小論文の書き方のポイント
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手紙の書き方~女性~
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小論文とは
小論文というのは、自分の考えや意見を入れた文章の事です。身近な例で言えば、新聞などに連載されているコラムも、執筆者の個人的な意見や感情を差し挟んだ一種の小論文という事が出来ます。ただ、持論を論理的に説明することが求められるので、読書感想文のような感情にだけ焦点を当てた文章とは異なります。
小論文では、具体的な資料を提示したり、事実を書いたりして、それを証拠に持論を裏付けていく作業が必要になります。小論文の書き方がさっぱりわからないという人は、型にはめると書きやすくなります。短い文章ならば型がなくても文意が伝わりますが、長い文章になると書いているうちに矛盾してしまう可能性もあります。ここでは、小論文をまとめるための5つのステップを順に見ていくことにします。
基本型を抑える
小論文を書く時に矛盾が出てこないようにするには、以下の5つのステップを踏んでいけば確実です。「問題提起(〜だろうか?)」「反対意見の受け入れ(確かに〜)」「自分の見方・意見(しかし〜)」「理由の説明(なぜなら〜)」「結論・まとめ(よって〜)」です。この順に書いていけば、小論文の形におさまります。
細かな順番の入れ替えはありますが、だいたいこの順番で書いていけば、問題ありません。このうち、問題提起は論文のテーマの提示ですから、重要なポイントです。できれば誰も思いつかないような、奇抜なテーマを選んだほうが注目度が上がります。特に大学の小論文のような文章は、読む相手が決まっています。卒論であれば指導教官がそれにあたります。
卒論のような文章を読んでいる相手は、何人もの学生の文章を読んでいます。同じようなテーマを書いてしまえば、また同じような文章かと相手の興味を失わせてしまう可能性もあります。だからこそ、テーマ選びは大事なのです。文章のメインとなる「反対意見の受け入れ」と「自分の見方・意見」「理由の説明」に関しては、個別に詳しく見ていきます。
反対意見を受け入れることの重要性
人は誰しも、頭ごなしに否定されるのを嫌います。どんなに相手が正当な理由を提示してこようとも、自分の意見が無視されるのは面白くないものです。そこで、小論文の書き方のテクニックとして、「相手の意見を受け入れる」ということがポイントになります。反対意見を受け入れることによって、相手の意見もちゃんと聞いていますよ、と相手にアピールすることが出来ます。
また、反対意見を受け入れることは自分にとってもメリットがあります。それは、視野が広がることです。片一方からしか見ていない意見は視野狭窄に陥りがちですが、相手の意見を受け入れれば、また違った視点からテーマ対象を捉えることが出来ます。
相手の意見を受け入れるということは、自分の意見の欠陥を発見することにも繋がるという事です。文章の書き方としては、「確かに〜」「もちろん〜」という言葉を入れて、相手の意見を一旦受け入れるように書いていきます。
自分の意見と理由の説明
「自分の見方・意見」「理由の説明」は、小論文の中核を担う部分です。ここがしっかり説明出来ていれば、仮に反対意見の受け入れなどが抜けていても、小論文として成り立ちます。逆にここが不十分だと、論文としてアウトになってしまうので、最も時間をかけて書いていくようにします。
ここでの書き出しは、「しかし〜」といった言葉で始めると書きやすくなります。反対意見の「確かに〜」「もちろん〜」という言葉を受けて、「しかし〜」と持論を展開していくわけです。自分の意見を持ち出す時には、最初にイエスかノーかをはっきりと示しておくことが重要です。
最初にイエスかノーかを断定することにより、ブレなく意見と理由の説明ができるようになります。ブレのある文章は、結局何が言いたいのか、提起した問題に対して賛成なのか反対なのか、ということが分かりにくい文章です。ブレなく書くには、3ステップ目の「自分の見方・意見」の部分で最初にイエスorノーをはっきりさせておきましょう。
「理由の説明」で具体的な説明をしていくので、「自分の見方・意見」についてはそれほど字数を割かなくても良いです。むしろ、ここは短く言い切ったほうが読みやすい文章になります。「理由の説明」では、「なぜなら〜」という言葉で続けます。つまり、なぜ自分はそう思うのかを説明していくわけです。
注意が必要なのは、ここは単なる感想文を書いてはいけないという事です。感想文ならば、「(個人的には)〜と思います」でも構いませんが、小論文では具体的な理由をあげて相手を納得させることが必要です。そのためには参考資料を集め、持論を裏付けてくれるような内容をいくつか出します。
また、ステップ2の「反対意見の受け入れ」でいくつか反対意見を出しているならば、それをしらみつぶしに出来るような反対意見を述べていきます。参考資料には書籍・サイト・アンケート・インタビュー、など様々ものが使えますが、事実を曲げることは絶対に書いてはいけません。
自分の意見にそぐわないものがあれば、それは「反対意見の受け入れ」として差し挟みながら、それに対して逆行する事実を述べていきます。注意点としては、ネットを活用するのは構いません。
しかし、大学の小論文のようなものだと、参考にしているうちに、他の人の論文の丸写しのような文章ができあがってしまう可能性もあります。つまり論文の内容に論破されてしまっているわけですが、これではただの盗用になってしまいかねないので、参考資料は一つではなく、多くの媒体から持ってくるようにします。
結論できめる
「結論」では、「問題提起」を受けて持論を展開させていった結果証明した内容のまとめを書きます。この部分は、あまりダラダラとくどく書かない方が良いです。言葉としては「よって〜」「以上の結果から〜」などとまとめるようにします。一言完結型で締めた方が、文章に説得力が出ます。
小論文の書き方さえ身につければ、コラム文や解説文なども書きやすくなります。これらは小論文の延長線上に位置する文章型だからです。まずは「問題提起(〜だろうか?)」「反対意見の受け入れ(確かに〜)」「自分の見方・意見(しかし〜)」「理由の説明(なぜなら〜)」「結論(よって〜)」という型を頭に入れて書いてみましょう。
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