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弔慰金とは死者をとむらい、遺族を慰めるために贈る金銭のことを指し、国から公的な金銭として給付されることもあれば故人が勤めていた会社や団体から遺族に送られることもあるといった特徴があります。
封筒にお金と目録を
基本的に弔慰金は封筒にお金と目録を入れて、送るべき遺族に出すようになっており、振込み形式で口座に入れられることは少ないと言えます。金額があまりにも大きく封筒で出すには危険だと判断した場合、遺族の同意を得た上で弔慰金が口座振込みで入金されるということもありますが、非常に稀だと捉えておいてください。
会社の従業員に出す退職金の目録を用意しなければいけない立場の方は、従業員の方が亡くなるという残念な事態に陥った際弔慰金用の封筒や、封筒に入れる目録を用意する必要に迫られることもありえるため、封筒や目録にどのようなことを記載すべきなのかを記憶しておいてくといいでしょう。
また弔慰金はご霊前用の封筒などと同じように市販で専用の封筒は売られていません。そのため不祝儀袋に弔慰金を渡す方がご自身で弔慰金と書かなければならないということも覚えておいてください。封筒の書き方としては不祝儀袋の表面に、弔慰金と黒の筆やマジックなどで書けばそれでいいと言えます。
間違っても祝儀袋を用意したり、黒以外の赤やピンクのマジックを使うことがないよう気をつけてください。少し大きめに、はっきりとした文字で書きさえすれば表面に書くことはもう無いと言えるため、その裏面の筆記に取り掛かってください。
裏面には金額と住所氏名
弔慰金の封筒の書き方は、まず中央から向かって右側に封筒にいくらお金が入っているのかの金額を記載します。金壱萬圓也、金弐萬圓也といった形で、旧式の漢数字で書くといったマナーがあるため、日頃使っている普通の漢数字を記入しないよう注意を払ってください。中央から左側には送る側の住所と氏名を記載します。
郵便番号と住所、そして送り主の名前をフルネームで書けばいいと認識しておいてください。会社名や団体名、送り主の役職などは書いても書かなくても構わないとされていますので、ケースバイケースで書くか書かないかの判断を行うといいでしょう。事前にこの日に弔慰金を送りますといった連絡を入れてある場合には会社名や団体名、
役職などの記載は省き、事前連絡が完璧に行えていないようであれば記載を行うといった形をとるといいと言えます。また封筒の裏面に記載する弔慰金の金額は旧式の漢数字を使用すべきであると言えますが、郵便番号や住所の数字は現代の漢数字を利用して構いません。文体が揃わないのではないかといった懸念もあるでしょうが、
金額以外は見易さを重視すべきだと言えることから、むしろ現在の漢数字で郵便番号と住所は書くように心掛けてください。そして当然ではありますが、表面と裏面は同じ方向から文字を記入していってください。表面を裏返したら裏面の文字が上下逆になっているなどといった封筒は、送り届けてもらえるかもしれませんが非常に失礼なのでこの点も気をつけてください。
目録には金額と受取人
弔慰金の封筒に入れる目録も手書きが好ましいと言えます。まず目録は可能なら縦書きで書くべきであるといった意識のもとで、封筒の表面に書いたものと同じように弔慰金と大きく記載します。そこから送るべき金額、何年の何月何日に送るのかといった日付、送る側の会社名や団体名、最後に弔慰金を受け取る遺族の方の名前を書くようにしてください。
全て同じ黒い筆を使用すれば、とりあえず見た目の体裁整えることが可能なので無難であると言えます。金額に関しては英数字ではなく旧式の漢数字で記載すべきであるとされています。必ずしも漢数字に拘る必要もないのですが、伝統的なものとして旧式の漢数字を選んでおいたほうがいいでしょう。一〇五万円や一五三万年といったような半端な金額を送る場合には、
一行で書ききれないことがありますが、できれば金額を小さめに書き一行で収めるように努めてみてください。どうしても一行で書けないようなら、なるべく行数を増やさないよう簡潔に分かりやすく書くといった点に注意を払い書くようにするといいでしょう。日付は平成何年といった正確な年月日を入れることと、
金額と同じように漢数字を使用するといった部分にだけ注意しておけば特に問題になることはないと言えるでしょう。会社名に関しては株式会社や有限会社といった会社形態を含めた、フルの社名を記載するようにしてください。受取人は故人の名前ではなく受け取る遺族の名前を書きます。お金を送るのは誰かといった認識の元で書くべきだと覚えておいてください。
中包みにも金額を
最終的に弔慰金として封筒に入れる中包みにも、再度封入しているお金の正確な金額を書くようにしてください。お金を入れる前に書いたほうがお金への文字のにじみ防げるので、書くタイミングも大切だと言えます。弔慰金を入れる中包みも旧式の漢数字で書いたほうがいいと言えますので、
弔慰金の封筒の裏面に記載したものや目録に書いたものと同じ旧式の漢数字の金額をそのまま同じように記入してください。他には書くべきことはないため、氏名や会社名は書き足す必要が無いと捉えておいていいでしょう。会社によっては目録だけでなくお悔やみ状も同封するといったところもありますが、
お悔やみの手紙は別途で出すことも可能なので必ずしも同封する必要はありません。弔慰金の封筒の中には目録と現金を入れておけばいいと考えておいて構わないのです。ちなみに弔慰金に入れる金額を表すなりの表記は、祝儀であっても不祝儀であっても不要であるとも言われていますが、弔慰金に関しては旧式の漢数字を使うなど古くからの慣わしを重視している傾向があるため、
金額の最後になりを使っておいたほうがいいと言われています。つけなかったからといったマナー違反を責められるようなことは少ないでしょうが、付け足しておいたほうが安全程度の考え方で構わないとも言えるのです。不祝儀は祝儀に比べて伝統を大事にしているといった特色があるため書き方には細かなルールが存在していますが、ルールの確認自体はパソコンやスマートフォンなど現代の便利なツールから調べられるためチェックしておくといいでしょう。