喪中はがきの書き方:義父の場合
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年賀状は一年を無事に過ごせた事に感謝し、新しい年の幸せを願って出すものです。自分自身や家族の幸せというより、年賀状を差し上げる先様の幸せを願います。喪中はがきというのは、年賀状を毎年やり取りしている間柄の方に「服喪中」である事を知らせるものです。
喪中はがきを出す理由
年賀状は一年を無事に過ごせた事に感謝し、新しい年の幸せを願って出すものです。自分自身や家族の幸せというより、年賀状を差し上げる先様の幸せを願います。喪中はがきというのは、年賀状を毎年やり取りしている間柄の方に「服喪中」である事を知らせるものです。「服喪中」とは奈良時代には記述が見られる「忌服」に由来します。
「忌」とは、家族が亡くなったと言う「死の穢れ」を受けた者が、慎み深く暮らす事です。昔は神前やお祝い事には出ずに、家の中で喪に服しました。現代では家庭や考え方にもよりますが、臨機応変の対応をすることもあります。「服」とは自宅に篭り、死者への哀悼の意を示しながら生活する事です。昔は、死の穢れを他にも広げないために謹慎するという意味もありました。
現代社会においては、仕事や学校があり、喪に服せる期間にも限度があります。そのため、死者への哀悼の気持ちを胸に、なるべく浮いた事はせずに、慎み深く社会生活を送ると言う事が一般的です。そもそも、この「忌服」の概念は神道に由来します。日本においては、仏教など他の宗教信者の方も文化として「喪に服する」方が多いです。
年賀状は一年を無事に過ごせた方が、相手の幸せを願って書くものですから、「服喪中」にある人が年賀状を出すのは憚るのが自然な考え方です。昔からの考え方で見てみると、我が家は、無事に年を越せていないのに年賀状を出してくる相手が非常識だというのは少し違います。そもそもは、一年を無事に越せなく喪に服しているので、お祝い状にあたる年賀状は出せませんと言う事になります。
核家族における、義父の喪中はがき
結婚すると、相手にも親がいます。相手の親は文字にすると義父、義母と書く事になります。パートナーの実の親がなくなれば、夫婦共々喪に服することになります。ですから、喪中はがきを出す事になります。喪中はがきには亡くなった方との続柄を書くのが一般的です。
夫婦連名で喪中はがきを出す場合は、「去る3月に父●が87歳にて他界いたしました」というように「父」と続柄を明記しても良いでしょう。父の名前をフルネームで記載することで、どちらの親か先方にも察しがつくでしょう。また、奥様のお父様が亡くなったさいは「(妻の名)の父●が」と明記しても良いです。
妻の父が亡くなり夫のみの名前で出す場合は、妻の父という意味で「岳父」という書き方をするケースもあります。岳父という呼び方は、婿を出世させるほどの有力な父親、という尊敬の意を持った言葉ですので使用しても良いでしょう。わかり易く「義父」と書いても問題ありません。「妻の父、何某」とフルネームで記載すると、先方にもどなたがお亡くなりになったか分かり易くて良いでしょう。
妻が連名ではなく個人的に夫の父親が亡くなった喪中はがきを出す場合も「夫の父、何某」とフルネームで記載すると丁寧です。こちらも「義父、何某」と記載しても良いです。夫婦、子供と家族連名で喪中はがきを書く事があります。その際は喪主を中心にして、故人との続柄を記載します。
しかし、最近は核家族化で喪主が家族の中に居ない場合も多いです。その際は続柄を入れずに喪中はがきを書いても良いでしょう。しかし、先様にどの続柄の方が亡くなったのか解りません。夫婦は義父や父などと記載したものを作成し、お子さんは祖父と記載したものを作成したほうが良いでしょう。
喪中はがきの書き方の例
喪中はがきに書き込む内容の例として、喪中である事を知らせる文言や年末年始のご挨拶は遠慮するとの文言があります。また、亡くなった方と差出人の続柄と亡くなった方の名前、亡くなった日付と年齢も記載します。日頃の御礼の言葉、作成日などの日付も記載するのが一般的です。
喪中である事を知らせる文として「喪中につき年末年始のご挨拶を遠慮申し上げます」「喪中につき新年の挨拶を遠慮申し上げます」などがあります。喪中はがきにおいては、時候の挨拶は要りません。また、頭語や結語も不要です。亡くなった方の名前や年齢、亡くなった日、続柄などは絶対に記載しないといけない訳ではありません。
事情や考え方で記載したくない場合は無理に記載する必要はありませんし、失礼にはあたりません。日頃のお礼の文として「本年中に賜りましたご厚情に心より御礼申し上げます」「本年中のご厚情に深く感謝申し上げます」などの文言があります。また、新しい年へのお付き合いをお願いする文言を記載する事もあります。
その際は「明くる年も変わらぬご支援のほどを宜しくお願い申し上げます」などと記載すると良いでしょう。日付けに関しては、西暦は利用せずに和暦で記載するのが一般的です。差出人の記載した日付けは一般的には11月中に書いても、12月とすることが多いです。11月と記載しても問題は無いでしょう。最近は喪中はがきにイラストを入れることもあります。派手にならないようにシンプルなイラストを心がけると良いでしょう。
出す時期とマナーについて
喪中はがきを出す時期は11月初旬から12月初めが良いでしょう。先方が年賀状の用意をする前に出すのが良いです。義父の葬儀の喪主をした場合や、身近に暮らしていた場合は故人と年賀状のやり取りをしていて、死亡を知らない方にも喪中はがきを出すケースもあります。喪中と知らずに年賀状を下さる方がいるケースもあります。
その際は寒中お見舞いとして返信します。必ず、喪中はがきを出さなかったお詫びの文言を記載します。例文としては「寒中お見舞い申し上げます。新年早々、年賀状を戴きましてありがとうございました。昨年、義父が亡くなり、新年の挨拶を控えさせて戴きました。ご通知が遅れました事、どうぞお許しください。なお、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。日付記載」などがあります。
寒中お見舞いは喪中はがきではありませんから、イラストに関しては春に関するものでも良いでしょう。派手になりすぎるのは良くありませんが、花などのイラストでも問題ありません。喪中はがきで故人の死を知った方から、ご仏前を戴くことがあります。その際は葉書でお礼を申し上げ、香典返しと同様にお返しをするのが一般的です。
お返しの品は、地域や風習にもよりますが、お茶などの消耗品が一般的です。お礼の葉書の内容としては、一般的な礼状と同じように時候の挨拶を記載します。その後、ご仏前を送ってくださった事へのお礼を申し上げます。相手との関係によっては家族の近況なども記載する場合もあります。その後は送ってくださった方やその家族の健康を願う文で結ぶのも良いでしょう。