のし袋の書き方:入学

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入学祝いは、親戚や友人の子供が幼稚園や保育園、学校等へ就学する際に贈るお祝いです。入学祝いとして様々な贈り物が選ばれますが、中でも定番の1つが、お祝い金になります。

 

  1. 1.入学祝いにのし袋を使う意味
  2. 2.入学祝いに使うのし袋の選び方
  3. 3.入学祝い向けの上手なのし袋の使い方
  4. 4.入学祝いに使うのし袋のまとめ

 


入学祝いにのし袋を使う意味

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入学祝いは、親戚や友人の子供が幼稚園や保育園、学校等へ就学する際に贈るお祝いです。入学祝いとして様々な贈り物が選ばれますが、中でも定番の1つが、お祝い金になります。しかし、ただ単純に現金を手渡したり、銀行口座へ振り込むだけというのは失礼なものですし、祝意が伝わりにくくて味気ないものでしょう。

 

そこで、お祝い金を贈る際に利用されるのが、のし袋です。見た目が華やかで明るい縁起の良い雰囲気ですので、お祝い金を受け取ったご家族に喜んでもらえるでしょう。お祝い金をより良く贈る為に欠かせない、日本の文化となっています。のし袋はどれも同じように見えますが、よく見るとデザインに細かな違いがあり、それぞれに意味があるものです。

 

お祝い金を贈る時には、祝意を示すのにふさわしい物を選ばなければいけません。種類がいくつかあるものの、選び方は意外と簡単です。いくつかの基礎と基本を押さえて使えば、お祝い金を贈るご家族への失礼に当たる事もなく、お祝い金をより喜ばれる形で贈ることができるでしょう。

 

また、お祝い金として贈る為に適切な表書きや中袋の書き方がありますので、祝意を示すのに最適な形で仕上げる事が大切です。お祝い金を贈る為には、色々と守るべき事や気を付けるべき事があります。しかし、いずれも受け取った方に喜んでもらえる方法を整理したものです。

 

細かな点に気を配って、立派なのし袋を準備して贈れば、受け取った方に祝意が伝わり易くなります。親族や友人の子供の成長のお祝いは、どんな物を贈るかだけでなく、どのように贈るかも同じくらい大切です。

 


入学祝いに使うのし袋の選び方

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入学祝いに使う適切なのし袋を選ぶ為には、祝儀袋に関する知識を学んでおくと良いでしょう。まず、袋の形を選びます。封筒型と折紙型とがありますが、地域によって使い分けが異なっているものです。現在、広い地域で用いられているのは封筒型ですので、多くの場合は封筒型を選択する事になるでしょう。

 

ただし、関東地域等の一部地域では折紙型が主流なので、注意が必要です。折紙型を利用する場合は、紙の折り畳み方に気を付けなければいけません。畳み方には祝い重ねと弔い重ねとの違いがありますので、祝意を示す為に間違いない畳み方をしましょう。次に、水引の色と結び方の組み合わせとを選びます。

 

入学祝いに適切な水引は、紅白の色で花結び(蝶結び)のものです。水引の色は慶事か弔事かによって使い分けますが、入学祝いは慶事ですから、慶事に贈る時に使う紅と白の水引を利用するのが適切になります。ただし、のし袋の場合は白が銀色で印刷されているものです。これは印刷上の問題であり、紙の上に白地に白の線を引いても見えにくいので銀で代用されています。

 

本来の意味は変わりませんので、のし袋を選ぶ際は、紅と銀の水引が印刷された物を選ぶと良いでしょう。一方、水引の結び方は形は贈る意味によって使い分けるものです。入学祝いに花結びの物を利用するのは、繰り返し起きてほしい出来事だからです。花結びは一度結んでも解いて結び直せる、何度でも繰り返せる結び方なので、入学祝いののし袋に適しています。

 


入学祝い向けの上手なのし袋の使い方

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入学の祝意をより良く示す為に、のし袋の使い方のマナーも守っておきましょう。まず、お祝い金を入れる向きです。のし袋はお祝い事が重なるように意味を込めて、中袋にお祝い金を入れて、それをまた、のし袋に包む形で扱います。この時、のし袋に包まれたお金が表を向いているようにしましょう。

 

お札に描かれた肖像画が、上の方に来るように入れるのが適切です。中袋には表に漢数字で金額を記します。中央に「金 壱萬円也」等と記しましょう。裏は自分の住所と氏名を記しますが、葉書や封筒を書く時と同様に左下へ記します。中袋によっては裏側に金額の記入欄がある場合もありますので、その場合は住所と氏名を表側に記します。

 

この場合も、左下に記す決まりは同じです。次に、のし袋に書く表書きです。水引を中央線として、上側には「入学祝」や「祝 御入学」という様に、祝意を記します。下側には自分の名前を記しましょう。この時、注意すべき点に筆記用具とインクの色があります。基本的に毛筆か筆ペンを利用して、濃い黒のインクを使いましょう。

 

インクが薄いものは弔意を示す時に利用されますので、注意します。文字の大きさも気を配るべきポイントで、自分の名前は祝意より小さ目に記します。その他に、のし袋を渡す方法によっては、運び方に少しだけ気を使うと良いでしょう。入学祝いを直接手渡しする場合は、

 

袱紗と呼ばれる絹布に包んで持って行きます。袱紗は色と畳み方に気を付けましょう。色は明るい暖色のものを選びます。選択に困る方はどの場合にも使える紫を選ぶと良いでしょう。畳み方は慶事と弔事で異なりますので、間違えないように畳みます。

 


入学祝いに使うのし袋のまとめ

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入学祝いを贈る為に、のし袋を利用すれば、受け取ったご家族の方々に喜んでもらえます。のし袋には選び方、作り方、書き方、畳み方など様々なルールやマナーがありますが、いずれも受け取る方への思いやりや、祝意を適切な形にする為に必要なものです。

 

普段、気の置けない間柄で付き合っている相手でも、こうしたお祝い事に合わせて、折り目正しく礼儀正しい形で祝意を伝えると喜んでもらえるでしょう。入学祝いをする時は、贈る相手の事を考えて、贈り物の内容に気を取られがちです。しかし、それと同じくらい、どのように贈ったら良いのかを考えるのも大切と言えます。

 

お祝い金は、単にそれだけを手渡すなら、ただのお金に過ぎません。しかし、祝意を表す為に手を尽くした贈り方をすれば、お金には贈る方の好意という大切な意味が表れます。お金を紙で覆ったり、紐で飾ったりする事は、単なる形式や風習ではなく、慶事をより良く祝いたいという心の表れになるものです。

 

特に、入学祝いは親族や友人の子供の節目の慶事であり、その成長を祝う貴重な機会になります。子供が元気に育ち、より大きく成長していけるように、できるだけ手を尽くしてお祝いの気持ちを込めた贈り物をしたくなるものです。水引の色や結び方、のし紙の包み方、表書きの書き方等、

 

様々な所に気を配って作ったのし袋は、贈られる側だけでなく、贈る側にとっても特別な思い入れのある贈り物になるでしょう。初めて作るという方には、慣れない事も多く少し難しいかもしれません。しかし、努力して作るだけの価値が十分にあるものです。

 

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