教育実習のお礼状の例文とマナーと書き方
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教員を志す学生にとって、もっとも重要かつ貴重な単位取得が教育実習です。第一種免許状取得を目指す学生は、一か月以上にも及ぶ教育実習が必要です。実際に教壇に立つという経験は大学ではできません。
また、学校に通う児童生徒と直接ふれあうことも講義では学びえない経験をもたらしてくれます。この期間を充実したものにするか否かが、将来の教員生活に影響を与えると言っても過言ではないでしょう。
どの教員も教育実習を経験しています。それ故に実習生の受け入れに対し否定的な教員はほぼ存在しません。どの教員も実習生には立派な教員になって欲しいと願っています。よい実習となるよう、綿密に実習プログラムを構築してくれていることがほとんどでしょう。大変なご苦労をかけますので、実習終了後のお礼状の送付はすぐにでも行うべき社会的なマナーです。
【お礼状の例文】
謹啓 初秋の候、貴校におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
この度は、5週間という長期間にわたり教育実習の受け入れをしていただきありがとうございました。
実習担当の○○先生をはじめ、多くの先生方より大変貴重なお教えと、温かいご指導を賜りました。
この経験を今後の学生生活につなげ、将来、立派教員になれるよう努力して参る所存です。
実習期間は経験不足から頭が真っ白になってしまうことも度々ありました。
その都度、○○先生がサポートしてくれただけでなく、生徒のみなさんにも助けてもらいました。
○年○組の生徒のみなさんと出会えたことにもとても感謝しています。
みなさんにもどうぞよろしくお伝えくださいませ。
末筆ながら貴校のますますのご健勝を心からご祈念申し上げます。
敬白
平成○○年○月○日
○○大学 教育学部 教育学科3年
○○ ○○
追伸:文化祭の成功もお祈りしています。当日、生徒のみなさまと再会できることが今から楽しみです。
以上、例文。
学生が書くお礼状ですので、過度にかしこまった文章で書く必要はありません。しかし、これから社会人としての教員を志す訳ですから、最低限度の手紙の基本マナーや社会的ルールは守るよう心がけましょう。
時候の挨拶などの手紙のマナーは必要不可欠な社会的スキルです。また、言うまでもないことですが、手紙は必ず直筆で行うようにしましょう。最近ではワープロソフトを用いて作成する学生もいるようですが、お礼状は直筆で書くことが最低限度のマナーと言えます。
お礼状のポイントは以下の通りです。
先ずは長文になりすぎないよう、簡潔に文章をまとめることが肝要です。教員の方々もお忙しいですので、長文になりすぎたお礼状は先生に負担をかけてしまいます。教育実習の思い出はたくさんあるでしょうが、なるべくシンプルにまとめるようにしましょう。便箋一枚にお礼の内容がすべて含まれることが目安の文字数になります。
お礼状の送り先は校長先生になることが一般的です。しかし、教育実習でもっともお世話になる方は実習担当の教員の方ですので、文面は実習担当の教員をイメージして書くことが望ましいです。もちろんお世話になった全ての教員の方に対するお礼を述べなければいけませんが、文章の中に実習担当者とのエピソードなどを交えると先方に大変好印象を持って頂けます。
また、実習期間は教員だけでなく、児童生徒ともかかわる時間が長くあるはずです。その児童生徒に対してもしっかりと感謝の気持ちを伝えるようにすることも、将来教員を志すものとしては必要な資質の一つと言えます。
お礼状の中にまとめきれないものがあるのであれば、追伸という表現でも構いませんので、一言添えてあげることも大切です。実習生からのお礼状は、教員のあいだで回覧されたのち、教室に掲示されることも少なくありません。その際に児童生徒宛のメッセージが含まれていれば、とても喜ばれます。
教員に対するお礼の中には、なるべく具体的なエピソードも含めることが望ましいです。実習担当者も自分の指導がどれだけ伝わったか、また適切であったかを知りたがっているからです。実習のお礼は言葉や姿勢だけではありません。
具体的なフィードバックがあって、より現職の教員も成長できますので、率直に感じたことや、伝えたいことは書くように心がけましょう。ただし、当然のことですが批判的な内容や苦情的な内容は絶対にNGです。
教育実習は必須活動であり、また教員採用試験は公務員であれ私学であれ行われますので、民間企業のようなインターン的なものではありません。実習が就職活動に即つながるわけではありません。
しかし、学校の校長先生は採用試験監督であったり、教育委員会と強くつながりを持っていたりするものです。校長先生に評価をしていただくことができれば、最終的に採用試験に影響がないとは言い切れないでしょう。お礼状は校長先生まで必ず目を通しますので、見られてるという意識を持って作成するようにしましょう。