間柄と改まった場合で結びの書き方が例文のようにそれぞれの書き方があります。文頭と同じく文末までしっかりとまとまった手紙やメールというのは、真心が込められており受け取った相手にとって気持ちの良い印象になるものです。暑さの厳しい時期という季節に応じた思いやりの言葉を入れることで、相手への気遣いが伝わるものですので、参考にしてみてください。