【8月】手紙の書き方
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面接カードの書き方
重大なミスをして上司及び関係者に謝罪をする必要があるときに一般的に始末書や顛末書というものを書きます。これは謝罪をするとともにそのミスがどのような経緯でなされたのかを説明し...
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雇用保険料算定賃金報告書の書き方
企業にとっては6月は労働保険の年度更新時期が近づくことで説明書類を含んだ書類一式が送られてきます。ですので、4月から6月末くらいまでは企業の経理などの部署は大忙しとなります...
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在職証明書の書き方
在職証明書は子供を保育園に預ける場合や、児童預かり機関等に提出を求められることがあります。また、過去にその企業に在籍していたかどうかを証明するために提出が必要になるケースも...
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御中の横書きの書き方
1.社会人の常識として 2.正しい敬称の書き方 3.『御中』の基本マナー 4.『行』、『宛』の正しい訂正の仕方 5.さらに良い印象...
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感謝状・表彰状(永年勤続)の例文とマナーと書き方
普段の生活のなかで、欠かせないことが 人とのコミュニケーションです。 どんなに自分は一人でも大丈夫だと言い張ったとしても、どこかしらで人とのコミュニケーションをとっているもの...
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ローマ字の名前の書き方
ローマ字で名前を書く機会は少なくありません。例えば、パスポートを申請するときやクレジットカードを申し込むときはローマ字での申請が必要となります。名前が比較的簡単な場合ですと...
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【12月】手紙の書き方
季節によってその手紙の書き方にはいろいろなものがあります。12月に書く手紙の場合は、師走の挨拶なども含めた文章が多いといいます。目上の人や同僚などによってその書き方は違って...
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協力依頼についての手紙の書き方
依頼の手紙や依頼状というのは、頼みごとを書いて相手に送る手紙のことをいいます。 資料の請求や、証明書発行といった身近なもののほかにも、祝辞やスピーチの依頼をする機会も多い...
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英語での処方箋の書き方
日本の処方箋の書き方は世界的に見てスタンダードではありません。あまり行き来がなかった時代であればそれでも問題になることもなかったでしょうが、今や日本とてグローバル化していま...
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ゆうちょ銀行の払戻請求書の書き方
ゆうちょ銀行を利用した時に払戻請求書と呼ばれる書類を使ったことがあるという方は少なくないでしょう。払戻請求書とは自分の口座からお金を引き出す時に使用する書類です。払戻請求書...
取引先へ向けた時候の挨拶の書き方
近年、インターネットの普及やスマートフォンなど手軽な通信ツールの発達により、手紙を書く機会が目に見えて減少してしまっています。しかし、顔を見ることなく相手に用件を伝える場面にあって、パソコンや携帯電話の画面に表示される文字に比べて、手紙というものは大変気持ちが伝わりやすいものです。さらに、それが時候の挨拶を取り入れた丁寧な文面のものであれば、受け取る側にとても気持ちのよいものであり、要件も心に残りやすく印象深いものとなるのです。
それでは、受け取る側に良い印象を与え、慣例にも則った手紙の書き方を、8月の時候の挨拶を例文に考えてみましょう。まず、会社の取引先の方へ当てたビジネスに用いる手紙や、報告書の文頭など、挨拶文によって相手に余計な手間をかけさせたくない場合に用いられる簡単な時候の挨拶です。
8月も初旬であれば、「新緑の候」と、草花が生い茂る勢いある風情を思わせる言葉を選びます。その後には、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます、など言葉を続けて挨拶文を結びます。
例え、会社間の事務的なやり取りに用いる手紙や書類であっても、直接用件に入るよりも格段に丁寧で好印象を与えます。8月の挨拶用語としてはこの他にも、残暑の候、残夏の候、晩夏の候、暮夏の候、といった用語を使い、さらに季節の空気の中にかすかに暑さの和らぎを感じる頃になれば、初秋の候、立秋の候を用いる事で、季節感のある挨拶文となります。
知人・友人などへ向けた時候の挨拶の書き方
続いて、事務的なやり取りよりも、もう少し砕けた親類間や知人・友人間、師弟間などで用いる手紙での挨拶の書き方ですが、これには具体的な天候の加減や、季節の移ろいを取り入れることで粋な雰囲気を漂わせることができます。
例文としては、「今年は例年にも増して残暑厳しい毎日ですが」、「真夏日の暑い毎日が続いていますが」など真夏の暑さを取上げたものが多く用いられており、皆様お変わりございませんか、などのねぎらいの言葉を添えます。
また、「大輪のひまわりも、首を垂れるほどの暑さですが」や、「草木の緑も一段と濃くなってまいりました」などの植物の様子を取り入れた挨拶文は、より相手にとって暑さの程を分かち合うところとなります。
8月とはいっても涼しさの垣間見えて来る頃になれば、「朝夕には、涼やかな虫の音が聞こえるようになりました」、「過ぎ行く夏を惜しむかのようにひぐらしが鳴いております」など、虫の音を取り入れれば、風流な様子となります。自分よりも目上の方やご年配の方へ向けた文面でも積極的に取り入れたい一文であり、ワンランク上の文面を印象付ける挨拶文です。
親しい相手へ向けた時候の挨拶
さらに親しい相手への手紙には、8月らしい雰囲気の伝わるような自分自身の経験や家族の様子、周りの様子を添えても構いません。
例えば夏休みに家族と出かけた場所を具体的に伝えて「夏休みには家族で北海道へ旅行に行って参りました」とはじめることで旅行中の楽しみに思いを馳せてもらえますし、暑さに負けてダラダラと過ごしてしまった反省の意を含ませて「毎日エアコン漬けの日々を過ごしております」などの文面は、共感を持ってもらえるでしょう。
夏らしいイベントとして「先日は近所の花火大会に行って参りました」、「数年ぶりに浴衣に袖を通しました」などの文面も、8月という言葉を入れなくとも夏らしさを表現する挨拶文となります。このように、自分や家族がどのような夏を過ごしたのかを伝えられるような挨拶文を添えることで、相手に親近感を持ってもらえる手紙となるでしょう。
逆に、相手側の夏の様子をうかがうような挨拶文としては、「夏休みはいかがお過ごしでしたでしょうか」、「毎年のご旅行のお土産話を、今年も楽しみにしておりますが」、などの文例があります。このように相手先の夏の過ごしかたに興味を持ってお伺いする挨拶文を添えておけば、受け取る側としても返事が書きやすく、気にかけていることが伝わって温かみのあるものとなります。
手紙を書くメリット
このように8月の挨拶文の書き方ひとつをとっても、手紙には多種多様な表現方法があり、気持ちを伝える上で重要なアイテムとなっています。最近ではパソコンを使って簡単に綺麗な文字を様々な書体やフォントでプリントすることができますが、できれば字に自信がなくても手書きでしたためることをおすすめします。
手書きであれば、文字から自然と気持ちが伝わりやすいだけでなく、顔や人となりなどを思い起こしながら読み進めてもらうことができるでしょう。たとえ送る相手との間に数年、数十年といった時間の隔たりがあろうとも、懐かしい字体を目にしながら読んでもらうことで顔を見て会話をしているような感覚もあるでしょう。
レターセットには、季節にあったカラーや絵柄、紙質のものを選ぶことで、手に取った瞬間から季節感を感じてもらえますし、自分らしいデザインのものを選ぶことで、たとえお会いしたことのない相手であっても人柄を知ってもらえるきっかけとなります。