看護師さんに礼状 書き方

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ケガや病気で入院すると不安や孤独感にさいなまれます。そんな悩みを診断や手術を施すことで解決するのが医師であれば、入院中の健康状態や食事さらにはお通じなどをサポートするのが看護師さんの役目であり、入院中に接する時間は医師よりも長く、夜勤などで不規則なハードワークも多いのが実情です。

 

  1. 1.看護師さんへの感謝の気持ちとは
  2. 2.礼状とともに謝礼をすべきか
  3. 3.礼状を贈るときのマナーとタブー
  4. 4.感謝の気持ちを素直に書くこと

 


看護師さんへの感謝の気持ちとは

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ケガや病気で入院すると不安や孤独感にさいなまれます。そんな悩みを診断や手術を施すことで解決するのが医師であれば、入院中の健康状態や食事さらにはお通じなどをサポートするのが看護師さんの役目であり、入院中に接する時間は医師よりも長く、夜勤などで不規則なハードワークも多いのが実情です。

 

一般的に手術等を担当した医師にはお礼状や謝礼を贈る話題が多いものの、看護師さんへの感謝の気持ちをどう形に表すかについては、あまり話題になりません。ちなみに、ここ最近、大きな総合病院では謝礼や付け届けは受け取らないと明記しているケースが多く見られますが、これは金品などの授受がコンプライアンスに抵触する場合があるからであって、

 

感謝の気持ちを表す礼状については賄賂にあたるものではないので当然のことながら違法行為にはあたりません。人間は感謝されることで仕事に対するやりがいや生きがいを感じますし、特に看護師さんのように医師だけでなく患者に対しても献身的な仕事であれば、なおさらです。入院中は家族にかわって患者の世話をする大切な存在です。

 

入院中にかけられた何気ない一言や笑顔、ときには冗談をまじえながら和んだひとときなど、病棟でなければ経験することができなかった出来事がたくさんあるはずです。そして病気をすることで人間は人への思いやりの気持ちが芽生えることも多々ありますが、そのきっかけを与えてくれた存在として看護師さんをはじめとする医療機関の従事者であることでしょう。だからこそ、心のこもった礼状を贈りたいものです。

 


礼状とともに謝礼をすべきか

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お世話になった人への感謝を形に表すことは長らく日本において大切にされました。お歳暮やお中元、退社祝いなど枚挙にいとまはありませんが、医師や看護師さんといった医療機関に従事する人への謝礼にかんしては、ここ近年でさまざまな見解があります。すでに触れたように、大きな総合病院では、謝礼や付け届けを一切受け取らないと明記しているケースが多く、

 

そのような医療機関では実際に謝礼を渡そうと思っても辞退されることがほとんどです。場合によっては賄賂となるようなケースもあるため、コンプライアンスが叫ばれる昨今においては、特に自治体が運営する病院などでこの傾向が見られます。いっぽう医療法人が運営する病院や入院施設を併設しているクリニックなどでは、患者からの謝礼を拒まないケースもあります。

 

いたずらに金品を渡すことは患者だけでなく医療機関のモラルが問われるものの、もし謝礼や付け届けの拒否を明記していない医療機関であれば、謝礼や付け届けに礼状を添えて渡すことが可能です。礼状の書き方については後ほど説明しますが、看護師さんへの謝礼や付け届けとなりますと、現金よりも物品が一般的です。

 

また謝礼や付け届けを渡す場合は、担当の看護師さんだけに渡してもかまいませんが、女性の多い職場だけに、特に男性患者の場合は変な噂などが立って迷惑がかかってしまわぬよう、看護師長をはじめ世話になった看護師さん達でシェアができて疲れを癒してくれるお菓子などを渡しておきましょう。ですから感謝の気持ちを表したい看護師さんへの礼状は、改めて病院あてに郵送するなど別の機会にします。

 


礼状を贈るときのマナーとタブー

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誰に対して礼状を贈るべきか。それは患者として看護師さんとどう接したかによって異なります。多くの医療スタッフに感謝の気持ちを表したい場合は病棟あてでもかまいませんし、もし一人の看護師さんが献身的に接してくださったことに対して個人的に感謝の気持ちを知ってもらいたい場合は、担当の看護師あてに礼状を書きましょう。

 

まず気をつけたいこと。それは看護師さんの自宅住所を調べて礼状を送ることです。昨今ではプライバシーの保護が厳しく問われているだけでなく、患者がプライベートの領域にまで入り込むことはエチケット違反であるからです。ですから、宛先は病院名と担当の科そして世話になった病棟のナースステーション名か担当の看護師さんの名前にとどめておきましょう。

 

礼状であるからといって、領収書や請求書を郵送するときのように礼状在中などと但し書きする必要もありませんが、但し書きがあれば患者からの手紙とわかりやすいので迷惑にはあたりません。次に礼状を出すタイミングですが、退院後あわてて出す必要はなく、しっかりと病状が癒えて心身ともにおちついてから書けば季節や時候は関係ありませんが、
 

できるだけ時間をあけすぎないよう心がけましょう。また謝礼と贈るお菓子などに礼状を添える場合は、こうした退院後に感謝の気持ちを表すときでもかまいません。その場合、快癒での退院であれば紅白の蝶結びの熨斗に御礼と表書きします。もし治療の末に患者が亡くなった場合は、無地の熨斗で御礼と表書きします。

 


感謝の気持ちを素直に書くこと

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礼状を書くにあたっては、医療機関専用の礼状のフォーマットや用紙があるわけではありません。ですから自由に便せんや封筒そしてハガキを選べますが、事務用の茶封筒や原稿用紙など業務的な雰囲気が漂うものは避け、季節感あふれるイラストや癒し感のあるイラストや透かしが入ったものなど、患者として世話になった気持ちをより印象づけるよう心がけてください。

 

文体につきましては、やはり感謝の気持ちを最大限に表現し敬意を表して「拝啓」からはじめることが大切です。具体的な内容にかんしては、特別なルールはないものの、時節のあいさつに続いて、感謝の気持ちを綴ります。シンプルに入院や治療期間を記して経過などを綴ってもかまいませんが、入院時に感謝の気持ちを感じた瞬間の出来事などが具体的に書かれていると、受け取る側の喜びが増します。

 

ちなみに礼状を書くにあたっては、あくまで感謝の気持ちのみを表すことに徹し、病院への要望や質問などについては一切記さず、それらは病院の受付等宛に郵送するようにしましょう。そして何よりも忘れてはならないことは、看護師さんは日々のハードワークや夜勤などでストレスを抱えているため、体調管理が大変な職種でもあります。労をねぎらう言葉やいたわりの言葉を必ずそえておきましょう。

 

人間の人生において生老病死は避けてとおれない四苦です。再入院をしないよう健康には留意するのは当然ですが、また何が理由で過去に担当してもらった看護師さんの世話になるかわかりません。ですから、退院すれば万事終了と思わず、いつまでも感謝の気持ちをたずさえて生活を送りたいものです。

 

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