お礼状の書き方:10月

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  1. 1.季節ごとのお礼状の書き方
  2. 2.その月の季語を覚えておく
  3. 3.例文をいくつか覚えておく
  4. 4.頭語と結語をきちんと使うようにする

 


季節ごとのお礼状の書き方

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季節ごとに出す手紙には時候の挨拶を書くようにしておくのが社会人では当たり前のことです。時候の挨拶にはその月ごとに少し変化のある書き方をするようにしておくといいです。たとえば、10月に出すお礼状の書き方として、すがすがしい秋晴れのもと、運動会の歓声が聞こえる季節になりましたが、という始め方があります。

 

お礼状として相手への気遣いを考えた文章にしておくことが大切です。季節ごとの挨拶によって手紙の書き出し方というのは違いがあるので、季語や頭語と結語などをきちんと使い分けるようにしておくことが大切です。その人への感謝の気持ちと気遣いをこめた文章を考えるというのはなかなか難しいものです。

 

季節の時候の挨拶というのは、以前からいろいろな文章が使われてきているので、それを参考にして新しく文章を考えてみるというのもいいです。送る相手への気遣いというのは、仕事でもプライベートでも変わりないものです。なので、できるだけ季節をイメージできる文章にしておくようにすることと、気持ちを伝えやすい文章にしておくことが大切です。

 


その月の季語を覚えておく

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10月のお礼状で使う季語というものがいくつかあるのですが、それを覚えておくと便利です。プライベートで使うものと仕事などのメールや手紙などで利用するといいものなどがあります。時候の挨拶に加えて使うので、覚えておくようにすると書きやすくなるということです。

 

爽秋の候、清秋の候、秋麗の候、仲秋の候などのほかにも、秋涼、錦秋、秋雨、夜長、秋霜などがあります。その月やその季節のイメージを思い浮かべることができる言葉なら季語として利用することができます。これらのほかにも、運動会やもみじ、なども使うことができます。季語を利用した時候の挨拶も文章として覚えておくと便利です。

 

季語を含めておくことが大切なので、清秋の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます、という文章になったり、爽秋の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます、という風に書くことができるということです。季語を含めた文章を覚える、という風に書きましたが、そもそも季語というのはどのようなものなのか、ということをきちんと知っておく必要があります。

 

この季語のことをしっかりと理解していれば、自分で季語を考えることもできるようになります。季語とは簡単にいえば、季節を表す言葉のことです。季節を表す言葉ならなんでもいい、ということです。春、夏、秋、冬、というのは季節の名前、というイメージがありますが、この春夏秋冬も季語なのです。

 

うららか、暑い、寂しい、寒い、というのも季語です。また、1月、2月、3月、4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月、というそれぞれの月も季語として利用することができます。難しく考えずにその季節をイメージできる言葉や物、風景などなら季語として利用することは可能なのです。

 


例文をいくつか覚えておく

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その季節によって季語と時候の挨拶のいくつかを例文とメモしておくというのもいいです。秋の夜長、いかがお過ごしでしょうか、というものや、街路樹の葉も日を追って色づいてきましたが、という文章も季節のイメージを相手に伝えることができるので素敵です。街路樹の葉、というところが季語になります。

 

夜ごとの虫の音に深まりゆく秋を感じるころとなりましたが、というものや、天高く馬肥ゆる秋たけなわの季節が到来しましたが、というもの、それから、抜けるような青空に紅葉の映える季節になりましたが、というものもあります。

 

ほかにも、例文として、秋雨前線が日本の上空に停滞する秋時雨の季節になりましたが、というその季節の空のイメージを想像させる文章や、スポーツの秋、その後ゴルフの調子はいかがですか、というイベントを取り入れたもの、生花店の店頭に風味豊かな山の幸が並ぶようになりましたが、という季節の花や風景を想像させるようにした文章もとてもいいです。

 

日増しに秋の深まりを感じる季節となりましたが、いかがお過ごしですか、という文章にしたり、秋も深まりましたが恒例の紅葉見物にはもうお出かけになりましたか、というものなど例文をいくつかピックアップしておくと、もしすぐに書かなければいけないときでも書き始めに迷ったりすることがないので安心です。例文をいくつか覚えておくことで、頭語や結語を選ぶこともできるようになる、という場合もあります。

 


頭語と結語をきちんと使うようにする

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頭語と結語というのは、手紙などを書くときのはじめに書く言葉のことです。拝啓、という言葉や、敬具、という言葉がそうです。この頭語と結語というのはセットになって使われることが多いということです。なので、頭語と結語をそろえて覚えておくと使いやすくなります。

 

たとえば、頭語にはよく使われるものとして、拝啓、謹啓、というものがあります。これとセットになっている結語が、敬具、謹白、というものです。手紙やメールを送るときには、文章の書き始めにこの頭語と結語を忘れないようにしておくことが大切です。

 

このほかにも、啓上、一筆啓上という頭語には、敬白や、かしこ、という結語があります。拝復、復啓、敬復という頭語には、拝答、敬具、敬答、というものもあるのです。謹啓、謹呈、恭啓には、謹白、謹言というものを使い、謹復、謹答には謹言、敬答というものを使います。

 

親しい人への手紙やメールなどに使ってもいいけれど、上司や取引先などには向いていないものなどもあるので、気をつけるようにしておきます。文章の結語というものもあるので、それもいくつか覚えておくと便利です。例文として、これから朝夕冷えてまいりますので、体にはくれぐれもお気をつけください、というものや、秋が深まりゆく季節ですが、くれぐれもご自愛ください、というものがあります。

 

ほかにも、末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます、というもの、社業が更にご発展されますよう心よりお祈り申し上げます、というものなどもあります。どんな文章がそのお礼状にあっているのかをしっかりと考えて書くようにしておきます。

 

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