高校入試の作文小論文の書き方

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高校入試でも作文や小論文など記述力を必要とする問題が出題されるようになりました。どちらも論題や議題に対して自分の意見を持ち、筋道を立てて説明します。問題の意図を正確に理解して、言葉の選び方や前後のつながりを意識して書くことが大切です。

 

  1. 1.作文と小論文の違いについて
  2. 2.高校入試の作文と小論文の出題傾向
  3. 3.作文の上手な書き方について
  4. 4.小論文の上手な書き方

 


作文と小論文の違いについて

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高校入試でも作文や小論文など記述力を必要とする問題が出題されるようになりました。どちらも論題や議題に対して自分の意見を持ち、筋道を立てて説明します。問題の意図を正確に理解して、言葉の選び方や前後のつながりを意識して書くことが大切です。基本的に記述問題の中では文字数が多いので、書き方が難しいと考える受験生もいます。

 

そもそも両者には明確な違いがあります。まず、論文とは学術的な研究の結果を説明する文書のことです。自分の持っている考えや仮説を論理的に説明し、スマートな文章展開を理想とします。小論文はこの論文を簡単にしたもので、誰もが書くことのできる文章です。よって誰が見ても内容が分かるように書かなければなりません。

 

小規模な論文として論理的で筋の通った論文の要素を重視します。自分だけが持つ偏った考え方から発展して、客観的な立場で物事を捉えなければなりません。たとえ難しい用語を混ぜても、自分の意見や主張に終始すれば、マイナスの評価を受けます。相手の感情に働きかけることが目的ではなく、少し固く苦しい文章で議論を展開します。

 

一方作文が心に訴え掛ける文章を目標とします。感想や体験を書くことを中心に、相手の心を動かします。素直な気持ちで書けば、前後の文章に矛盾が生じずに、自分の心境を上手く描写することができます。特に、きれいな表現や上手い言い回しなどを含んでいると、高く評価されます。「~だと思う。」「~良かった。」といった表現が多く使われます。

 


高校入試の作文と小論文の出題傾向

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高校入試の作文は、大きく2つのパターンに分けられます。まず単独作文です。推薦入試に多く。作文だけが独立して出題されます。40~60分間で400~800字にまとめる必要があります。時間が長くて文字数が多いので、本番で冷静な判断ができなくなる場合があります。しかし、このタイプは事前に準備を行っていれば、すぐに対処できます。
 

よく出されるテーマについて、材料を揃えて、制限文字数にまとめる練習を重ねます。次に、国語の試験の一貫として出題されるパターンです。試験時間は40~50分で、いくつかの問題を解いた後に出題されることが多いです。文字数は100~300字で比較的少ないです。しかし読解問題までこなす必要があるので、時間が限られています。

 

読解問題に時間をかけすぎると、作文の時間がなくなる恐れがあります。さらに段落を2つ作ったり、体験談を通して説明したりと様々な条件が指定されることがあります。短時間で書く内容を絞って、指定された形式や文字数で上手くまとめるのがポイントです。そして、高校入試の小論文は、40~60分の試験時間内に、

 

400~800字でまとめることが多いです。論文なので、自分の意見を論理的に説明する必要があり、難易度が高いです。実際の高校入試では、全国の公立高校の一般入試でおよそ80%が作文の問題があります。また公立高校の推薦入試では、およそ60%が作文か小論文を出題しています。私立高校も推薦入試でよく出題されるので、対策が必要です。

 


作文の上手な書き方について

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どんなテーマが出題されても、ある程度決まった型が作れるので、文章を作るのが苦手でも高得点が狙えます。国語の問題と一緒に出題された場合は、つたない文章でも読解にミスがなければ、正解がもらえます。ポイントは素早くミスをしないで書く事です。まず、材料を十分に集めます。単独作文の場合は、高校生活の抱負や志望動機、将来の夢について書かせることが多いです。

 

事前に文章を作り、国語の教科担任の添削を受けます。これによって本番の試験で出題されても、添削指導で指摘された部分に気をつけて書けば高得点がもらえます。次に、国語入試で出される場合、表やグラフに対する考えを求める問題が多いです。グラフをほとんどを占めている部分について言及し、自分の体験や感想を率直に述べるとまとまった文字数になります。

 

また文章に対して考えを書くときは、筆者の考えが書かれているところに線を引きます。その部分に対して自分が思ったことを述べれば、文章のテーマに沿った作文が完成します。筆者が伝えたいことは、最終段落に書かれていることが多いので、段落の最後は念入りに読みます。グラフが示す結果や筆者の意見には、賛成の立場で文章を作る方が簡単です。

 

もし反対してしまうと、反対意見に説得力を持たせるような明確な根拠を一から考え出す必要があります。さらに文末が「です・ます」調か「だ・である」調なの確認します。書き始める前に問題分をしっかり読みます。「なので」「やっぱり」といった話し言葉の使用も避けます。

 


小論文の上手な書き方

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高校入試の小論文のテーマの多くが「携帯電話の所持の是非」「モラルや公共性」など大きな枠組みがすでに作られています。特にある物事に対して是非を問うことが一般的です。高校入試の小論文は内容より形式が重視されます。形式さえ守れば誰でも合格点がもらえます。そして内容が優れているとさらに点数が与えられます。

 

小論文の導入は、自分が反対か賛成なのかなど、主張を明示します。続いて自分の意見とは逆の立場から文章を作ります。「確かに~」という語句を使って、メリットや利益を書きます。反対の立場に配慮することが、論理的な文章のポイントです。テーマとして扱われた問題は、一方的に正しいことが認められていません。

 

自分が正しいと考えることだけでなく、反対の主張も理解することが問題解決には不可欠です。そして、「しかし~」と続けて反対意見のデメリットを挙げます。さた反対意見のメリットが、自分の意見でも実現できることが説明できるとさらに説得力が出ます。最後に結論として自分の意見を述べれば、論理的な構成になります。

 

文章の書き方は、一定の型があるので練習を重ねれば問題ありません。高得点をもらうためには、内容を充実させます。普段からニュースや新聞で話題になっていることの情報を集めます。そこから対立している考えを見つけます。日頃から対立利益に目を向けることで、小論文の方向性が見えてきます。自分の小論文が論理的かどうかは、第三者にしか分からないので添削指導をしてもらいます。

 

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