慰労会:のし袋の書き方
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餞別とは引越しや転勤、異動、退職、慰労会などの際に相手に贈る金品のことで、この餞別を贈る際にはのし袋に入れて送ることになります。しかし普段、のし袋を書くことが少ない為、いざ書こうとするとどう書いてよいのか分からないという方も多いでしょう。ここではのし袋の書き方のマナーをお伝えしていきます。
餞別の意味
会社などにおいて相手の方が引っ越しや転勤、退職、旅行などの際に贈るもので「はなむけ」と意味しています。また慰労会と呼ばれる海外長期出張や留学をしていた際に、長期間にわたる仕事をしたことに対して「ご苦労様でした」という意味合いの際にも贈られるのが、この餞別の意味になります。この餞別にはのし袋を使用して贈ることになりますが、相手がどのようなケースなのかによって書き方が異なります。
ケース別、のし袋の書き方
転居や引越しの場合には紅白で蝶結びの水引きがついたのし袋を使うようにしてください。そして上段に書く言葉は「御餞別」「御礼」「おはなむけ」どれかを書くようにしてください。また新築住居に移る場合には「新築祝い」と書く方が喜ばれますので、そのように書くようにしてください。
さらにはマンションを購入した場合には「御祝」や「御引越御祝」などを使用することになり、引っ越し祝いや新築祝いを贈る場合には餞別は省略されることになりますので、注意してください。自分よりも目上の方に個人で贈ることはマナー違反になりますので、注意してください。
贈る場合にはグループで贈るようにすると大丈夫ですが、この際には「御礼」や「おはなむけ」と書くようにするのが無難で良いでしょう。異動や転勤などの場合には引っ越しなどと同様に紅白で蝶結びの水引きがついたのし袋を使うようにします。そして表書きも「御餞別」「御礼」「おはなむけ」などを書くようにしてしてください。
下の段には贈り主の氏名や姓を書くようにしましょう。職場でまとめて贈る場合には下の段に部署名を書くようにしますが、同じ会社内の場合には社名は省略をすることが多くなります。また栄転祝いや昇進祝いを贈る場合には餞別は省略されます。
こちらも目上の方に贈る場合には個人の名前で贈るとマナー違反になりますので避けるようにしてください。もしも贈る場合には部署名で贈るか、個人で贈る場合には「おはなむけ」という表書きにしてください。
退職や退職後の独立・企業で贈る場合にも紅白の蝶結びの水引きがついたのし袋を使います。上段には「御礼」や「御退職御祝」と書くようにしてください。そして部署全体や職場が一体となって贈る場合、もしくは上司から贈る場合にはマナー違反にはなりません。
しかし、定年まで勤め上げた相手に贈る場合には、敬意を表すといった意味合いで、「○○社一同」などにした方が良いでしょう。そして退職をした後にもリタイアをせずに、新たな職場で働く場合や企業をする場合には「おはなむけ」という表書きでも喜ばれるでしょう。
数日から数週間にわたり旅行に出かける方に対しても贈る場合がありますが、このような場合にも紅白で蝶結びの水引きがついたのし袋を使用します。上段には「御餞別」などと書くようにします。これも他のケースと同じですが、目上の方に対して個人で贈ることはマナー違反です。
しかし、部署全体などで贈る場合には問題ありません。もしも目上の方に個人で贈る場合には「おはなむけ」と書くようにすればマナー違反にはなりません。数週間から数か月にわたり出張をする方に対しては、同じように紅白で蝶結びの水引きがついたのし袋を使用します。
上段には「御餞別」と書くようにします。またこれも他と同様に個人で目上の方に贈ることはマナー違反になります。贈る場合には、他のケースと同じように部署全体で贈るか、個人の場合には表書きに「おはなむけ」と書くようにしてください。
慰労会で贈る場合には紅白の蝶結びの水引きがついたのし袋を使います。そして上段には、何かを達成したことに対して贈る場合には「お祝い」と書き、お世話になった場合には「御礼」と書くと良いでしょう。もしもどのように書いたら良いのか分からない場合には、のし袋には名前のみや会社名のみにしても問題ないでしょう。
餞別・はなむけの品物として使用される物
現金が最も一般的になりますが、この際には新札を入れる方が良いでしょう。もしも新札がない場合であってもできるだけ綺麗なお札を入れるようにしましょう。このほかには商品券などを贈る場合もあります。特に学生に向けて贈る場合には図書カードや文具券などを贈るのも人気となっています。
少し変わった形で贈る場合に花束を贈る場合があります。特に退職や異動、海外赴任、海外留学などの際には花束を贈るというのは定番となります。これにプラスして商品券などを贈ると喜ばれるでしょう。昔は時計や万年筆、食器などといった物を贈るケースもありましたが、これは好みが異なる為、近年はあまり贈られることが無くなってきています。