「お引き立て」の意味と例文と書き方
-
卒業証明書依頼文の書き方
卒業証明書依頼文の書き方と例文について記載させて頂きます。これをご覧になられた方々のお役に立てていただけると幸いに存じます。専門学校の受験等、何かの都合で卒業証明書を発行す...
-
労基署の届出第20号の書き方
労働基準監督署(労基署)に対して提出する届出書類のうち、様式第20号と呼ばれる書類は正式には「建設物・機械等設置・移転・変更届」と呼ばれています。 ...
-
FAX送付状の書き方について
1.基本的なFAX送信状の書き方は 2.たとえば、「よしださん」に送ろうと思って 3.これを書いていないと ビジネスをしてい...
-
手紙の書き方とお礼:お客様
お仕事をされている方の中には直接お客様の応対をする接客業などをされている方は多いとされていますが、何か商品をお買い上げいただいた時などに合わせて、商品の使い心地などを確認す...
-
礼状の書き方:文例
お礼状を書くときには、いろいろとマナーやしなければいけないルールのようなものがあるということです。まずはそれをきちんと調べて、それから書くようにしておきます。 はじめてお...
-
2月の挨拶(結び・文末)の例文と結びの挨拶と書き方
2月は暦の上では立春を迎えます。 立春とは二十四節気の1つで新暦では2月上旬にあたりこの日から春とされます。旧暦では年末か正月の初旬にあたり約1か月ほどの季節感のずれがありま...
-
面白く感じる小説の書き方
小説を書きたいけど、いざ原稿を前にすると何を書いて良いのかわからないという人は結構います。趣味として書くもの、作家を目指して書くもの、独自の作品としてホームページやブログに載せて書...
-
「いささか」の意味と例文と書き方
日本語で用いる文章表現には、非常に多くの種類のものがあり、同じ意味を示す言葉でも、使用するシーンや相手、また自分の立場や相手との親密度など、多くの要素によって使用される言葉を選ぶ必...
-
契約書の書き方~改ページ~
契約書は、契約の内容を詳細に記載し、問題が生じたときに遡って確認するためにも非常に重要な意味を持ちます。その為、出来るだけ詳細に、考えられる範囲でその内容に関し事細かに記載...
-
人物調書の書き方
1.人物調書とは 2.人物調書の書き方 3.性格を一言で表すときの注意点 4.性格の書き方の文例 人物調書と...

お得意様や取引先、またお客様などへの手紙やメールなどで、お引き立て、という言葉を使うことがあります。この言葉は、こちらもよく使われることが多い、ご愛顧、と同義語です。顧客の方に、相当額の利用をしていただいたり、長年の取引の実績がある場合には、伝統的な言葉でそう呼ぶということです。
ビジネス文書のなかにも
この言葉が出てくることがありますが、取引きした金額や利用された回数などという数に関係したものが客観的条件などには一切ないといいます。いつも利用してくれるお客様の、お引き立てやご愛顧に対しての感謝の気持ちを言葉にして書くことが一種のマナーになっているのです。
たとえば、平素は一方ならぬお引き立てに与り、厚く御礼を申し上げます、という風に書いておくと、感謝の気持ちが伝わりやすいですし、いつも利用してくれていることを理解しています、ありがたく思っています、と伝えることができます。
また、ご愛顧と同じような意味合いの言葉では贔屓などがあります。ですが、贔屓は丁寧語ではないですし、謙譲語でもないので、愛顧と書くようにしておくといいということです。
お引き立て、ご愛顧も同じような意味合いなので
その場にあわせて使い分けるといいです。年賀状の挨拶などの文章でも、目上の人には、旧年中は一方ならぬご厚情を賜り誠にありがとうございました、と書きますが、ビジネスとしてお客様に出す場合は、旧年中は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます、という風に、感謝の気持ちを書くことが大切です。
贔屓にしてくれてありがたい、いつも利用してくれて嬉しい、という気持ちを伝えるように書くことが大切です。文章の書き方ひとつで、その人が仕事相手に対してどのように考えているのか、というのがわかる場合もあります。なので、文章や言葉には気をつけておくことが大事なのです。
仕事相手に出す場合の目上、同僚などに対しても気をつけなければいけないです。下請けの会社などの場合、昨年はひとかたならぬお引き立てを賜り厚くお礼申し上げます、という風に助かっています、感謝しています、という気持ちを伝えておきます。
また、仕事をもらっている会社に出す場合は、昨年は弊社を御利用いただき御厚情のほどありがたくお礼申し上げます、という風に書くようにしておくと印象が少し違います。
言葉の選び方で
その人に対する印象というのは大きく変化するものです。なので、きちんと正しい言葉遣いで文章を書くことが大事になってくるのです。
ご高配、という言葉を使う場合もありますが、これは相手への配慮を考えた文章です。たとえば、平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます、という文章は常套句として覚えておくと便利です。
特別な配慮をしていただいて、という意味や、特に目をかけていただいて、という意味になります。お引き立てとは少し違う意味で使う場面が多いかもしれないです。
また、同じような意味を持った言葉には
援助、後援、ご支援、後ろ盾、お陰様という言葉があります。ですが、これは謙譲語ばかりではないので、使う場面も違う場合が多いです。なので、お引き立て、という言葉を使うほうが礼儀正しい文章になります。
お客様への文章で気をつけなければいけないのは、礼儀正しい言葉であること、また相手への配慮、そして感謝の気持ちを伝えるのにふさわしい言葉を選んでいることです。
文章の例えとしては
末永くご愛顧賜りますよう、お願い申し上げます、というものや、平素は、格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます、というものもあります。平素は、格別のお引き立てをいただき、ありがとうございます、という文章や、平素は格別のお引き立てにあずかり誠にありがとう御座います、という文章でもいいです。
いろいろな場面で使う言葉なので、その場にあった使い方をできるように、いくつか文章を考えておくという人もいます。末文に使う場合は、今後ともお引き立ての程をよろしくお願いいたします、これまで同様お引立てくださいますようお願い申し上げます、という書き方をしておくと相手への配慮と感謝している、という気持ちが伝わります。
文章の書き方はお客様へ出すものと同僚や上司へのもので、必ず違うように考えておくことです。言葉の使い方でその人への対応が違ってくるので、しっかりと覚えておくことが大切です。常套句をいくつか覚えておく、というのも便利です。意味は同じでも、使い方が違うだけで、文章のイメージを変えることができるのです。
言葉はその人の人柄や知識の深さをはかることができるものでもあります。なので、社会人としていろいろな場面で使うことができるようにいくつかの言葉をあらかじめ覚えておくといざというときに使いやすいです。
働いている人の言葉遣いで会社のイメージが決まることもあるといいます。なので、きちんと正しい言葉を選んで文章を考えるようにすることです。