「ご自愛」の意味と例文と書き方
-
6月の挨拶(結び・文末)の例文と結びの挨拶と書き方
手紙やメールを書く際に時候に合わせた言葉を入れて結びを締めくくるだけでも、ずいぶんとその手紙やメールの印象が変わって来るものになります。 6月に手紙やメー...
-
保育実習の記録の書き方
小さな子どもが大好きで、子どもの身の回りの世話をしたり、子どもと一緒に遊んだり活動したりするのが好きな人は、保育士の仕事に向いているでしょう。保育士の仕事は何も保育園だけで...
-
礼状の書き方:文例
お礼状を書くときには、いろいろとマナーやしなければいけないルールのようなものがあるということです。まずはそれをきちんと調べて、それから書くようにしておきます。 はじめてお...
-
夫の浮気相手に慰謝料請求する際の調停申立書の書き方
夫婦関係で一番多いトラブルが、浮気問題です。夫の浮気に気付いた場合は、パニックになったり落ち込んだりせずに、冷静に対処することが重要です。まずは浮気相手について徹底的に調査...
-
建築請求書の書き方
家屋などを建築した際に発生する費用を支払ってもらうための請求書の書き方を説明します。建築関係の請求書は他の業界と比べると専門用語が多く、どの項目にどの費用が含まれているのか...
-
承諾・了解の言葉の例文と書き方
昨今は手紙や葉書に加え、EメールやLINE、ネット電話などプライベートでもビジネスにおいてもコミュニケーションの手段が多種多様になってきました。しかし、根っこにある大切なことはいつ...
-
御案内状の書き方
御案内状といっても、様々な状況によってその内容は変わってきますが、個々の内容を考える前に、そもそも御案内状が果たす役割を押さえておきましょう。 ...
-
文章を違和感なく書くコツ
仕事やブログ、はたまたメールなど、日ごろ文章を書く機会はとても多いかと思います。「こんな文章でいいのかな?」「あれ、これはおかしくないかな?」そんな悩みや不安をちょっとした書き方の...
-
読みやすい文章の書き方
わかりやすい文章の書き方にはいつくかの簡単なコツがあります。せっかく書いた文章が全く相手に伝わらなかったら、とても残念ですよね。ここではいくつかのコツを紹介していきたいと思います。...
-
離職票の書き方
退職した際に会社から送られてくる離職票。その内容は失業保険を受け取る時に非常に重要になってきます。きちんと確認すればよかった、と後悔しないよう正しい離職票の書き方を知ってお...
ご自愛という言葉がありますが、これは自分の健康に気をつけるようにする、という意味です。ですが、最近は相手へのいたわりの言葉として使用されるようになってきています。
この言葉は、親しい人などに手紙を書いたときの文章の末尾でよく書かれており、くれぐれもご自愛くださいなど相手の健康を気遣うという意味で書かれることが多いです。
ですが、このご自愛を間違えて使っている人も多くみられます。ときどき、お体ご自愛ください、と書く人がいますが、すでに体をいたわるという意味の言葉が入っています。
なので、お体、という言葉は必要がないのです。同じ言葉を繰り返し使っていることになります。使い慣れた言葉を使う場合は、お体に気をつけてください、という書き方もあります。親しい人以外の人で、目上でも目下でも、同僚にでも使うことができます。
久しぶりに手紙やメールなどで連絡をとった場合など、末尾にご自愛ください、という相手のことを思いやる言葉が書いてあると、とても印象もいいですし、優しい気持ちになることがあります。
また、体を気遣うという意味のほかの言葉には
ご健勝という言葉があるのですが、この言葉は健康で体が丈夫であることを意味しています。つまり、その人が健康で丈夫でいられるように祈っている、という意味になるのです。益々のご健勝をお祈りしております、という風に書くといいです。
相手を思いやる気持ちや気遣う気持ちを言葉で表すときは、美しい言葉遣いで綴ると相手も嬉しく感じてくれることが多いといいます。なので、難しい言葉を書くよりも、たった一言相手への気持ちを書いておくと印象が違います。
たとえば、言葉遣いでときどき違和感を感じることがある文章があります。先生はご自愛ください、という文章があるとします。このとき、どこに違和感を感じるのか、というと、先生は、というところです。
さきほども書きましたが
ご自愛、という言葉は自分自身をいたわる、という意味です。つまり、先生は、ではなく、自分も大事にするので先生も自分の体を大事にしてください、という意味で、先生もご自愛ください、と書くのです。
また、先生もぜひご自愛ください、と書く人もいますが、この場合、ぜひ、という言葉は余計です。ぜひ、という言葉を入れることで、強要しているようなイメージになってしまいます。なので、シンプルに、伝えたいことだけを書くようにするといいということです。
お大事に、という言葉と同じだと考える人もいますが、これは違います。お大事に、という言葉は、医師や看護師、お見舞にきた客が相手に対してかける言葉です。お大事に、という言葉はその後の言葉を省略した言葉で、お大事にしてください、という風に伝えるものです。
なので、目上や上司の方に対する言葉として、してください、というのは不適切です。お大事にされてください、という言葉をいう人もいますが、自愛する、という言葉とはやはり違います。なので、手紙やメールではあまり使わない人が多いです。してください、という言葉は敬語です。されてください、は尊敬語です。気をつけてください、というのは丁寧語です。
入院している人が退院したときに書く文章として
たとえば、看病していた家族の方に改まった文章で書く場合は、ご家族の皆様におかれましてもご自愛のほどお願い申し上げます、という風に書くと印象がとてもよく、相手への気遣いがとても伝わりやすいです。親しい相手の家族への文章でも、少しくだけた感じでいたわりの言葉を書いておくといいということです。
いろいろな文章で男女に関係なく、また年齢なども気にせずに使うことができる言葉なので、季節の変わり目に送る手紙などにも体を気遣ってくださいね、という意味で末尾に書いておくといいです。
会社でも取引先やお客様への文章を書くことは増えてきます。社会人になったら、できるだけ丁寧な言葉遣いとマナーがきちんとしている文を書けるようにしておくことが大切です。季節ごとに手紙の文章を変える、という人もいます。
新年を迎えたばかりの一月なら
はじめは、皆様お元気で新年をお迎えのことと存じます、と書いて末尾に、寒さ厳しき折、くれぐれも、と体を大切にしてほしいという気持ちを伝える言葉が続くようにしておくといいということです。自愛する、という言葉はいろいろな場面で使うことができるので、とてもよくみかけることがあります。
いたわりの言葉はどんなときでも書けばいいということではないです。ですが、環境や季節、状況などをみて、相手への気遣いを感じさせる、また優しい言葉というのはなかなか伝えられるものではないので、文章では末尾でそっと書いておくのがいいのです。
ご健勝と自愛は同時に使うことはあまりないですが、同じ手紙のなかで使われることがときどきあります。なので、文章をしっかりと見て、言葉を選んで書くようにしておくといいです。