管理職任用試験の内申書の書き方
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管理職とはその名の通り、仕事をする上で組織をまとめ、運営したりそれをサポートしたりする役職のことを指します。会社員であれば課長以上の役職の人は管理職という扱いになりますが、学校も同じように管理職が存在します。
学校における管理職とは
学校の場合は校長、教頭がこれにあたります。高校などで事務長という役職にあたる人も同じく管理職としての扱いになります。学校で勤務する場合、教諭になりたいと思ったら各都道府県などの教員採用試験を受ける必要があります。その試験に合格し、それぞれの都道府県等で採用されて初めて教諭として認められるのです。
以前は校長や教頭は男性が多く、女性管理職はほとんどと言っていいほど存在しませんでした。しかし最近では女性の管理職も多くなり、女性目線で物事をとらえ考えながら学校を経営したりサポートしたりして、よりよい学校を目指している人も増えてきています。教諭になり立ての頃は、
学級担任としての仕事や校務分掌でいっぱいで周囲を見る余裕などありませんが、教員年数を経るうちに少しずつ自分のキャリアアップを図りたいと感じる人が現れ始めます。また校長からの推薦などもあり、管理職の道を目指してみようという人もいます。管理職になると、今まで学級担任として子どもたちに目を向けていたことが、
一変して学校全体を見ることになります。子どもたちだけではなく、学校の職員を含めた組織作りが重要となってくるのです。ですから管理職には向いている人と管理職に向かない人もいます。
管理職任用試験について
管理職になるためには管理職任用試験を受けなければなりません。それぞれの都道府県などでは、教頭で1回、校長で1回の計2回受験しなければならないところもあれば、校長、教頭合わせて管理職任用試験が1回のところもあり、それぞれの都道府県などに任されています。教職員の管理職任用試験は、
試験といっても小論文や面接を行っているところが多く、これに合格して管理職名簿に名前が記載されます。合格したらすぐに管理職になれるわけではなく、管理職候補生として学校での重要な役割を担っていく人が多いのです。例えば校内の教務主任は管理職任用試験の合格者である場合が多く、
教務が教頭をサポートしていく形をとっている学校が多いのです。それは近い将来管理職になるために、教頭について学校の仕事を学んでいくといった意味合いもあります。管理職任用試験を受験希望者は、それぞれの市町村や学校などが行う勉強会に集まり対策を練っているところもあります。小論文の書き方の指導や面接の受け方など細かく学び、
管理職任用試験に備えるのです。管理職任用試験のテキストなどは販売されていませんから、この勉強会は受験者にとって大変重要な会であり、同じく合格を目指す仲間たちとともに勉強できるよい機会でもあるのです。管理職を目指す人は各都道府県などにより違いはあるものの、ある一定条件を満たせば誰でも試験を受けることができます。しかしそこにはやはり校長の評価は大切で、特に内申書は大事です。
管理職任用試験の内申書
管理職採用試験を受験する人は、人柄や仕事の能率において優秀でなければなりません。人柄はとてもよいけれど、仕事ができないといった人や仕事は何でもできるけれど、人として疑問が残るといった人は校長も推薦できません。仕事はもちろんですが、人間性においても優れている人が管理職としてふさわしいでしょう。
校長が書く内申書は、その人の長所を中心に書きます。仕事の能力がどれくらいで、現在またはかつて、どんな校務分掌を任されていたのか書いていきます。そしてその人の性格や校長から見た人間像を分析し、内申書に書き込んでいくのです。しかし人間は長所だけではありません。その人の「ここを伸ばせばもっとよい。」といったことを書いていきます。
内申書は最終的に校長が管理職としてふさわしいと判断した人に書いていきますので、校長が推薦した人として選ばれていきます。さらに選ばれた人たちの中から、管理職としてふさわしい人を選んでいくので内申書は非常に重要で、その際の面接もとても大事になってきます。管理職になったら、
自分の感情を押し殺さなければならない場面に何度か遭遇することがあるでしょう。しかしそこから逃げ出すことなく、きちんと対応できる人を推薦する必要があるので、校長の見る目も非常に大事なのです。または教育委員会などからの推薦がある場合もあり、さまざまな研修に積極的に参加したり、何でも進んで取り組んだりする姿勢が評価された人は管理職採用試験も内申書もお墨付きと言えるでしょう。
優秀な管理職を育てるために
管理職採用試験を受けるために、内申書によく書いてもらおうとすれば必ずぼろが出るものです。ですから自分自身のありのままを評価してもらう必要があるでしょう。また校長は、管理職任用試験を受ける人だけではなく、職員一人一人を常に知っておく必要があります。自分たちの後輩を育てていく役割を担っているのも管理職なので、
助言や励ましは大事なことでしょう。最近は管理職は忙しい割には手当も少なく大変だという理由で、以前のように管理職を目指す若い教諭が少なくなってきているようです。もちろん、生涯退職するまで教諭一筋といった考え方もできますが、退職前になると精神的にも体力的にも若い人にはかないません。
ですからよりよい学校作りを目指すために、一歩退いたところから学校全体を見渡すといったことも大事なのではないでしょうか。校長や教頭は、そういったやる気のある教諭を見つけ出し育てていく必要があります。やる気が見られない教諭にはやる気を促し、将来を支えていく存在に導かなければなりません。教育公務員という立場から、
会社の管理職とは違いもあり経営も難しいところがあるでしょうが、「管理職を目指したい。」とか「もっと上を極めていきたい。」といった人材をどんどん育てていかなければなりません。やる気のある人はどんどん評価し、管理職任用試験を受けるように促していきましょう。そして仕事面でも人間性でも優秀な管理職をどんどん排出していくことが日本の教育向上につながっていくでしょう。